ナビスコカップDグループ第6節(今シーズン52試合目生観戦)

Lasakongawa2004-07-25

すでにグループ一位通過を決めている東京は余裕しゃくしゃく。A代表および五輪代表に計6名が徴兵中、おまけにノリオと浅利がケガのため、代わりにでている若手選手がどれほどのパフォーマンスを示すかが個人的な見どころ。
対する柏はとにかく勝たなければ話にならないため必死・・・のわりにはサポーターが少ないな。

4時すぎに味スタ着、SOCIOゲートより入場し、いつものようにUブロックの後段ややホームよりに席を確保。わりと風があって思っていたほど暑くない。来る途中買い求めた大石英司の新刊を読みつつ(内容はいまいち)、ビールなんぞ飲んでいるうちにキックオフ。

東京は、DFが右から藤山、ジャーン、増嶋、金沢、MFはボランチに宮沢、梶山、右に栗沢、左に阿部、トップ下が馬場で、ルーカスがワントップ。GKはナビスコのレギュラー!塩田。サブに遠藤、前田、三浦、ケリー、戸田。

対する柏はGKが南、DFが中澤、永田、近藤、MFはボランチに大谷、明神、右に茂原、左に平山、トップ下に永井、FWにゼ・ホベルト、宇野沢の2トップ。控えには清水、渡辺、谷澤、増田、山下。

ちなみに主審柏原との発表に、もう皆ブーイングを通り越して笑っていた。しっかし、なんでこんなのばっかりよこすのかな。

序盤は東京がプレスからボールを奪い、宮沢と梶山の散らしから、馬場とルーカスのコンビネーション、右は栗澤を起点にして主導権を握り、阿部の左サイドからのクロスに馬場が飛び込んでヘッドなどよい時間帯。しかし、次第に柏のプレスが機能しはじめたため、東京が前線にボールが入れられなくなり、柏がリズムを作り始める。右サイドで茂原が永井のサポートを得てチャンスを作り始め、阿部と金沢がその対応で手一杯になっている隙をつき、大谷が上がってくる。これに対する東京ボランチのカバーが遅れ、ついには前半38分、大谷のミドルシュートがポストに当たってゴール、柏先制。

後半、柏は宇宙戦艦ホベルトに変え山下を投入。対する東京は7分に阿部にかえてケリー投入。ルーカスとのコンビネーションからチャンスをつくるも柏の守備陣を崩せない。その後、梶山と宮澤の両ボランチの足が止まってくると、再び主導権は柏に。ただし、柏もセカンドボールは拾えるものの、シュートまでもっていく形があいかわらず作れない。
東京は、後半25分に戸田を投入。後半36分にはその戸田が、栗澤のフィードにあわせ、いかにも彼らしい裏への抜け出しを見せループシュート、これを南がエリア外でハンドで止めてしまい一発退場。
ゴール裏は南コールで答える(笑)。
増嶋にかえ投入され右SBのポジションに入っていた前田がたびたび右サイドからいいクロスを入れていたが、後半43分に前田のクロスに反応したルーカスが倒され(スパサカで見るとクサイ演技)、PK ゲット。ルーカスがこれを決めて同点。
その後も東京は攻め続け、ルーカスがGKと交錯しながら放ったシュートがネットを揺らすもファールと判定されノーゴール(PKの埋め合わせかね?)。
結局、引き分けとなった。

東京の課題は、ケリーが入ったときのコンビネーションか。ルーカスとは細かいパス交換をしながらチャンスメイクを試みていたが、これに他の選手がからんでいくことが少なかったような気がする。また、阿部は左サイドでそこそこのチャンスメイクをしていたが、茂原&永井コンビに押し込まれていたせいもあり、ゴール前に入っていくような動きが少なく、持ち味を発揮しきれていないように見えた。

柏はチャンスがつくれるようになってきた。少なくとも連敗中のような玉田とゼホベルトの個人技頼みという部分からは脱しつつある。そこそこ機能していた山下のポストプレーに玉田がからんだらどうなるか。セカンドの柏戦@葉っぱは要注意かも。

ナビスコカップ、次回は準々決勝で9月4日、東京ホームで開催。相手はガンバ大阪