2005年J1第17節 FC東京 4 - 0 横浜Fマリノス(観戦47試合目)

日時:2005年7月17日19:00キックオフ
会場:味の素スタジアム
観衆:43104人
主審:吉田、副審:山口、下村、第4審:宮島
得点:今野(20分)、鈴木規(50分)、鈴木規(83分)、馬場(86分)
警告:山崎(3分)、田中(49分)、ルーカス(74分)


なんだか勝てるんじゃないかという気がしていた。たとえ相手が横浜でも。
その理由は、陳腐だが勢いの差だ。長いトンネルを抜け、ようやく光が差したチーム。しかし一つ間違えれば真っ暗闇に逆戻りという可能性もある。
希望を持ちつつも、緊張感を持って試合に臨むことができる東京。


対するマリノスはようやくメンバーがそろって(その矢先に奥がケガしたみたいですが)、反撃開始と人はいう。たしかに強いよ。でもね、なんだかサッカーをルーティンワークとしてやってるような印象をあたえるんだな、これが。なんというか、「今日も定時まではしっかり仕事しましょう」という感じで。
これじゃイケイケ部活サッカーに勝てませんぜ。


出がけに長澤まさみ様に願掛け。今日は「クロスファイア」を見た。どうも映画デビュー作らしく、チョイ役で出ております。矢田亜希子嬢も見られて一挙両得。


前売りの残席数を見て、相当混みそうだと予想し、5時すぎには飛田給に着いたのだが、駅前はもう人人人。みんな、そんなに花火が見たいのか。スタジアム入りすると、コンコースが恐ろしく蒸し暑い。売店の列に並んでいるだけで汗がしたたり落ちる。バックアッパーに出てみれば、ここは空気が循環するのか、意外に涼しかったのだけれど、ピッチはきっと蒸し風呂だろうな。そんなことを考えつつ、200円タンブラーを買ってモトを取ろうと奮闘しているうちに試合開始。


東京のスターティングメンバー。

     ルーカス
  戸田  栗澤  石川
   今野    梶山
 金沢 茂庭 ジャーン 加地
      土肥

控え:遠藤、浅利、三浦、鈴木規、馬場
選手交代:石川→鈴木規(23分)、栗澤→三浦(72分)、ルーカス→馬場(78分)
こちらは先週と変わらぬフォーメーション。


横浜のスターティングメンバー。

     山崎  大島
   山瀬      大橋
     上野   那須
 ドゥトラ 松田 中澤 田中
       榎本哲

控え:榎本達、中西、熊林、坂田、久保
選手交代:山崎→坂田(ハーフタイム)、那須→久保(58分)、大島→熊林(67分)
奥がケガで全治4週間。体調不良の坂田が控えにまわり、2トップは大島と山崎というあまり怖くない組み合わせ。完調なら怖い久保がベンチ入り。


蒸し風呂のような暑さの中、大汗をかいた姉ちゃんが持ってくるビールが飛ぶように売れる。アウェイ側スタンドでは床屋開業中、こっちはいつものユルネバ。加地100試合出場を祝って奥さんが花束贈呈。加地、ここは抱きしめてブチューしなきゃだめだ!愛情表現はできるうちにしておかないとなあ、そのうちなあ・・・(以下自粛)。

1分、東京:裏へ抜けた戸田がラインぎりぎりからクロス、クリアはCKに。栗澤のCKにルーカスが触るが、結局GKが押さえる。
2分、横浜:上野ミドルシュート、土肥キャッチ。
4分、東京:加地がフワリと裏に出したボールを石川がナイストラップ、そこからのクロスはファーの戸田へ、戸田が戻して金沢クロスをルーカスが受けるが、横浜DFに奪われる。
6分、横浜:東京ゴール前でのパス回し、山瀬のスルーパス那須がフリーで抜け出しシュートを放つが土肥がセーブ。CKから上野にヘディングシュートを打たれるが土肥がキャッチ。
8分、横浜:中盤まで上がってきた田中を梶山が倒し、右サイドゴールまで30mほどのところでFK。ドゥトラが蹴るがクリアされる。
9分、東京:奪ったボールを栗澤がドリブルで持ち上がりルーカスへ。ルーカスがワンタッチで裏へだしたボールに石川が走り込みクロスを入れるが中澤クリア。セカンドボールの競り合いを梶山が懐に収め、左へサイドチェンジ。戸田が受けてサイドをえぐってから中の栗澤にマイナスの折り返し。栗澤が持ってシュートコースを探すが横浜DFに阻止される。

序盤はジャブの撃ち合い。横浜は上野が要所要所に顔を出していい仕事をしている。しかし、ジャーン・茂庭が大島にポストプレーを許さず、クロス・FKもしっかりはじき返す。
東京はボールを奪ったらルーカスもしくは栗澤にあずけ、梶山も加わってのパス交換で相手の注意を引きつけてからサイドへ展開、突破を狙う。


10分すぎからは数分間、中盤でボールの奪い合いに終始する。東京はまず守備ありきで、スペースを埋めることを重視している。石川が突破しようとしたところに足を引っかけられ転倒。そのときに右足を痛めたらしく、一時ピッチ外へ。
コンディションが悪いのか、横浜の動きが鈍い。ドゥトラは引き気味でドーバーラップを手控えた加地の前にスペースを見いだせず、田中は、執拗に裏のスペースを狙う戸田を気にして上がれない。大橋は孤立し、山瀬に連携しようとする選手もいない。2トップは完全に押さえ込まれている。

18分、東京:ルーカスがクサビのボールをキープしてファウルを受け、FKゲット。栗澤のFKにセットプレーで上がってきたジャーンが頭で合わせるが横浜守備陣がCKに逃れる。右CKからクリアボールがピンボールのように敵味方の間を回るが、最後に梶山がシュート、誰かに当たって(山瀬?)榎本哲がはじき出し、再びCK。栗澤のCKにうまくマークを外して飛び込んできた今野が頭で合わせてゴール(20分)。東京先制。
23分、東京:足を痛めた石川が鈴木規に交代。規郎はそのまま右MFヘ入る。
24分、東京:梶山のミドルシュートを榎本哲がパンチングで防ぐ。こぼれ球を拾った栗澤のスルーパスに規郎が反応するが、追いつけず。
28分、東京:花火、試射開始。

今野が、うまく那須のマークを振り切って栗澤のニアへのボールに合わせた。
右足を痛めた石川が規郎に交代。規郎はさっそくスピードで右サイドを切り裂く(ドゥトラが対応に苦労していた)。

29分、東京:今野がボールを奪って右裏スペースへパス。受けた規郎がドリブルで持ち込んでシュート、榎本哲がニアでブロック、左CK。ここからファーに入ったジャーンのヘッドは枠へ行かず。
30分、東京:左サイド、ライン際のやや角度のない位置で得たFK、栗澤が蹴ろうとしたのにやる気満々の規郎が奪うw。リキ入れたFKはカベ直撃、CKになる。栗澤のCKからこぼれ球をルーカスがシュートするがオフサイド(シュートははずれ)。
36分、横浜:ドゥトラが自陣から長いドリブルでエリア付近まで持ち込んでスルーパス、しかし茂庭がカット。
40分、横浜:田中がミドルシュート、はずれ。
41分、東京: 栗澤のパスにフリーで抜け出した今野がシュートするも榎本哲キャッチ。

35分すぎからは横浜にボールを持たれていたが、集中を切らさずにしのぎきった。


つづく。