2007年J1第14節 アルビレックス新潟 3 - 1 ヴィッセル神戸(観戦11試合目)

日時:2007年6月9日(土)15:00キックオフ
会場:東北電力スタジアム
観衆:38667人
主審:フォルクアーツ
得点:レアンドロ(神戸、19分)、マルシオ リシャルデス(新潟、36分、53分)、エジミウソン(新潟、67分)
警告:柳川(神戸、35分)、マルシオ リシャルデス(新潟、58分)、内山(神戸、71分)、矢野(新潟、80分)
退場:なし

終わる事なき重労働中につき観戦記が書けません。チアタン写真にも反応する余裕がありません。でも、なんとか週1ペースで試合見てます。といっても、JFL北陸勢を見に行ったり、ドライブがてらに山形行ったり、東京でつまらない試合を見たりと、なぜか一度もビッグスワンへ行っていなかった。マンションの窓から毎朝見ているのにね。とうとう職場のアルビな人から「一回ぐらい行け!」と指令が出たので、行ってきました、ビッグスワン
これまでは南スタンドしか入ったことがなかったので、今回はバック2階に行ってきました。


ビジター席では味わえなかったスタジアムグルメを満喫しつつ(いか焼きが美味)、ビールをがぶ飲みしてキックオフを待つこと一時間。すっかりできあがったところで試合が始まった。


勝ち点20同士、おなじ4-4-2フォーメーションで始まった試合。最初から新潟が優勢。出足良くボールを奪い、スペースへのランニングとパスが連鎖して前へボールを運ぶという、首都圏のアホチームとは明らかに違う組み立てをみせる新潟。左サイドではSB坂本とMF松下のコンビ、右はSB内田のオーバーラップ、あるいはエジミウソンが流れてのチャンスメイク(右MFのリシャルデスは中へ入ってプレーする)から、次々とクロスを入れる。しかし精度がいまいちでシュートまで結びつかない。


右サイドのパクカンジョを中心に速攻をかける神戸のほうがゴールの匂いがするプレーをしていた。神戸の先制点は19分。レアンドロが右サイドからカットインし、外へ流れたパクカンジョにパス。パクからヒールのリターンを受けたレアンドロはさらにドリブルで切り込みながら、今度はトップに張る近藤にパス。近藤がCBを背負いながらワンタッチでレアンドロに返す。流れるようなパスワークで新潟守備陣のマークをはずしたレアンドロがゴール正面から決めた。


この後、しばらく神戸のペース。再び新潟に流れを引き寄せたのは矢野の体を張ったプレー。クサビを受けて反転、マークを受けつつも強引にボールを持ちだし柳川のファウルを誘う。FK位置はペナルティアーク右。絶好の位置からマルシオ リシャルデスが放ったFKがGK榎本(どっちの榎本だったっけ?)の手を弾いてゴールイン。36分、「いい時間帯w」に新潟が追いついた。


後半は新潟の流れ。ホームの大声援を受けながら逆転を狙う。まあ、地元の人に言わせれば、「最近みんな飽きてきた(爆)」そうで、一時期のような常時4万人越えということは無くなったが、それでも3万8千の力はなかなかだった。ほぼ一方的に攻める。
逆転は53分。坂本のクロスを矢野がファーで折り返し、中央のマルシオ リシャルデスが頭で押し込む。だめ押しはエジミウソン。67分、自身がドリブルで突っ掛けて左オープンスペースへパス。走り込んだ坂本がフリーでクロスを入れる。中央で矢野とエジミウソンが重なったが、触ったのはエジミウソン。ヘディングシュートが決まって、新潟の勝利を決定的なものとした。


神戸はチームとして機能していなかった。パクカンジョがひとり気を吐いていたが、それも前半だけ。ボランチボッティが積極的に攻め上がるが効果はいまいち、結局レアンドロと近藤の個人勝負頼りになっていた。なんといっても、左MFに入った大久保がほとんど機能していなかったのが痛かった。守備も甘い。不用意に与えたFKで同点にされ、左右に揺さぶられると簡単にマークがズレ、ゴール正面でシュートを許していては勝てない。とにかく、この日は全てがうまくいってなかったね。


新潟のほうは、持ち味を発揮した。惜しむらくは左MF松下のクロスが有効でなかったこと。坂本隊長のかゆいところに手が届くようなサポートを得て、前半から何本もクロスを上げていたのだが、シュートに結び付いたものはなかった。鈴木慎吾を押しのけて先発起用されているのだから、優秀な選手なのだろうけど、とにかくこの日はいまいち。その他は、やはり元千葉県勢、つまり坂本・矢野・永田が非常に効いていた。ベンチに入っていた寺川も含め、千葉県の選手って新潟に来ると出世するのね(坂本はもともといい選手だったけどね)。


ビックスワンは、陸上競技場にしては出色の見やすさだった。味スタも同じ4万人規模だけど、スタンドの傾斜があるので、スワンのほうが見やすいです。チアタンもいるし、アルビかよ!だけど、また来てみよう。
来週はアルビでも女子のほうを見に行くつもり。東京では中国からご帰国なさる予定の赤い人たちを歓迎する式典があるようですが、行けません。ごめんなさい。