2010年J1第32節 名古屋グランパス 0 - 1 FC東京


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前夜、急行「きたぐに」で新潟を出発。朝5:20に米原着(ちゃんと起きられた!)。
米原駅青空フリーパスを買おうとしたら、「ここはJR西日本の駅ですので東海さんのきっぷは・・・」ということで、新幹線の窓口に回ったら、まだ開いてないorz。普通列車用のきっぷが普通列車の始発に間に合うようには買えないわけだ・・・結局、関ヶ原駅まで行って買いましたorz。


その後、米原ー名古屋間の駅巡りをしながら豊田へ向かう。
豊田市駅に人が溢れていて、なかなか駅の外へ出られなかった。屋根が閉まった豊田スタジアムに集まったのは3万人オーバーの大観衆。トゥーリオが「集まれ〜」って言ったから来た・・・わけじゃなくて、半分はにわかだろw。


ゴール裏でわめいてたので観戦記もへったくれもないんだが、以下、感想。


名古屋は田中隼が出場停止、ダニルソンと金崎がケガで欠場。しかしながら、ケネディ・小川・玉田の3トップは強力だし、呼んでもいないのに田中闘さんもわざわざ出てくるしで、十分怖いメンバー。


しかし、特に前半は東京が押して、大黒の技ありシュートで先制し、その後は集中力を切らさずに守りきった。


名古屋のサッカーは変わっていた。
以前は対角線のサイドチェンジを多用していたのに、いつのまにかケネディにロングボールを当てるパターンが主体になっていた。サイドにボールを回しても、深くえぐるんじゃなくてアーリークロスケネディに入れてく場面が多かった。
ケネディはゴール正面にいるときよりも、ファーに流れてヘッドで折り返してくるプレーが怖い。ゾーンの4バックなので、ファーサイドでマークに付くのはサイドバック。つまり、むっくんや北斗がケネディと背比べをするわけだ(汗)。反則だよ、それ。
実際、米本が小川の枠内シュートをクリアした場面、ケネディが北斗に競り勝って落としたボールから決定機になっていた。


もう一つ怖かったのがトゥーリオロングフィードペナルティボックス近くに走り込む味方にどんぴしゃりで、3,4回はシュートチャンスに繋がっていたのでないかと思う。
トゥーリオのフィードと分かっていても止められないケネディがいたので、どこかで1回はやられる、2点取らなければ勝てないと思っていた。


それだけに、終盤にトゥーリオを前線に上げてきてくれて助かった。大砲を前にだしてもタマを込める人がいない。三都主を入れてクロスから電柱攻撃を狙ったんだろうが、サイドをあまり使わず、単純なロングボールが多かった。
東京守備陣は高さでは劣るものの、競り合うときにしっかり体をぶつける、セカンドボールにいち早く反応する、シュートを打たれそうになったら体を張る、の3点セットを最後まで貫いていたんで、なんとかなるんじゃないかと思った。


ま、リカルジーニョのミスを起点にorz、杉本がサイドを駆け上がってクロス、それに玉田が合わせたときはやられたと思ったけど、外してくれた。前節の湘南戦で運を使っちゃったのかな。


東京はよかったです。とくに前半は梶山が効いていた。ここ2試合ほど不調だったけど、ポジションを一つあげて守備の負担が減ったせいかな。キープ力が冴えてたし、パスもよく散らせていた。アンカーの吉村だけじゃどうしようもなくて、途中から中村直を下げてダブルボランチにしていたな。
大黒も裏を狙い続けるプレーが良く、立派に1トップをこなしていた。トゥーリオも増川も、高さはあるが後方に弱い。それから、あのシュートはうまいとしかいいようがない。ゴール裏からだとバーを越えて看板に当たったように見えてしまったけどw。
特に冴えていたのはリカルジーニョ。梶山とは変わり者同士、相性がいいのかな。前半の左サイドは彼のものだった。対面した竹内をチンチンにしていたね。それだけに、サイドのえぐりから一点欲しかった。


ボランチも前に行く米本、後ろをカバーする徳永とバランスが良かったし、ディフェンスラインも最後まで体を張った。ただし、森重・・・その場では実際、何があったのかよく見えなかったし、録画でもちょうど日の差し込むところで画面がハレーションを起こしていたので確認できず、競り合ったときに何があったのかよくわからんのだが、いつまでも釣男にまとわりつくんじゃない。誰か森重を止めろ。


釣男さんもねえ、森重の手かなんかが当たったのかもしれないけど、明らかに報復行為をしてたよね。退場にならなかっただけでめっけものだよ。


それから、権田は、実はあんまり見せ場がなかったな。それだけフィールドプレーヤーがよく守ったってことか。


とにかく、これで展望が見えてきた。神戸の結果にかかわらず、次節勝てば、事実上、残留できる。
味スタでは開幕以来勝ってないんで、ま、最後くらいしっかり締めましょ。