2011年 J2 プレビュー ギラヴァンツ北九州編


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J昇格元年の2010シーズン、JFLから持ち上がった選手が大半を占める平均年齢29歳のチームでチャレンジするが、わずか1勝しかできなかった。最終成績は1勝12分23敗、勝ち点15でぶっちぎりのJ2最下位。得点20失点65という結果。


ま、こういう成績のチーム相手に、どこかの青赤チームはいい試合をやっちゃいましたが。


今オフ、クラブを離れた選手は9名。左SBの日高、右SHのウェリントン、FWで2得点をあげた中嶋などが契約非継続になっている。天皇杯、最後のパワープレー時に出てきた巨漢タチコも退団。


対する新加入は10名。MF森村、MF橋村、DF福井をレンタルで加入させた。MF永畑、MF木村、MF安田晃といった、J1チームで出場機会を得られなかった若手を完全移籍で獲得。FW林祐正、DF宮本亨といったベテランの域に入る選手も加えている。


昨季のメンバー表を見ると、スタメンの平均年齢が30歳を越えることもあった。このままで持つわけはないので、とにかく若返りが急務。つーことで若者をかき集めましたが、まだ高齢者(失礼)も残っていて、今季の平均年齢は26.6歳。チーム再編も道半ば、といった状況か。


1月28日時点の所属選手数は27人。外国籍選手はなし(レオナルドは青森山田高出身なので枠外)。選手のプロ入り前の出身チームを見ると、社会人出身が3名(川鍋はJFL時代の栃木SC出身なので社会人にカウントした)。大卒は10名(高体連出身が8名、Jユース出身が2名)、高体連出が9名、Jユース出身が5名という内訳。


予想スタメンは以下。

GK:正GKは御年36歳の水原。時久に頑張ってほしいが、なにしろ年季商売だからな。

DF:CBは長野と川鍋のコンビ。バックアッパーは河端あたりか。右SBは重光。左SBは緑から来た福井かな。DFライン全般のバックアッパーは宮本。

MF:まずボランチ。佐野祐哉はガチとして、その相方を務めるのは誰か。去年はベテラン桑原(御年39歳)だったが、今年はさすがに(ry。森村が入るんじゃないかと期待。橋村あたりとの争いになるかもしれん。
攻撃的MFは、司令塔タイプ(ユース時代はそうだったよね?)の安田晃、プレースキックに持ち味がある木村、突貫型のルーキー多田、ベテランの関などの争い。

FW:チームトップスコアラー(7得点)の大島が軸。相方は昨季レギュラークラスだった池元になるのか、新加入の林になるのか、レオナルドあたりが入ってくるのか、良くわからん。


昨季の試合を見ていると、ベテランが多いせいか攻守にわたって組織的にプレーすることはできているが、個々のパワー不足は歴然。中盤での競り合いで劣勢に立ち、押し込まれて耐えきれず失点、という展開が多かった。
今季は、とくに中盤に若手のテクニックがある選手たちを集めたので、中盤の構成力という点では向上が期待できる。DFラインはJ2中位以下が相手ならまあまあ守れれんじゃね、という感じなので、あとはFW。中盤でもパワー不足だが前線はもっとパワー不足。いいボールが出てもDFとの競り合いに簡単に負けてシュートまで持っていけない場面が目立っただけに、どこまでがんばれるかで上の順位に行けるかどうかが決まる。


あ、監督はやっさんです。


ところで、本城の名物スタグルメはなんでしょう?

2011年 J2 プレビュー サガン鳥栖編


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2010シーズン、13勝12分11敗、勝ち点51、得点42失点41で9位。
シーズン開始時は「J1昇格」を口にしていたと思うが、戦績は一進一退だった。


鳥栖を生観戦したのはニッパツでの「岸野ダービー」だったが、鳥栖についてはあんまり印象が残ってない・・・・(ごめん)。


今シーズン限りでGM・監督として長年チームを支えた松本育男が退団。おまけに今オフも岸野の手・・・ばかりではなく、J2クラブの魔手が伸びた。


退団は12名。主なところではCB飯尾が横浜FCに移籍。MF衛藤も徳島に引き抜かれた。SBをやってる日高は札幌へ。MF下地は海外移籍を目指して退団した。このほか、FW萬代が草津へレンタル移籍した。


対する新加入は10名。広島からMF岡本を、甲府からMF國吉を、それぞれレンタルで加入させた。さらに、徳島の米田や富山の金明輝という経験のある選手を獲得したが、栃木や徳島に比べれば小粒な補強という印象がある。実際のところ、最大の補強は昨季13得点をたたき出した豊田のレンタル延長に成功したことだろう。


現時点(1月30日)での選手数は23名。いまのところJ2最少である。外国籍選手は韓国人2人。日本人のうち、社会人出身が2名(室がかりゆし、早坂がHonda FC出身)。大卒は7名(立命館大出の永田が京都ユース出身、残り6名は高体連)、高体連出身が6名、Jユース出身者も6名(守田が鳥栖ユース出身)。


監督にはヘッドコーチだった尹晶煥が就任。予想スタメンは以下。


GK:正GKは赤星と室の争い。赤星が有力だとは思うが(スカパー見ての印象だけど)。第3GKはルーキー奥田。

DF:CBは呂成海と木谷のコンビ。実は移籍した飯尾は15試合出場に留まり、昨季のレギュラーとはいえなかったのよ。右SBは丹羽もしくは田中輝。日高が移籍してしまった左SBに礒崎。このあたりは昨季もやってたメンバーなので大きな破綻はないと思う。金明輝や浦田がバックアッパー。

MFボランチには、藤田直之と新加入の岡本を起用してくるかな。岡本は、ユースの後輩達に押されて広島では出場機会に恵まれなかったが、J2なら十分通用する選手だと思う。ボランチのバックアップは新加入の米田と永田。丹羽をボランチに回す手もある。このポジションから衛藤が抜けたが、手駒はある。
攻撃的MFは金民友、早坂、山瀬幸あたりの中からスタメンを選ぶのかな。新加入の國吉は、一昨年の甲府スーパーサブとして活躍した選手。昨季はFW陣があまりにも分厚くなったため出場機会が少なくなったが、中盤からタイミング良くバイタルに入ってきて仕事ができるので、FWが少ないチームでは重要な交代オプションになり得る。

FW:FW登録は3名だけ。レンタル延長でチームに残った豊田が主軸になる。相方は実績からみて池田圭だが、新加入の野田にも即戦力として活躍してもらわないと・・・


こうしてみると、岸野の魔手とか言いつつも、主軸となるメンバーはしっかり残ってます。J2中位クラスの地力はある。ただ、昇格戦線に絡めるかというと、層の薄さゆえ難しいと思うが。豊田のフル稼働&大爆発が必要だな。

2011年01月29日のツイート