FC東京 0-0 ASローマ(観戦57試合目)

本来、花試合は見ない主義なのだが、週に一度、ユルネバを歌わないとジンマシンが出るという特異体質ゆえ、前回のナビスコからすでに2週間がたっており禁断症状でまくりの身としては、蜜にむらがる蟻のような感じで味スタに吸い寄せられてしまった。

飛田給駅では改札を出る前から人が詰まっており、これはすごい入りなのかと思ったが、味スタに着いてみれば上層スタンドは結構すいていた。しかし、メインスタンドがぎっしり埋まっているのはさすがにローマ様のご威光か。


キーパー練習が始まり土肥ちゃん登場。よかった。無事に生きて帰ってきたんだ・・・。ところで出る気なのか。どうもそうらしい。で、加持はもしかして?と思ったらちゃんと挨拶に出てきてくれて無事をアピールしてました。さすがに今日はお休みです。お疲れ!(俊輔はファミリーマート横浜コンサートに出演したらしい。これでケガなんかしてたら2度と買ってやらんぞ)。


東京はレギュラークラス5人欠席で1軍半メンバー。よって若手&尻に火がついている中堅クラス(戸田とか)の奮闘に期待。
対するローマはブーイングがしにくいほどの2軍メンバーで、一番ウケたのは「シモネッタ」選手の紹介のときだった。「ガセネッタ&シモネッタ」って本を読んだことがあっけど本当にいたのね。トッティはケガのため欠席とのことで、ビデオでお詫びのメッセージを流していたが、すかさずゴール裏が「ニセ王子」コール(ワラタ)。

東京のフォーメーションは、
     土肥
前田-ジャーン-藤山-金沢
   三浦 - 梶山
戸田 - ケリー - 馬場
    ルーカス
という感じ。
試合はメモも取らずに飲んだくれていたので印象のみ。

  • ひさびさのユルネバ。エカッター。
  • 花試合でも冴え渡るゴール裏。「ローマだけには負けられない」ローマ選手にファウルが目立ってくると「ローマくそくらえ」。とどめが「首都トーキョー」「世界の中心」(笑)。「すべての道はローマへ」ってやつへの当てつけですね。
  • 全体にまったりした展開。とくにローマは動きが鈍く、東京にボールを支配され、何度も決定機をつくられる。もっとも最終局面でのディフェンスラインの堅さはさすが。
  • 東京はコンディションもよく、積極的にいつもの攻撃サッカーを展開。もはやお家芸のサイド攻撃はここでも威力を発揮。右サイドでも戸田がいつものようにパワフルな飛び出しを見せ、シュートをはずす(涙)。前半、左サイドからのクロスに右大外から飛び込んでシュートを放ったシーンは本当に惜しかった。前田も積極的な攻撃参加を見せていたが、後半は自分の裏に入り込む選手に対応できず、決定機をつくられてしまうシーンがあった。
  • ルーカス加入後、顕著な傾向だが、主にケリーやユータとトリッキーなプレーで中央突破を狙うのが目立つ。で、いつも失敗する。なんとかならんものかな。もっともこのプレーでDFを中央に集めているからサイド攻撃が生きる、という見方をすることもできるのだが。
  • 後半にはいって若手が続々登場。近藤、増島(なんとボランチだ)、阿部、そして小林。オールドファンは大興奮。私は本格的に東京を見始めたのがJ2時代からなので、彼のJFL新人王シーズンの記憶がほとんどないのが悔しい。コバはセットプレーではいいボールを蹴ってたものの、流れのなかではあまり目立つプレーがなかったのが残念。
  • 阿部は大活躍。左サイドからいい感じのクロスを上げていた。ゴール前の混戦で泥臭くゴールを狙うシーンも見られた。
  • セットプレーはなかなかトリッキーな感じ。コバと阿部がどちらが蹴るか口論しているフリ?をして、阿部がスルーしゴール正面に回り込み、コバのショートコーナーをシュート、惜しくも外れる。ゴール正面、距離のあるところでジャーンがやる気満々でスルー(笑)、その後ろから誰か(酔っぱらっていたのでよくわからん)がシュート、右ポストに嫌われる。


ほかにもルーカスのヘッドがバーを叩くなど、惜しいチャンスはあった。結局はローマ最終ラインに守り倒されてしまったという感じ。でも、おそらく8月中はゲームに出られないであろうオリンピック代表メンバーの代わりとなる若手主体のメンバーでここまでやれることがわかって東京サポーター的には満足のいく試合だった。もっとも、ロマニスタの皆さんは消化不良だったかもしれない。
最後に梶山。今日は渋いプレーが光ってました。