横河武蔵野2-1ソニー仙台(観戦56試合目)

夢の島までサイクリング。左近川沿岸(^^;)からは20分ほどである。
5時半ごろ現着。すでに雲行きがあやしくなっていて、スタッフがテントを組み立て、ベンチを覆っている。案の定、6時のキックオフ直後から夕立となり、前半の間、降り続いた。
横河は3-5-2、ソニー仙台は4-4-2のフォーメーションでスタート。
特筆すべきは主審。なんと黒いファンタジスタこと恩氏。キター!


立ち上がり、ソニーは横河3バックのサイドのスペースをロングボールで突いてくる。対する横河は高い位置からパスカットを試み、そのまま攻撃に移っていく形を狙っている。


先制点は9分、ソニー仙台が左コーナーのこぼれ球を拾って再度左からクロス、横河DF陣のマークが甘くなっていたところにソニー右SBの選手がヘッドでゴール。
もっとも、これ以降は横河のプレスが機能して主導権を握る。25分にはFK後の混戦から29番DF片山が同点弾。続いて27分にはアーリークロスソニーDFの間をすり抜け、これに横河32番FW小林が触ってゴール、逆転。いずれもきっかけとなったクロスボールは7番金戴東が放ったものだった。


しかし後半は次第にソニー仙台のほうが出足がよくなりしだいに主導権を握り始める。19分にはSBを下げ3バックにして中盤を厚くして攻勢に出る。この交代が功を奏し、ソニーが中盤でボールをつなげるようになる。これに対し横河は金戴東を左SBに下げて4バックとするがソニーの攻勢は止まらず、逆に横河はボランチの運動量が落ちたこと、金戴東が下がったことによってほとんど攻撃にからめなくなったせいもあり、カウンター以外の攻め手が無くなってくる。完全にゲームの流れをつかんだソニーがクロスボールに合わせてFWあるいは中盤2列目の選手がゴール前に飛び込み、決定機を作るも決めきれず。横河も前がかりになったソニーの裏を突き、カウンターで再三いい形をつくるがこちらも決めきれず。そのままタイムアップとなった。


印象に残ったのは横河の金戴東。フィジカルを生かした突破と左足からの鋭いクロスは迫力がある。後半は押され気味だったせいもあり、攻撃参加が見られなかったのが残念だった。
恩氏は、判定そのものは普通のレベルだったように思うが、まだ後半の早い時間帯なのに遅延行為でカードを出したりと、神経質な一面が目立った。ホームに不利なジャッジがあるたびに、
「恩氏、いつまでたってもJリーグに戻れないぞ!」とやじられていた。前科持ちはつらい。


夕立のあとは風が涼しく、ビールがうまい。両チームの健闘でいい試合だった。


それから横河のゴール裏が静かだと思ったら、どうやら北京へ出張中らしい。
がんばれや。それから生きてかえってきてくれ。


9時開始のアジアカップ決勝に間に合うよう、チャリンコを飛ばす。荒川河口橋の上から江戸川の花火が見えた。