高円宮杯U-15選手権大会 準々決勝第2試合 FC東京深川 2 - 0 FC前橋
さてさて、第2試合が始まるころになると、わらわらと青赤な人たちが集まってくる。
出場選手たちはテントの中でお着替え。出場しない子達はバックスタンドに集結。本物ユニホームに着替え、サンタ帽をかぶって戦闘準備完了。大人の方々がいそいそと横断幕を広げている途中で試合開始。
東京深川のスタメン。
9嶋田 19山村
10大竹 24山崎
8小檜 15宮坂(c)
13金子 21須藤 4平山 2田中
1田端
嶋田が長身のポストプレイヤー。小檜は攻撃時にチョロチョロと前へ(ちっこい)。宮坂はがっちり柔道家タイプで中盤の底を担う。サイド攻撃を基調としたチーム。
前橋のスタメン。
9高橋 15村岡
7堀越 9高橋
10富田 6青木
3牧 5乾 2立見 4笛田
1松本
両チームとも元気が良い。前の試合に比べるとはるかに声が出ている。
個の力に勝る東京が押し気味に試合を進め、これを前橋FCが運動量を惜しまない執拗なマークで受け止め、反撃の機会をうかがう、という展開になった。
東京の攻撃はいわゆるひとつのダイレクトプレイというやつで、早いタイミングでFWに当ててくる(ポストなら19番、裏ねらいなら9番がターゲット)場合と、もはやお家芸と化したサイド攻撃を仕掛ける場合に大別される。右MF24番はスピードがあり、左MF10番はテクニシャンタイプ、これに両SBが機を見てオーバーラップし、クロスを上げる。中盤では柔道家のようながっちりした体格の15番が下がり気味のポジション取りで、DFライン前の防波堤と捌き役を担い、チビッコ8番がチョロチョロドリブルで前進し、攻撃に絡む。
つづく