第53回インカレ 決勝戦 駒澤大学 5 - 2 立命館大学(観戦128試合目)

工事中でっすう

勝負は10分で決した。


26分、赤嶺のクロスから中嶋のヘディングシュートで先制。29分、鈴木亮平ミドルシュート。33分、赤嶺が3点目。そして36分、ゴール前のこぼれ球を拾った小林亮が角度の無いところから強引に押し込んで4点目。


10分間で4点。


立命館にとって、それはあまりにも重い点差だった。


雪予報は外れたが、代わりに雨ときどき暴風雨の国立。キックオフ20分前に大深度地下に到着。人が少ないのをいいことにエレベータを使って地表にでると・・・千駄ヶ谷門は人人人なのであった(目を疑ったよ)。


チケットボックスにて天皇杯準決勝でもらった招待チケットを引き替えてゲートに向かうとこんどは列列列・・・。いったい何を血迷ったのか、手荷物検査なんぞをやっているのであった。あのねー、スタジアムにご禁制品を持ち込むなんて、一部Jチームの、それも過激派だけですよー。インカレ決勝で誰が暴れるっちゅーねん。だいたい検査っていったってあんなおざなりな形式だけじゃねーか。


と、主催者の(あるいは国立の)石頭ぶりに腹を立てつつ何とかメインスタンド入り口にたどり着くともうFIFAマーチが聞こえる。焦ってスタンドに入るとまた人人人・・・。屋根のある部分はすでに席が埋まっていた。ならオーロラビジョンの下、と思ったらゴール裏は閉鎖中。なんとかメイン最上段の手すりに取り付いて周りを見回すと、逆側のメインスタンドは無人なのに気付く。いったい何だと思ったら工事中orz・・・なのであった(モウ、タチナオレナイ・・・)。
工事中で無ければ8割方は屋根の下に入れたぐらいの入場者数だったと思う。
メイン最上段は風が吹きすさんでいるが、雪の西が丘や年末年始の寒さに慣れた身にはまだ許容範囲内である。


気を取り直して両チームのフォーメーションをチェックする。


まず駒澤のスタメン。

    9赤嶺   11原
      7鈴木亮
  8中嶋        10関
       6中後
13筑城 5鈴木祐 2桑原 4小林亮
       21太

負傷が癒えたディフェンスリーダー鈴木祐が戦列復帰。準決勝では中盤の底で奮闘していた12菊池は、退場処分のため出場停止。したがっていつものように中後がボランチの位置へ。同じく準決で活躍した中嶋(右MF)&鈴木亮(左MF)のサイドMFコンビだが、今日は中嶋が左へ、鈴木亮はトップ下に位置する。正確な右足キックを持つ関が右MFをつとめる。


次に立命館のスタメン。

   11石田  29藤田
      14関
 33高橋      40山崎
       8西
27西村 19水谷 3阪田 2李
       1大塚

これは準決勝と同じ顔ぶれ。関を中心とする攻撃陣のパスワークは関東リーグと比べても一級品。問題はなにかと失点が多いDFライン。中盤の底に位置する西(弟)がうまく攻撃の芽を摘んで、DFの負担を減らせるかどうかがポイント。


主審は松尾さん。天皇杯と高校選手権でファンタジスタを使い果たしたためか、今日は地味な人選である。


つづく。