バレーボールV1リーグ江戸川大会(第1日) FC東京 3 - 0 警視庁

きっかけはオフィシャルの大本営告知。「SOCIOのみなさんへ」ってなんじゃろな、この前はナビスコ決勝チケットの優先販売だったけど、こんどは石垣島へ抽選無料ご招待かなんかかな、と思ってクリックしたらバレーボールのお知らせ。府中と江戸川の大会で通常木戸銭2000円也のところSOCIOはなんと500円!。いつも行ってる江戸川区スポーツセンター近隣(歩いて10分)のSOCIOとしてこれは行かねば、といつものように1時間泳いでさっぱりしてからプールのにおいがぷんぷんと漂う正面玄関のFC東京ブースでチケットを購入した。


玄関前ではイケイケバレーボール班?の皆様がなにやら仕込みをしている様子。15:30開始予定だったので30分前に会場入りしたのだが、第1試合(豊田工機vsトヨタ自動車)がフルセットにもつれ込み、結局、16時半ごろからFC東京対警視庁の試合が始まった。


江戸川区スポーツセンターは大小の体育館に加えてトレーニングルーム、柔道場、板張りの武道場、卓球場、みんなのスポーツルームなる多目的スペース、それにいつもお世話になっている屋内プール、各種会議室に加えてレストランまである結構立派な施設である。会場となった大体育館は3階部分に相当し、コートが4面ぐらい取れる広さ。今日は仮にも全国リーグの公式戦なので、コート1面+その左右にパイプ椅子を数列並べてコートサイド席となった。コートを取り巻く2階観覧席(4階部分)は椅子が合計400席ぐらい。通路部分はランニングコースをかねているらしいが結構狭いので走っても大丈夫なのかな。ちなみに西葛西駅から歩いて6、7分である。


最初に試合を見た印象は「コートちぃっちゃい」。やっぱり190cmオーバーの大男が集まっていると非常に狭く感じる。やっとここで中学時代バレー部だったことに気づく(遅すぎます)。当時とはルールがだいぶ変わってしまっていて、ラリーポイント制になってどんどん点が入るし、1セット25点制だし、サーブはどこから打ってもいいし、だいたいサーブがネットにかかってもOKなのである。もう違和感ありまくり。うーん、なんかずいぶんとせわしないスポーツになってしまった。あの、サーブ権を持っていないと点が入らない、もどかしいような、相撲で言えば徳俵の攻防というのか、ああいう粘りの勝負、あるいはどうやって流れを捕まえて点をとるのか、というのがこのスポーツの持ち味だったと思うのだが。個人的には、意味のあるルール変更は身長の低い選手にも試合出場のチャンスを与えたリベロの導入ぐらいだと思う。

バレーボールのヒエラルキーVリーグ(8チーム)→V1リーグ(8チーム)→地域リーグ(東西2つ)となっていて、FC東京バレーボールチームは2番目のV1リーグに所属する。V1リーグの1・2位が、Vリーグの8・7位とそれぞれ入れ替え戦(2試合、ホーム&アウェイ?)を行い、通算成績で勝ると昇格できる仕組み。FC東京は2年連続で入れ替え戦に出場し涙をのんでいるらしい。V1リーグFC東京東京ヴェルディ(うみゅ、ここにも緑が・・・)・警視庁の東京勢、トヨタ自動車豊田工機大同特殊鋼の愛知勢、大阪のTOYO TIRES、加えて大分の三好循環器科EKGなる謎のチーム(失礼)からなる。で、成績はというと警視庁が首位、東京は3勝3敗で中位グループだったらしい。
(そういえば先週のエルゴラでバレーボール東京ダービーが特集されてたっけ)

というわけで首位相手の試合だったが、セットカウントは3-0で東京の圧勝だった。第1・第2セットはそれぞれ25-23と接戦だったが、東京はサイドアタッカーの攻撃力に物を言わせてねじ伏せた。とくに2番のライトアタッカー高橋が長身を生かしたパワフルなスパイクで警視庁を圧倒していた。ほんと、打てば決まる、という感じだった。2セット先取されて警視庁の集中力が切れたのか、第3セットは楽勝だった。


警視庁は2位の東京ヴェルディにも3-0で負けているので、「強きを助け、弱きをくじく」チームらしいw。でも、しっかり後援会組織があったりして結構本格的な感じである。会場には警視庁マスコットも登場し、音響アンプなんかも持ちこんで警視庁の得点時には効果音を流し、気合い十分。惜しむらくは横断幕が真面目な物ばかりだったこと。ここはやっぱり墨東署婦警さんコンビで「逮捕しちゃうぞ」でしょうw。


んで、われらが東京サポーターなのだが、ネタ芸ならこっちが上よ(笑)。まずは「俺たちのEDOGAWA」バナーで気合いを入れ(こころのふるさとだもんね)、ユルネバを一発かまして戦闘開始。で、なぜかスーツ姿が目立つなと思ったら・・・。第2セット開始時におもむろにコートサイド席最前列に出現した謎のダークスーツ8人組。背筋を伸ばして着席。得点が入るたびにロボットの様な動作で一斉に立ち上がり、妙な手拍子をしてからまた着席をくりかえす。こっちの客席は大笑いである。選手たちもコートチェンジの時に笑っていた。隣の一般客は迷惑そうだったが。


次に仮装軍団が登場する。まず囚人(足に鎖で鉄球付き)プラス泥棒(ほっかむりに唐草模様のふろしき)。どうも最初からコートサイドにいたらしいのだが、第3セットが始まる時に気が付いた。そして女子高生(もちろん男)+マスクをしバットを持った謎の男。これが実は痴漢だったw。よりによって審判の真後ろでバットでスカートめくり。それを見た客席から「お巡りさーん、痴漢ですよー!捕まえてー!」と声が飛ぶ。こっちの客席は再び爆笑。警視庁は・・・引いていたみたい(笑)。警視庁があっさり第3セットを落としたのは、このパフォーマンスにあきれかえったからかもしれない。


私のほうは、いつもの習性でメモ帳を持っていったが、バレーボールのスコア表記法を忘れてしまい、結局役立たずだった。