関東大学リーグ1部 第11節 東京農業大学 1 - 2 日本大学(観戦26試合目)
日時:2005年6月3日16:30キックオフ 会場:江戸川区競技場 観衆:? 主審:誰でしょう? 得点:照沼(日大:6分、28分)、鴨志田(農大:48分) 警告:照沼(日大:43分)、水島(日大:50分)、村上(日大:89分)
会社を休んだ不良サラリーマン、江戸川に出現。
農大スタメン。
40鴨志田 16奥村 10高橋 44番 7石川(c) 6古橋 5成岡 3剣持 4太田 2川口 31藤井
選手交代:16奥村→45柳沢(HT)、44番→14斎藤(HT)、40鴨志田→18浅田(82分)
選手名が正確かどうか、ちょっと不安。
4-4-2なんだけど、ボランチ石川(東京U-18出身)が、前目の位置で攻撃参加する。
農大は得点9・失点18だが、筑波に7失点・駒澤に3失点と強豪相手に大量失点した以外は粘り強く戦い、前節終了時で6位につけている(3勝3敗4分)。亜大・日大と並んで1部最低の9得点と、得点力不足に泣いている。
日大スタメン。
22照沼 33番 10稲田 7飯田 16宮下 18荒牧 28高塚 4塩田 19黒木 2岡本 1山本
選手交代:28高塚→38水島(HT)、16宮下→5村上(63分)、10稲田→14大場(77分)
選手名や交代時期は、こっちもちょっと不安。
日大は勝ち点5(1勝7敗2分)で現在ダントツ最下位。失点の多さに泣いている。
試合は、下位チーム同士の戦いによくある中盤でのつぶし合いになった。テクニック<プレスという関係、つまりみんなまじめに走ってプレスをかけるのだが、ボールを奪っても一部の選手を除けばプレスをかわして展開するテクニックに乏しいので、必然的に潰し合いになってしまうのだ。
その中でも、長身ポストプレーヤー照沼と、テクニシャン稲田のところで曲がりなりにもボールが落ち着く日大が、やや優勢で試合を進めた。
6分、照沼が右クロスを農大DFに競り勝ってヘディングするが、ボールは弱い山なりのシュートになってしまう。しかし、これがちょうど農大GK藤井の頭上を抜くループシュートになり、日大が幸運な先制点を上げる。キーパー藤井が少し前に出すぎていたかな。
これをきっかけに、比較的堅いはずの農大DF陣がおかしくなり、連携がおかしくなる。GK藤井もミスによる失点に動揺したかプレーが不安定になる。
そして28分、稲田がラインの裏へ浮かせたボールに照沼が走り込み、対応する剣持のマークが甘い隙を突いて豪快に蹴りこみ、日大が追加点をあげた。
前半の農大は、いつもの「なんだかよくわかんないけど、いっちょやったるか〜」みたいな積極的なプレーが陰をひそめ、シュート3本に押さえ込まれた。最大のチャンスは、32分。日大DFのミスから鴨志田がフリーでシュートを打ったが、枠を捉えられなかった。
後半は農大が息を吹き返した。ハーフタイムに投入されたポストプレーヤー柳沢(コールは「やな〜ぎさ〜わ〜」w)がクサビを受け、反転して突破を仕掛け、日大DFにプレッシャーをかけ、と体の強さを生かしたプレーを見せる。これをきっかけに農大の動きが良くなり、48分、柳沢の右クロスを同じくハーフタイム投入の斎藤がスルーパス、これに反応よく鴨志田が裏に抜け、フリーでシュートを決めた。
一方の日大はこのチーム最大の悪癖(と思ってます)である淡泊さが出て、前半の勢いはどこへやら、中盤でボールを失っては攻め込まれるパターンの繰り返しで、プレッシャーを受けたDF陣のミスが多くなる。
しかし農大のほうもイケイケだがミスが多く、柳沢は素晴らしい突破の後のどっかんクロス、鴨志田もフリーで抜け出したのに勝手にトラップミスしてチャンスを生かせない(江戸川のピッチが悪いせいもあるのだが)。
そんなこんなで、試合はしだいに膠着状態におちいり、最後は日大がしっかり時間稼ぎをしてタイムアップ。
ところで、通路を隔てたすぐ横のベンチに「きょーかぶちょう」とその手下?2名が座り、選手の品定めをしていた。「きょーかぶちょう」は、次に誰を誘拐するか考えている模様だ。さすがプロの人さらい、頼もしい限りである。試合中に席を立って、私の後ろを行ったり来たりするものだから、ひょっとして誘拐されちゃうのかと少し緊張した。