ナビスコカップCグループ第6節 ジェフユナイテッド市原・千葉 3 - 2 FC東京(観戦32試合目)

日時:2005年6月11日16:00キックオフ
会場:市原臨海競技場
観客:6539人(東京サポ2000人、犬サポ3500人、小学生1000人)
主審:西村、副審:山崎、前之園、第4審:五十川
得点:今野(21分)、戸田(34分)、羽生(49分)、ポペスク(60分)、ポペスク(62分)
警告:佐藤勇人(7分)、結城(38分)、ストヤノフ(42分)、阿部(47分)
   戸田(77分)、馬場(84分)


ジェフのスタメン

     巻    林
      ポペスク
 坂本           羽生
     阿部   佐藤
   斎藤 ストヤノフ 結城
       立石

SUB:岡本、山岸、滝澤、楽山、高橋
選手交代:林→高橋(70分)、ポペスク→楽山(72分)、羽生→山岸(75分)


東京のスタメン

    戸田  近藤
  栗澤       石川
    宮沢  今野
 金沢 茂庭 ジャーン 藤田
      塩田

SUB:遠藤、迫井、三浦、馬場、赤嶺
選手交代:近藤→赤嶺(60分)、栗澤→馬場(69分)、宮沢→三浦(76分)


台風崩れの雲に覆われ、風が強い市原臨海競技場
東京は、自力での2次トーナメント進出が無くなっているため、気になる他会場の試合結果をチェックしながらの臨海行きとなったが・・・・「新潟 3 - 0 浦和」orz....。「大宮 3 - 0 神戸」orz。
東京の競争相手は他グループの2位チーム。新潟にも大宮にも負けてほしかったのだが・・・浦和ってこんなにいい人だったっけ(と思ったら、アルパイが開始十数分で退場していた。せっかちな人だ)。
これで、新潟も大宮も勝ち点で東京を上回り、残り2グループで勝ち点8を上回るチームが出ないことを祈るしかない状況になっていた。


とにかく、目の前の千葉に勝たなければ話にならないのだが・・・なんでしょうね、あれ。
前半は、どうにもエンジンがかからない千葉を圧倒し、石川CKから今野のボレーで先制、次は戸田がDFとの競り合いに勝って2点目をあっさりゲットする。
前半の千葉は、もうメタメタ。去年の臨海での規郎ショーのときよりもひどい出来で、千葉の生命線であるカウンター時の速さと枚数の多さが全く見えない。いつもなら、ゴール前に4人、5人と殺到してくるのに、今日はFWとポペスクだけ、それもFWの一枚はサイドに開いていて(林が左サイドに流れていたような)シュートを打てる場所にいない、というていたらく。守備時のマーキングも甘く、こりゃ予選突破ほぼ決定でモチベーションがないのかな、と思ってしまった。
東京ゴール裏は「5点とれ!」「あと3点」と大騒ぎ。幻のゴールに幻のワッショイなんかやっちゃったりして、半ばやけくそながらお祭り状態。


しかし、ハーフタイムに速報を見ると、「C大阪 2 - 0 鹿島」・・・・。D組2位のセレッソが勝ち点10になり、勝っても勝ち点8の東京はおよばず、この時点でグループリーグ敗退決定。


どのみち、千葉はいつものように後半巻き返してくるだろうし(千葉の選手はアドレナリン体内合成のスイッチがあるらしい?)、セレッソの結果を知っちゃったら東京はモチベーション半減だろうし(知らなかったそうですが)、このままではいかないだろう、と思っていたけどあそこまでひどいとは・・・


後半は、前半の鏡のようだった。
前半のシュート数:東京8、千葉2
後半のシュート数:東京2、千葉13
(いずれも手元集計)

千葉が絶好調、東京はあたふた。東京がリズムを崩した一因には、東京側から千葉側に強く吹き付ける風のせいもあるだろうが、やや不運な失点から崩れ、それが止まらなかった。


たしかに、ポペスクは前半からいやなところに顔を出していたけど、あれだけフリーにしちゃったらねえ。
こんな状態で投入された赤嶺はちょっとかわいそうで、しっかりボールに競りに行っていたが、さすがにプロのDF相手では勝つまでいかなかった。駒澤では、シュート数が少ない(常に対戦相手の最強DFにマークされる)ながらも決定力は見せていたので、ワンチャンスあればあるいは、と期待していたのだが。


しっかし、千葉の攻撃、ありゃなんだろ。DFの斎藤と結城の二人だけで攻めていった場面もあったぞ。
貧者のトータルフットボールともいうべき千葉のサッカーについては、サッカー批評の最新号に西部さんがわかりやすい記事を書いている。


結局、東京は後半いいところなく、敗北。グループ最下位のおまけつきでナビスコカップが終わった。
私は、選手が挨拶に来たときも、どういう顔をしていいのかわからず、ただ座っていた。
まあ、次に同じことやったら、ブーイングだな、ブーイング。


ところで、この試合、千葉は地元小学生を大量動員していて、向こうのゴール裏は中心部以外全部小学生。他のチームじゃまずありえない、シュールな光景だった。