2005年J1第16節 清水エスパルス 0 - 1 FC東京(観戦45試合目)

日時:2005年7月13日19:04キックオフ
会場:日本平スタジアム
観衆:10739人
主審:奥谷、副審:唐木田、田尻、第4審:大西
得点:ルーカス(62分)
警告:チョジェジン(52分)


去年の勝負アイテムは、新撰組コラボレーションの『誠』Tシャツだった。初めてカシマで勝ったときも、ホームで浦和に完封勝利したときも、東京ダービーのときも、そしてあのナビスコ決勝のときも、あのTシャツを身につけていた(ナビスコ決勝以来、一度も着ていない)。


今年の幸運グッズを捜して、これまでスタジアムにいろいろな物をとっかえひっかえ持って行き、そのたびに裏切られた。でも、ついに見つかった。グッズじゃない。幸運の女神がいたんだ。
長澤コーチのご親戚さまだ。

あの、勝ち組になったビッグアイへいく道中、バスの中吊り広告の中で彼女は微笑んでいた(税務署のポスター)。
U18が全国大会出場を決めた大宮サッカー場への道でも、彼女がいた(なんのポスターだったかは失念)。
そして今日、日本平に行く途中、御殿場線でも(なんでそんなのに乗っていたのかは秘密だ)、岳南鉄道でも(なんでここにいたのかも秘密だ)、東海道線でも、そして清水の駅前でも、静岡は彼女のポスターだらけだった。
なんと、静岡県知事選挙(7月23日投票)の告知ポスターで「選挙にGO!」と言っているのだ(静岡のみなさん、ちゃんと投票に行きましょう!)。

このポスターを見たとき、ひょっとしたらと思った。ただし、緑のシャツを着ていたのがちょっと微妙だったのだが・・・。でも、この結果だ!


偶然も、三度続けば、それは偶然ではなくなる。いいですか、みなさん。まさみ嬢ですよ。
これからは、スタジアムに行く前に、草の根分けてでも彼女を捜してください。
家を出る前に、セカチューでもドラゴン桜でもいいから、彼女の番組を見てください。
小平に行くひとは、長澤コーチにこの事実を告げ、なんとかしてスタジアムに来てもらうようにするのです!
ああ、コーチ宅に下宿なんてのもグッドアイデアだぞ。
とにかく、みなさん、長澤まさみです。まさみ嬢です。
(いったい何を書いてるんだ・・・)


で、試合はちゅーと、ちょっと帰りの新幹線で飲み過ぎて・・・・
いちお、スタメンのみアップ。


清水

    チョ 久保山
  チェ      佐藤さん
   伊東    高木
 山西 森岡  斎藤 市川
      黒河

サブ:山本、岩下、太田、澤登、西野
選手交代:佐藤さん→澤登(ハーフタイム)、久保山→太田(69分)、伊東→西野(75分)
清水は今年初見。印象は、「佐藤さん、ハゲたな・・・」ではなく(なぜか坊主になっていた)、ガチガチのサッカーをするチームになっちゃったな、ということ。清水といえばパスサッカー(東京が初めて対戦したときは、みんなウマーと感心したものだ)というイメージだったのだが、チョジェジン大作戦を展開するチームに変化した。ちなみに左MFを勤めるのはチェテウク。チョとチェ、なんかややこしい。ええと、イスンヨプってのは・・・ロッテか。
鹿実の岩下が早くもベンチ入り(市船の渡邊広大@仙台はスタメン出場したらしい)。


FC東京

     ルーカス
  戸田  栗澤  石川
   今野   梶山
 金沢 茂庭 ジャーン 加地
      土肥

サブ:遠藤、浅利、三浦、馬場、鈴木規
選手交代:梶山→三浦(73分)、ルーカス→馬場(81分)、石川→鈴木規(89分)
あれこれ試したあげく、結局去年のフォーメーションに戻った。トップ下は栗澤。このポジションを勤める彼をみるのは去年の関東大学リーグ以来。個人的な注目ポイントは梶山がどれだけ走るか。


試合前にパルちゃんショーを堪能。なんつーか、すごく気合いを感じる。中の人は、きっと人生を賭けているに違いない。
東京のベンチ裏では、選手やコーチがぞろりと出てきて、ショーを見物。ピンクレディー世代に違いない文丈が踊り出さないか心配だったが、どうやら自制してくれたようだ。


アップ前から円陣を組む選手たち。社長の真顔の挨拶。どのみち、進むも退くも針のムシロ、ならば前へいこう。


序盤はやや東京ペース。

1分、東京:ルーカスへクサビ、戻しを受けた栗澤がミドルシュートを放つがGK黒河がキャッチ。
2分、清水:加地のクリアミスを拾ったチョジェジンがシュートするも宇宙開発。
4分、清水:東京DFがクリアをもたつき、ボールを奪ったチョがシュートするがDFブロック。
6分、清水:チェテウクが中央のチョを狙ってクロスを入れるが、合わずにファーに抜ける。
8分、東京:中盤でボールを奪い、梶山→栗澤キープ→右の石川へ展開、クロス→DFに当たってファーに抜ける→待ちかまえた今野が角度の無いところからニアへシュート→黒河がブロック。
10分、東京:右サイド裏に梶山がちょこんと出したボールに石川が走り込む。石川の左足クロスはDFがクリア。スローインの流れから今度は加地がクロスを入れ、ルーカスが受けるが清水DFにタックルされてボールコントロールを誤り、清水ボールのスローイン

4-5-1にしたことが効いている。ルーカスに縦パスが入ったとき、早いタイミングで栗澤がサポートに入るため、高い位置でパス交換を行うことが可能になった。上がり目ボランチの梶山が加わって、ワンタッチでパスを回し、DFを引きつけたところでサイドに展開、そしてクロス。
一方の清水はトップに張るチョジェジンに長いボールを当てていくが、茂庭とジャーンがしっかりマークし、思うようなポストプレイをさせない。これで久保山が幽霊、じゃない遊兵化する。東京DFラインが整っており、右サイドの佐藤が前に出ようとしても金沢に阻まれる。左のチェテウクがパワフルなプレーで一人可能性を感じさせるが、上がりを自重した加地がケア、クロスを上げさせない。

12分、清水:佐藤の右CKに対し、中央に高木が飛び込むが合わず、ボールはファーに抜ける。これを拾ったチェテウクがシュートを打つが、大外れ。
16分、東京:今野のパスを受けたルーカスのスルーパスを戸田が追うがオフサイド
17分、清水:山西のアーリークロスから久保山シュートも宇宙開発。
18分、東京:左サイドでワンタッチパスを繋ぎながら攻め上がり、ルーカスが加地へサイドチェンジ、加地のパスから石川クロスもDFがカット。
22分、清水:東京陣内で浮き球の奪い合い。エリアに落ちていくボールをクリアしようとした茂庭と加地が重なり、こぼれ球をチェテウクが拾うが、飛び出した土肥が押さえて事なきを得た(危ない)。
26分、清水:チョジェジンがファウルを受け、正面25mでFKゲット。チェテウクが直接狙うが土肥がキャッチ。
28分、清水:右サイド、佐藤が今野に競り勝ち、中に入っていこうとするが茂庭が阻止。
32分、東京:梶山が左サイドでキープし、上がってきた今野とのワンツーから右サイドの石川へパス。斜めに入ってきた石川の強シュートはゴール左。
35分、清水:市川がこの試合初めてのオーバーラップからクロスを入れる。こぼれ球に伊東が詰めるが東京DFの寄せが早く、シュートを打てず。
36分、東京:ルーカスのスルーパスに戸田が走り込み、左サイドからニアにクロスを入れるがDFがクリア。
41分、東京:梶山がワンタッチで右サイドのスペースへ出したボールを石川がクロスするがクリア。セカンドボールを拾った加地が突進、CKを得る。CKから戸田が倒れ込みながらシュートを打つがDFにブロックされ、再びCK。このCKから清水ゴール前で混戦となり、最後は石川が打つが黒河がキャッチ。
43分、東京:石川のパスで栗澤が裏に抜け、シュートを放つが黒河の正面。
44分、清水:佐藤のクロスがファーに入るが、チェテウクがさわれず。

前半は東京優位と感じられる展開だったが、結局点が奪えずに終わった。東京は4-5-1フォーメーションが機能し、清水はチョジェジンが押さえ込まれて形が作れない。しかし、東京の右サイド攻撃は、サイドを崩すところまではいいのだがフィニッシュに結びつけるところが硬直化している(いーかげん改善してくれ)。


ハーフタイムにビール補給。羽虫が大量発生していたようだが、私のいたサイドスタンド最上段はさほど密度が高くなかった。下をみると、平日なのに、みなさん一杯来てますねー。この国の未来は、大丈夫なのであろうか?。


後半開始時に、佐藤から澤登に交代。
佐藤は金沢・茂庭に押さえ込まれ、持ち味の正確なクロスを披露できなかったため(クロス1本だけ)、この交代はやむを得ない。

45分、東京:栗澤が後半開始を告げる?ミドルシュート。黒河キャッチ。
46分、東京:梶山の浮き球パスに反応して戸田が抜け出し、胸トラップするも流れて黒河が押さえる。
48分、清水:チョジェジンがボールをキープ、澤登が中へ入って空いたスペースに市川がオーバーラップからクロス。しかし、クリア。
49分、東京:梶山のパスを受けた金沢がエリア内に侵入しシュート。黒河キャッチ。
50分、東京:再び金沢が中に切れ込んで右足シュートもGK正面。

梶山が以外性のあるパスによって周りの選手を使い、後半序盤は東京が攻める。金沢が積極的な攻撃参加を見せ、清水ゴールを脅かす(金沢の枠内シュートって、久しぶりにみたような・・・)。


しかし、澤登が入ることによってボールの落ち着きどころができた清水は、徐々に変化のある攻撃を見せ始める。前半はサイドに張ることの多い佐藤によってスペースをふさがれていた市川が、オーバーラップからの攻撃参加を見せ始める(前半はクロス0、後半は4本)。
澤登が起点となるパス回しで東京守備陣を翻弄し、左サイドのチェテウクを使ってチャンスをつくる。

51分、清水:カウンター気味の攻撃でチェテウクが左サイドを攻め上がり、クロスを入れる。土肥がパンチングではじいたボールはファーサイドへ、待ちかまえた澤登がシュー トするが金沢が身を挺してブロック。
52分、清水:東京ゴール前にハイボールを入れてくるが金沢が頭で土肥へバックパス(ヘディングシュートみたいな勢いでやるのはやめて)。
55分、清水:左サイド、ゴールまで35m地点からFK。山西が直接狙うがバーの上。
58分、東京:栗澤のアーリークロスに戸田が走るが黒河が出てきてキャッチ。
62分、東京:ルーカスがエリア左サイドでキープ、斉藤と相対する。左右にチョコチョコとフェイントを入れてからいきなりシュート。角度の無いところから放たれたグラウンダーのボールは山西の股を抜け、意表をつかれた黒河が中途半端にのばした手の先を抜けて逆サイドのサイドネット、ポストすぐ内側を揺らす。東京先制。

この10分程度は、ほとんど中盤でボールを持てず、ほぼ一方的に攻められるが、金沢の腹のおかげでなんとか無失点に抑える。清水の攻勢が一段落したところで出た、ルーカスの先制弾。いや、あそこでシュートを打つと思った人はあんまりいなかったと思う。なんの予兆も感じさせずに放ったルーカスの一撃で東京が先制。静まりかえる清水サイド。青赤エリアだけが大騒ぎ。ルーカスはベンチのほうへ走っていって誰彼構わず抱き合う。
私は飛び上がって一騒ぎしてから、足元に置いたビールに手を伸ばす。 その手の先をゴキブリが走っていった・・・(ぎゃああああ)。


このあと、東京が早くも時間稼ぎモードに突入。とにかく守備重視で引いて守って隙をみてカウンター狙い、という感じになっていく。清水のみなさん、せこくてすいません。でも、しばらく勝ってないもんで。

69分、清水は久保山を下げ、太田投入。太田が右MFへ、澤登がトップ下に移る。
73分、東京はそろそろ怪しくなってきた梶山OUT→三浦INで気合い注入。
75分、清水は、さらに伊東を下げて西野投入(あれ、いつの間に移籍したんだ?)。これで2電柱+ダイヤモンド型中盤の4-4-2フォーメーションへ。
77分、清水:早い攻撃でチェテウクがクロス。東京CBの対応が間に合わず、チョジェジンにヘディングシュートを許すが、土肥が横っ飛びキャッチ。ファインセーブ!
81分、東京:ルーカスOUT→馬場IN。そのままFWの位置へ。
82分、清水:山西のクロスがゴール前へ。混戦から澤登がオーバーヘッドシュートを放つが、枠に飛ばない。
84分、東京:戸田が左サイドを突破、中に馬場と石川が入ってきたが、カットインして自分でシュート。黒河が何とかスローインに逃れる。
86分、東京:清水DFのクリアミスを拾った馬場がミドルシュート。ゴールわずかに右。
87分、東京:清水のクリアミスを突いて石川がシュート。力が入りすぎ。
89分、清水:澤登のミドルもDFがブロック。

チョジェジン・西野のツインタワーになったことによって東京CBのマークが分散、そこにチェテウクの突進が加わってピンチを迎えたが、土肥の美技によって救われた。清水のセットプレーは怖い。澤登のキック+2トップ+大型ボランチ高木に対するは、茂庭とジャーンと・・・一枚たりなーい・・・。そこをなんとかしのいだ東京は、あいかわらずのらりくらりとプレーし時間を使う。リズムを壊す。これが焦りをさそったか、しだいに清水のプレーが雑になっていく。なんの変哲もないパスをミスることが多くなり、その隙をついて東京がカウンターを仕掛ける。しかし、戸田のシュートは黒河が阻止、石川は力みすぎ。馬場のは非常に惜しかった。


ロスタイムは3分。今日こそなんとかなるかと思ったが、そんなうまい話はなかった。一瞬の隙を突かれて自陣ゴール前でFKを献上、絶対絶命のピンチを迎える。

89分(ロスタイム)、清水:誰かがドリブルで突進、今野?がエリアすぐ外やや左サイドでタックルするがファウル判定でFKゲット。絶好の位置からのFKを澤登が直接狙うが、ボールはカーブしてゴール左へ外れる。
その後、時間稼ぎで石川→鈴木へ選手交代。

澤登がボールをセットしたとき、またゴキブリが私の足元を走る (ぎゃああああ)。
セレッソ戦の悪夢が頭をよぎる。しかし・・・・ありがとー、澤登!
これでみな、勝利を確信し、眠らない街が始まる。これを聞くのは、えーと、いつ以来だっけ? ひょっとして開幕戦以来か?(わたしゃ、神戸戦も磐田戦も行けなかったので)。そういえばあのときはダニーロ祭りだったっけ・・・(遠い目)。ホイッスルが鳴った直後、泣いている人もいました。
えーと、これで13位か。え、下に5チームもいるの???わーい(いや、五十歩百歩、目くそ鼻くそなのはわかっております)。


つーわけで、やっとのことで勝ちましたよ!
勝因は、なんといっても混乱してバタバタしなかったこと(笑)。全員が試合の流れを感じ取り、攻めるべき時と守るべき時のイメージを共有できていたようにみえた。端的に言えば、これまではリードした終盤に追加点を狙いにいくのか1点を守りきるのかがはっきりせず、中途半端なプレーを突かれて失点していたが(「攻撃サッカー」っていう看板の呪縛だよね)、この試合はとにかく守備重視に徹していた。あぶないシーンもあったがなんとか守り切れたのは、この点が大きいと思う。
フォーメーションを4-5-1に戻したのも効いて、チーム全体のバランスが改善されていた。トップ下に入った栗澤がルーカスを素早くサポートすることで高い位置でのボールキープと早いパス回しが可能となり、サイドを有効に使うことができるようになった。ルーカス・栗澤(+梶山)のキープで中央(またはどちらかのサイド)にDFを引き寄せてからサイド(逆サイド)へ展開するという形が何度も出ていた。梶山も守備では?な場面があったが(いまだに足が速いか遅いかわからないんだよな)、ワンタッチの意表をつくパスでしばしば清水を混乱に陥れた。
CB二人は鉄壁。清水のキーマンであるチョジェジンを封じ込めることに成功した。
結果的にほとんどがキーパーの正面に飛んでしまったにせよ、積極的にシュートを打っていったのも、プレーのリズムを良くしていたと思う。総シュート数17本(手元集計で16本。どこかで一つ忘れている)中、枠内が10本(ルーカス・今野1、金沢2、戸田・栗澤3←この二人、全シュートが枠内です。うっそー)なんて、ちょっと出来過ぎ。しかし、結局はルーカスの個人技一発(つーかシュート1本だったんですよ)で終わってしまったのはチームの売りである右からのクロス攻撃が不発だったから。


この原因は何度も書いているが、要はディティールの積み上げが足りないのだ。加地はともかく、石川は毎試合力任せに放り込んでは、はじき返されるのを繰り返している。この試合、石川の放ったクロスは8本。うち味方に届いたのは2本だけでフィニッシュに結びついたのはDFにあたってから今野のシュートで終わった1本だけ。いい加減、ニアにDFの頭の高さで入れるのはやめなはれ。うちにはストロングヘッダーがいないんだからさ。もちろん受け手にも責任はあって、気合いをみなぎらせつつゴール前にただ漫然と入っていくだけではあきまへん。DFのマークをはずす動きが少なすぎる。どうも、こういう細かいところになると原さんはジーコと一緒で選手まかせにしているとしか思えない(同じパターンを何度繰り返しているのだ!?)。石川はやる気があっても不器用なんだから、ちゃんと教えてあげなければだめだと思うのだが。


一方の清水はチーム戦術が全く機能していなかった。前線に張るチョジェジンにクサビを当て、そこからサイドに展開して崩すことを狙っていたと思われるのだが、その形がほとんど出ていなかった。これは、なんといっても茂庭とジャーンがポストプレイをさせなかったから。そして、久保山のサポートがほとんど無かったから。清水のフォーメーション(4-4-2って書きましたけど)は、実質チョジェジンと久保山が縦の関係にあるのだが、久保山を置いている意味がほとんど無かった。縦のクサビが入らないからサイドに展開できない。サイドが使えないから、東京DFは縦のボールだけにターゲットを絞ることができる。鶏もいなければ卵も生まれない悪循環を繰り返していた。佐藤・市川の右サイドコンビが不発に終わったのは、単独突破ができる市川は佐藤にスペースをふさがれて前へ出られず、サポートが得られない佐藤が不得手な独力突破を試みざるを得なくなって自爆を繰り返していたからだ。ただ、左サイドのチェテウクだけが危険な香りを醸し出していた。
しかし、後半は澤登投入によって改善される。澤登がポジションを移動しつつパスを散らして東京守備陣を振り回し、これに触発されて清水の攻撃が流動性を持つものに変わった。そして空いたスペースにチェテウクが突進し、何度も危ない場面をつくられた。しかし、清水には澤登以外に攻撃の変化を付けられる選手がいない。これじゃ、彼は当分引退できないよ(いや、して欲しくないですけど)。


試合終了後はお祭りに参加せず、早々に退散した。いや、翌日は終日会議なのに全然準備ができてないんで、早く帰らねばならなかったのだ。原さんと大志のシャーとか、いろいろイベントがあったようなのだが、終電を逃すとほんとにやばいので。


バスに揺られて静岡駅へ。日本平を越えるいつものルートではなく、山の麓をつたって静岡に入る(いや、清水も静岡市でしたね)。いつもより時間がかかったが、少々余裕をもって静岡駅に到着できた。車中、清水サポーターの「いやー、ウチは下位チームに弱いねえ」というつぶやきにorz...(ホントのことわざわざいうな)と傷ついた私を迎えてくれたのは、まさみ嬢。
彼女のポスターに最敬礼を捧げてから新幹線に乗り込む(怪訝な顔で見ている人が数名・・・)。
長澤まさみ様に感謝感謝の大感謝の一日だったのでした。