J1第34節 セレッソ大阪 2 - 2 FC東京(観戦94試合目)

日時:2005年12月3日14:04キックオフ
会場:長居スタジアム
観衆:43927人(クラブ記録)
主審:上川
得点:西澤(C大阪、3分)、鈴木規郎(東京、20分)、西澤(C大阪、48分)、今野(東京、89分)


試合開始前、植田朝日さん(東京都在住、会社社長)から本日の応援スタイルについて提案があり、現地組の間で多数決を採ることになった。選択肢は3つ。

  • オプション1:あくまで東京を勝たせるための応援をする
  • オプション2:他会場の結果を使っておちょくるw
  • オプション3:あくまで「原続投」で押す

多数決の結果、一番少なかったのはオプション1(爆)。オプション2と3がほぼ伯仲で、この2つの折衷案で行くことになった。これぞ、民主主義である。まあ、東京らしいっちゅーか、なんちゅーか。


そして「攻撃、攻撃、原東京」の節で「続投、続投、原東京」wwwと一発かます
おちょくりバージョンのほうは、いきなり西澤に決められてちょっと意気消沈したが、規郎の同点弾(角度のないところからの強シュートは見事!お膳立てをした梶山のサイドチェンジスルーパスも見事!)あたりからいよいよ調子こいてくる。
「やばいぞセレッソ」(苦笑)、「3-0ガンバ!」(笑)、「うっそだよ〜」(爆)。
トドメが「携帯見るな!」(激爆)。


東京は前線にボールが収まる選手がいないため、どうしても攻撃が単調になりがちだった。梶山が前に出ることができたときに攻撃の形ができていた。
セレッソは、さすが優勝争いをするチーム。ソリッドな守備をベースに、前線3人と両サイド、それにボランチ有機的にからんだ攻撃は見事だった。前半半ば以降はかなり危ない展開で、セレッソの波状攻撃を受け続ける。押し込まれると梶山が上がれず、そうするとクリアしてもキープできず、セカンドボールを拾われて二次攻撃、さらに押し込まれ、と負のスパイラルが続く。そして規郎が微妙なPKをとられ、絶対絶命、と思いきや、土肥が黄紙をもらいながらも神モード発動。PKストップ、森島の飛び込みも阻止、下村の強烈ミドルもはじき出す。約3点ぐらいは止めていたのではないだろうか。
PKを宣告したとき、上川さんは足を指すゼスチャーをしていたので、主審の見た角度からは足がかかったようにみえたのかもしれないが、やっぱり変よ、あれ。この時間帯は、他にも空気を読みすぎのジャッジがいくつかあってフラストレーションがたまっていたせいもあり、PKを取られると「八百長!」の大合唱だったが、結果的には土肥の神化スイッチを押してしまったようだ。


後半立ち上がりにセレッソは怒濤の攻めから最後は西澤が決めて(どうしてエリアの中でフリーにするかな)、また勝ち越し。しかし、この後、前半から飛ばしすぎたためか、プレッシャーのためか、セレッソの勢いが失われてくる。
東京の反撃はまずゴール裏から。「あせるなセレッソ」と煽る。
スタンドからの口撃に呼応してピッチ内でも攻勢をかける。まず、前田(あなた誰?)に競り負けつづけた栗澤(オフ期間に筋トレを命ずる!)に代わり宮沢投入。次に疲れが見えてきた梶山から近藤にスイッチ。戸田・近藤の2トップに規郎・阿部の両ウイングというメチャクチャなメンツ(わはははは)で最近の定番・4トップによるパワープレーに打って出る。ボールを配球するのはもちろん宮沢。セレッソは青色吐息になり、CKからジャーンのヘッドがポストを叩いたり、柳本がゴールイン寸前でボールを掻き出したりと色々あった。80分過ぎには左WBのゼ・カルロスが時間稼ぎかと思えるわざとらしいタイミングで倒れたが、なんとホントのケガで退場。交代はなぜか黒部。仕方なしに?左サイドの守備に古橋が下がってくるが、混乱を助長するだけだった。そして89分には久藤に代えてDF山崎。これ、順番が逆じゃないかね。ベンチも混乱しまくっていたということか。
そして、ロスタイム入り寸前、宮沢CKから祐介シュート、キーパーがはじき返すもこぼれ球を拾った今野がすかさずシュートを放ち、これが密集を抜けてゴールイン。今野のチーム得点王を決定づけるシュートで東京が同点に追いついた。4トップという柳の下には3匹目のドジョウがいたのだ。この時間帯に同点、もしくは逆転弾が決まったら面白いなと思った人はけっこういただろうが、まさか本当になるとは。セレッソに反撃する力は残っておらず、ロスタイムはなにごともなく過ぎ去り、試合終了。


今野のシュートが決まった瞬間、東京ゴール裏はもちろん大騒ぎとなったが、その中で狂喜乱舞しているよく見れば服装の趣味が違う方々が見えた。なんと、ガンバサポがアウェイゴール裏に紛れ込んでいたのだった。周囲を良く見回すと、数は少ないものの、なぜか青黒マフラーをかざしている人がいる。私の目の前のねーちゃんなど「大阪ダービー ガンバ7-0セレッソ」などとプリントされたTシャツを着ているではないか。しかも、あるにーちゃんなどは試合終了と同時にでかい青黒フラッグを振り回しやがった(旗ポールは塩ビパイプで、振り回すとよくしなり、私の頭に命中した。痛てえぞ)。んまー、こんなとこにいるぐらいだったら等々力に行ったらいいのに、と本気で思ったが、咎め立てするのも無粋だと思ったのでそのままにしておいた(←エラソー)。でも、やっぱり居るところが間違っていると思うぞ。ところで、あのにーちゃん、無事に帰れたかなあ。