2006年J1第4節 川崎フロンターレ 2 - 2 FC東京(観戦8試合目)

日時:2006年3月21日(祝・火)16:00キックオフ
会場:等々力競技場
観衆:14191人
主審:岡田、副審:山口、中込、第4審:岡野
得点:谷口(川崎F、39分)、ジャーン(東京、63分)、川口(東京、74分)、中村(川崎F、85分)
警告:谷口(川崎F、3分)、鈴木規郎(東京、4分)、伊野波(東京、9分)、ジュニーニョ川崎F、14分)
   井川(川崎F、28分)、ジャーン(東京、39分)、伊藤(川崎F、79分)


♪等々力〜等々力〜仲町から電車で40分、等々力〜・・・・そういや、この歌、今日はやらなかったな。
ええ、新たな発見をしてしまいました。なんと、我が家からは飛田給より武蔵小杉のほうが近いのです!
(ちなみに飛田給へはほぼ1時間)。まあ、今シーズンはもう等々力に来ないだろうけど。


土曜の惨敗からたった二日、メンバー入れ替え報道も出てたし、かなり不安、でもちょっと期待して等々力にきた。キックオフ1時間前に着いたにもかかわらず、すでにアウェイ二階席が一杯。みんなやる気満々だね。しかし、午後4時って中途半端な時間のキックオフはどうにかならないかな。どうせならナイターにしてくれればハシゴできるのに。


あれやこれや考えているうちに練習開始。どっちもかなり入れ替わってら。

まず、川崎のメンバーから。

  我那覇 ジュニーニョ
    マルクス
 森       井川
   谷口  中村
  伊藤 寺田 箕輪
     相澤

SUB:吉原、佐原、米山、原田、西山、今野、黒津
選手交代:井川→米山(68分)、谷口→原田(74分)、マルクス→黒津(80分)
両サイドを除きいつものメンツ。左WBは前節退場を食らったマルコンの代わりに森。
右は井川。長橋はどうしたの?


続いて東京のメンバー。

  ルーカス  リチェーリ
      馬場
  宮沢      今野
     伊野波
 規郎 茂庭 ジャーン 徳永
      土肥

SUB:塩田、藤山、増嶋、三浦、栗澤、川口、阿部
選手交代:リチェーリ→川口(43分、負傷交代)、馬場→栗澤(58分)、宮沢→増嶋(84分)
まず前節、あまりにもおイタが多かった梶山を粛正(ケガもあるみたいだけど)、今野を右MFに持ってきて左は宮沢。そして手の骨折が直っていない馬場がトップ下で強行出場。運動量が少なかったササに代わってリチェーリがスタメンでルーカスと2トップ。ベンチには三浦と栗澤が入っている。


試合開始直前、ゴル裏がアウェイエリアを「散歩」して気勢を上げる。フロンターレの選手紹介ムービーは相変わらずカッコイイ。でも、今シーズンの目標が「ベスト4」って何よ。トーナメントじゃないんだからさ(ひょっとしてナビスコ狙ってます?)


前半の試合展開。

1分、東京:馬場のパスを受けた宮沢が素早く左サイド裏のスペースへ出す。これに反応して規郎がオーバーラップからクロス、中央でルーカスが落としてリチェーリがシュート。浮いてしまったがまずはいい形で攻撃できた。
2分、川崎:マルクスのFKから谷口がオーバーヘッドで強引に打っていくが枠にいかず。
3分、川崎:右タッチライン際でカウンターに移ろうとしたリチェーリを谷口が後ろから倒し、警告。
4分、川崎:ドリブルするジュニーニョを規郎が斜め後ろから倒してしまい、警告。これで得たFKをマルクスが直接狙っていくがボールは落ちきらず。
9分、川崎:ジュニーニョを今度は伊野波が倒してしまい、警告。そのリスタートから森がゴール前へ走り込む寺田へクロスを送るが、合わず。
12分、川崎:伊野波のフィードが馬場に当たって跳ね返り、川崎のショートカウンターへ。右へ流れた中村が中央へ飛び込むジュニーニョへクロスを入れるが、伊野波が密着マークでクリア。
13分、東京:茂庭がボールを奪ってそのまま持ち出し、左タッチライン際にパスを送ってルーカスを走らせるが箕輪と衝突。ルーカスのファウル判定。
14分、川崎:左スローインからマルクスがオーバーヘッドで中へ送る。ゴール中央にジュニーニョが走り込むが土肥が先んじてキャッチ。このとき、ジュニーニョが土肥にレイトタックル気味に当たってしまい、警告。

前節に悔しい思いをしている両チーム、この試合に期するものがあるためか、お互いに当たりが激しい。ジャスティス岡田が試合をコントロールしようと積極的?にカードを切ってくるがあまり効果なし。かえって警告の基準を引き上げてしまった感があり、以後は理由のよくわからない黄紙が出てくる。
東京の中盤は明らかに良くなっていた。まずはボールホルダーを厳しくチェックし川崎のパス回しに圧力を加える。おかげで、ラインの位置も前節よりは高めに保てている。川崎はWBに東京SBの裏を狙わせると共に、中央ではジュニーニョがドリブル勝負を仕掛け、東京の守備陣を手こずらせる。伊野波がフォアリベロ的な位置取りでジュニーニョを徹底マーク、その個人技を封じ込めにかかる。

16分、東京:宮沢が自陣左サイドから右オープンへ対角線ロングフィード。リチェーリが流れてボールを受け、伊藤との競り合いながらキープ、徳永のオーバーラップを引き出す。戻しを受けた徳永がクロスを入れるが、中にはルーカスしかおらず、易々とクリアされる。
18分、川崎:パスカットからカウンタ。井川が遠目から打っていくがはずれ。
19分、川崎:谷口が前進してミドルシュート
20分、東京:ルーカス・リチェーリ・今野・徳永の右サイドでのコンビネーションからCK奪取。馬場が2度続けて右コーナーを蹴るが、いずれもクリアされる。
22分、東京:規郎が思いきりのいいオーバーラップからクロス。今野がゴール前に飛び込んでヘディングシュートを打っていくがゴール左に外れる。
25分、東京:寺田がバックパスの処理をミスし、すかさずリチェーリがかっさらう。そのままエリアに切り込んで伊藤がカバーリングに来る直前、やや角度の無いところからグラウンダで狙っていくが、この一対一はGK相澤の勝ち。右足でクリアする。頭を抱えるリチェーリ。
26分、東京:馬場がワンタッチで浮き球のスルーパス。ルーカスが反応するが箕輪が追いすがり、最後はタッチゴールラインぎりぎりで相澤がクリア。

この時間帯は東京の中盤が機能する。味方がボールを奪うと馬場が積極的に顔を出してパスを引き出す。キープする場合とシンプルに叩く場合の使い分けが適切で、チームにリズムが出てくる。宮沢もシンプルにボールを回し、また売り物のロングフィードがアクセントを作り出す。馬場・宮沢がパスの出所となっていた一方、今野・伊野波は潰し役を担う。今野は前へ強引にボールを持ち出すプレーを見せ、徳永やFW陣と絡んで右サイドでチャンスをつくり出す。中盤が機能しているため、徳永・規郎の両SBも高い位置を保つことができ、攻撃参加も目立つようになる。特に、規郎はオーバーラップをかけるタイミングの判断が良くなってきていた。
しかし、馬場のスルーパスがFWの動きと合わなかったり、クロスも高さを誇る川崎守備陣に跳ね返され、ゴールを奪えない。25分にはリチェーリがビッグチャンスを迎えるが、決めきれない。
そのうちに、エンジンの掛かってきた川崎3トップが恐怖のコンビネーションアタックを見せるようになる。

27分、川崎:カウンター。マルクスがドリブルで持ち出し、前線の我那覇へクサビ。この落としを中村がミドルで狙うが押さえが効かない。
28分、川崎:クサビを受けようとしたルーカスを箕輪が倒して警告。カード出すほどでもなかったような。
29分、川崎:自陣内で東京のパスをカット。カウンターに移行。マルクスが右サイドから長いドリブルで持ち出し、次第に中央へ入っていく。東京DFラインの前でタイミングを伺っていたジュニーニョが突然加速、最終ラインに近い位置まで下がっていた伊野波と茂庭の間を抜け、エリア右サイドへ侵入する。この動きに対しジャストタイミングでマルクスがスルーパスジュニーニョが追いすがる伊野波を振り切ってシュートを放つが、土肥がブロックする。
30分、川崎:エリア付近まで進出して井川の折り返し受けた中村がファーに流れた我那覇へ東京DFの間を抜いてパスを送る。早いタイミングで打てば決定的な場面だったが、我那覇がトラップをミスって事なきを得る。
31分、東京:リチェーリが単独突破からシュートを打つが、浮かせてしまう。
32分、東京:徳永が単独ドリブルで持ち出し、中央に構えるルーカスへパス。ルーカスの落としを馬場が素早く左サイドへ送り、オーバーラップしていた規郎がアーリー気味のクロス。ルーカスが川崎CBにマークされながらも頭で合わせるが、体勢が崩れていてシュートは力なくバーを越える。
37分、川崎:カウンター。マルクスジュニーニョへパスを送るがわずかに合わず。
39分、川崎:川崎から見て右サイド、競り合いの中、ジャーンがファウルを取られる。この判定に対するリアクションを異議と取られたのか、警告を出される。ハア?。そしてリスタート、マルクスのFKはファーへ。一瞬集中力が途切れていた東京守備陣は谷口をフリーにしてしまい、谷口が高い打点のヘッドから押し込んで川崎が先制する。
42分、東京:自陣センターサークル手前でリチェーリが突然倒れ、左太もも裏を押さえて倒れ込む。ルーカスが手を挙げてアピール、川崎がボールをタッチに蹴り出す。リチェーリが担架で退場、代わって川口が投入される。
44分、東京:宮沢が再び対角線ロングフィード、これを受けた川口がボレーでシュートを放っていくが、やや勢いが弱く相澤がキャッチ。積極的に打っていくその意気やよし。

あとで加筆します。もう寝る。







つづく。