時をかける少女

原作ファンだし、ネット上で絶賛に近い評価を受けていたので、試合の前にテアトル新宿で見てきました。


見て良かった。久しぶりに、心の底からそう言える作品だった。これ、青春映画の傑作ですよ。
この作品、NHK少年ドラマシリーズを皮切りに(私は見てない。さすがにそこまで年じゃないw)何度も映像化されてるけど、アニメ化は初めて。
主人公が、芳山和子(オイラの中では原田知世^^;)の姪っ子に変わってます。30代半ばを過ぎた芳山和子も出てくるので、原作ファンには嬉しい限り(まだ独身だしw)。


この主人公が偶然タイムリープ能力を身につけ、まあしょーもない理由で使いまくっている内に、のっぴきならない状況になり・・・、というお話。要約になってませんな。
というのは、そう、主人公がリープしまくり、飛びまくりなのだ。だから、ストーリーを文字でまとめるのことは極めて難しい。じゃあ、難解な作品なのかって? 心配ご無用! 構成がしっかりしているので見る人が混乱することは全くない。安心して、主人公と一緒に、笑って、泣いて、跳んでください。それから、都内が舞台なんだけど、だいぶロケハンに力を入れたようで、主人公の通う高校の描写がすごくリアル。高校時代に戻った気分になる


とにかく、あらゆる障害をはねのけてでも見るべし。そう、障害。都内じゃ、テアトル新宿でしかやってないのよorz。なんと、この傑作が「順次上映」という事実上の限定公開に近い扱いを受けているらしい。ネットの口コミがかなり効いているみたいで、テアトル新宿はブリ込みですだ。なんでも朝一の回から立ち見が出ているらしい。でも、一日潰しても見る価値あり。私ももう一回行ってこようと思ってます。
(注:テアトル池袋で12日から、シネセゾン渋谷でも26日からやるよー!)


それから、奥華子嬢の主題歌・挿入歌もいい(この娘、1,2年前に津田沼で路上ライブやってなかった?)。ネットでCD買っちゃった。映画館に入るときは「あなた、わた〜し〜の〜もと〜から〜」って(心の中で)鼻歌歌ってたんだけど、帰りは「あなたと過ごした日々を、この胸に焼き付けよう」に変わってた。


この夏は、「ゲド」より「時かけ」!(そばみたいだ・・・)