2008年J1第34節 ジェフユナイテッド千葉 4 - 2 FC東京

なんか、とんでもないものを目の前で見てしまった。
悔しいというのはもちろんあるんだが、あの日のフクアリで起きたことを一言で形容すると、


天災


という言葉がぴったりあてはまると思います(もちろん、東京サポーター的に)。


他に言いようがないよ。論理的には説明できないもん。


もちろん、結果的にゲームの綾となったことはいくつか思い当たる。


53分の長友の追加点のあとも、10分ほどの間、完全に主導権を握っていたにもかかわらず、精度を欠いて3点目を取れなかったこと。いくらなんでも、3点目をとればとどめだっただろう。
63分、おそらく形容しがたい複雑な思いを抱きつつも全力で東京を引っ張っていた羽生が交代。運動量から考えて最後までは持たないと思っていたけれど、ちょっと早いかなと。あと10分ぐらいは引っ張れたかなと。
そして代わった大竹があまり効かなかったこと(ボールキープで中盤を落ち着かせるってのが期待された役割だったと思うのだけれど、個人で勝負する意識が強すぎてかえってプレスの餌食に)。


それにしても、先制点を取るまでのジェフは、「巻へアーリークロス」一本槍の単調な攻撃を繰り返していた(それも不正確な)。
時が過ぎるにつれ、ジェフの選手の士気が次第に下がっていくのが見て取れた(フィフティフィフティのボールを追わないとか)。巻は除くけどね。
交代で入ってきた新居や谷澤はたしかに有能な選手だが、一方で態度の悪さも併せ持つ部分があり、間違っても劣勢で挫けかけたチームに活を入れるキャラクターではなかった。
実際に、交代によって戦術的な面でジェフが活性化したようにはとても見えなかった。


なのにねえ・・・
ジェフの得点は、4点目のカウンターを除けば(浅利社員が股を抜かれるとはorz)、偶発性の強い、個人の一発芸だった。論理的には、なんの脈絡もなかった。
ただ、そこには、ホームフクアリの、妙な勢いだけがあった。それは尋常なものではなかった。
そして、東京はそれに見事に飲まれた。
「味スタ劇場」の被害にあった、川崎やガンバのサポーターの気持ちが分かったよ。


ジェフの社長、ほっぺたつねりたいのはこっちのほうです(苦笑)。


まあ、城福さんのいうとおり、そこを凌ぐ実力が無かったと言えばそれまで。
ただ、あの訳の分からん雰囲気を乗り切れるのは、おいらの見た範囲じゃ、三冠達成時の(マリーシア全開のw)鹿さんぐらいだろうと思う。
これからは、そうなる前に、カタを付けてしまえるチームになればいいわけで。


試合前のアウェイゴール裏の雰囲気がヌルかったとか言ってる人もいるけど、あれくらいおちゃらけてたほうがウチらしいと思う(パフィー歌ったり、待機列にムラバーを呼び出したりともうハチャメチャw)。「試合前のサポの雰囲気」なんてことをあまり突き詰めすぎると、どこかの赤いチームになっちゃうよ。ああいうふうになりたいと思ってる青赤はたぶん一人もいないと思う。おいらたち、普段はそれぞれ勝手なことしてるからこそ、何かの間違いwでシンクロしちゃったときにそれがとんでもないエネルギーになると思うから。


試合前っていえば、アウェイゴール裏の混みようといったらなかった。トイレへいくにもビールを買うにも30分待ち、タコス屋の「テキサス」に至っては1時間以上も待たされ、おいらはキックオフ5分後にようやく昼飯にありつけたのであった。この店、あんなに混んでたのに父ちゃん(ソーセージ焼き)母ちゃん(接客)2人だけで切り盛りしてるんです!(バイト雇えよ)。とりあえず、ビール二杯買ってから並んでよかったと思う。あ、それからサマナラはあまりの行列の長さに断念しました。青赤ばっかりでした(また食い尽くしたらしい・・・イナゴ集団w)。


とにかく、「史上最大のいい人」を演じたのだから、ジェフ関係者の皆様は来季FC東京戦の飲食売店に格別のご配慮を。個人的には「サマナラ」「テキサス」+生ビール5杯の3割引きぐらいで手を打ちますよ(飲み過ぎだ・・・)。待ち時間はそれぞれ10分ぐらいでね。
よろしく。