第87回天皇杯決勝 ガンバ大阪 1 - 0 柏レイソル(延長戦)+全日本女子選手権決勝

毎年、天皇杯決勝のチケットを、発売日に、東京の入ってる山のほうの自由席で買ってる俺。
そして、毎年、他チーム様のご活躍を見せられてる俺。
今年こそは、と思ったのだが。


それはともかく、初詣も兼ねてるんで、今年も来ました元日の国立競技場。
国立まで歩いて行ける場所に宿を取ったので(眼下に青山霊園が広がるという非常にナイスなロケーション・・・)、元日の朝の空気を満喫しつつ、銀杏並木沿いを歩いて、10時頃到着。
柏のみなさまがいそいそと応援準備をしているのを横目に見つつ、女子の決勝、ベレーザvsINACを観戦。
試合の印象は以下。

  • ポゼッションはベレーザINACはスピードのあるアタッカーを使って、サイド攻撃を指向。
  • ベレーザは、4-2-3-1。1トップに荒川、トップ下に大野、右サイドに小林弥生、左サイドが永里姉、ボランチが澤と加藤(酒井)。GKが小野寺。加藤と小野寺はこの試合を最後に引退。
  • INACは4-3-3かな。高速アタッカー揃いという印象。
  • 荒川の能力は圧倒的。DFを背負ってクサビを受けると、ほとんど取られない。
  • ベレーザの先制点は、右サイドに開いた荒川のクロスを中央で大野が落とし、後ろから走りこんだ小林が決めた。
  • ベレーザの2点目はPK。突破を図る荒川をINACのCBが後ろから倒してしまい、一発レッドでPK献上。荒川が自分で決めた。これで勝負はほぼ決まってしまった。
  • ブッチ妹が後半途中から出場。この選手の非凡なところは、自分で勝負を仕掛けながらも周りが見えていて、適切なタイミングで他の選手を使うことができる。将来楽しみ。

INACが終了間際に意地で一点返したが、ベレーザが4-1で貫禄勝ち。


続いて第2試合、じゃないメーンイベントの天皇杯決勝。
試合前、大階段のところで日向ぼっこをしていると、眼下で柏サポーターの決起集会が開始された。
まず、黄色い着物を着て現れた「みゃ長」がお年玉袋を子供たちに配ったあと、特別ゲストが登場。
なんと、石崎Jr!。常磐線沿線某所から拉致されてきたらしいw。恐るべし、太陽工務店工作員は千葉県のみならず、茨城県南部まで浸透している。その方面にお出かけの方はご注意を。誘拐され、気が付いたら黄色いビブスを着せられていた、なんてことにならぬように。
続いてスペシャルゲスト登場。階段下を埋めた柏サポの人並みがモーゼの十戒の場面のように割れ、その間を走ってきたのは、ブラッド・ピット(byみゃ長)、じゃなくて岡山!
なんでも「石さんを男にする」ためにわざわざ東北新幹線に乗ってやってきたらしい。俄然盛り上がる柏サポーター。でもさ、岡山、次のチームは?


試合のほうは、互角と言えば互角だったかな。

  • 前半は運動量で、後半はフランサ+李で、というのが、柏のパターン。本日もその通り。前半は、異常までの運動量でガンバを圧倒。結果論だが、前半のうちに点をとれなかったのが敗因かと。
  • 後半頭から柏はフランサを投入。所々に魔術の片鱗を見せたが、「お膳立て」のほうで活躍していて、ゴールに近いところでの仕事は少なかった。後半途中で李を投入、しかし空回り。柏はチャンスこそ作ったが、フィニッシュの精度を欠いて得点できなかった。
  • ガンバもゴール前の精度を欠いた。遠藤は足の故障をひきずっているのか、不調。プレースキックも寺田か橋本が蹴っていた。後半途中からは柏の運動量が落ちたせいもあって、攻める時間が長くなったが、シュートが枠に飛ばない。
  • お互いに決め手を欠いて延長戦。長引くと、人を走らせるチームよりボールを走らせるチームのほうが有利。結局、播戸がおいしいところを持って行った。


寒かったので表彰セレモニーは見ずに撤退。


その後、赤坂サカスの特設スケートリンクで行われたミニアイスショーを見る。ついこのあいだ、現役を引退した太田由希奈さんが出演していました。まるでバレリーナのような優雅な演技で、けっこうファンだったのだけれど、ここ数年足首のケガに苦しめられ、トップフォームを取り戻すことなく、引退してしまった。惜しい。といいつつ、最近は中野ユカリン派のおいらである。


1/2は再び西が丘。1/3は駒沢で高校サッカー3回戦を見てから新潟に戻る。
冬休みも残り三分の一。