2009年Jユースカップ 準々決勝 FC東京U-18 7 - 1 名古屋グランパスU-18(第二試合)


第二試合は14:00キックオフ。長居第二の空に晴れ間は見えるが、生駒の山のほうには黒い雲が。大丈夫かなあ、と思っていたら後半にはみぞれが降ってきましたな。ユ○クロヒートテック装備で正解でした。


試合のほうは、まったくのワンサイドゲーム。スコアじゃなく内容もね。東京は90分間猛烈なプレスを継続。名古屋FW高原の個人技で一点を奪われたものの、そのほかにはチャンスらしいチャンスを与えない完勝だった。手元集計だと、名古屋の枠内シュートはその高原が決めた1本のみ。スタッツがネットに上がってないけど、名古屋のシュート数自体、5本以下だったと思う。


東京のシュート数は・・・数えるのがめんどくさいのと、指先がかじかんできたので途中で止めましたw。
パスを繋いでの中央突破、両OMFを使ったサイド攻撃、はたまた意図のあるロングフィードを使った裏狙い、とまあやりたい放題。プレスがはまって高い位置から速攻をかけられるんで、両SBがオーバーラップするチャンスがあまりなかったぐらい。


先制点は三田の山なりのクロスを、重松がループヘッドでGKの頭上を抜いて決めたもの。クロスボール自体がやや高めだったが、だからこそGKが釣られて前へ出てきた。クロスの球質とGKの位置を見てあのヘッダーの選択をしたとしたらすごい。
2点目は廣木のアーリークロスを、山口がGKの眼前に飛び込んで頭で決めた。
前半終了間際に重松がドリブルでエリアに侵入、GKのファウル?を誘ってPK奪取。これを重松自身が決めて3点リードで前半終了。


後半も東京はハイペースを保ち、48分に三田が右からペナルティエリアへカットイン、ゴールライン際までえぐってのマイナスの折り返しを梅内が決めて4点目。
直後に高原がキレのあるドリブルでエリアへ侵入、左サイドの角度のないところから決められて1点を返されたものの、名古屋の決定機は上述のようにそれだけ。


59分に三田がパスカット、梅内とのワンツーでエリアに侵入、DFのファウルを誘ってPKゲット、自分で決めてトドメの5点目。ファウルした名古屋DF岸は一発退場。三田のドリブルがちょっと長くて、岸が体を入れてブロックしようとしたとき絡んで三田が転んだ、という状況で、オブストラクションなんだろうけど、あれで一発レッドはちょっとかわいそうだと思った。
65分には、裏へ抜け出した梅内がループシュートでGKとの一対一を制し、今日2点目。これでスコアは6-1。
72分に、阿部の右CKがオウンゴールを誘って7-1。


以後も、終了のホイッスルが鳴るまで、東京の一方的な攻勢が続いた。


この試合、チーム力も個人の能力も差があって、その相乗作用でスコアが開いちゃった、という感じ。東京のほうは、プレスをかけられても、ボールを保持できる選手が複数いた。囲まれて体を当てられてもボールを失わず、しっかりコントロールして持ち出すことができる。こういう選手がいると、プレスが無効化されちゃうんだよね。極端な例を挙げるとジダンなわけで(これはほめすぎ)。こんな技術を持つ選手達が、ハードワークするんだから名古屋はたまらなかったろうな(1・2年生主体のチームみたい)。前半からあれだけ猛烈なプレスをかけたのに、ハーフタイムの指示が「プレスを強めよう」って、倉又さん、あなた、Sですかw。
テクニックがあって、かつハードワークできる、つまり「うまい選手」じゃなくて「戦える選手」を育てようとしているのは、はっきり感じられる。


23日は、サンタ帽もって長居へ行きます。きっと行く。行けるといいな・・・お天気@日本海側良くなってね。てるてる坊主って雪にも効くのかなあ。