2010年ゼロックスカップ親善試合 U-18 Jリーグ選抜 1 - 1 日本高校選抜


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オリンピックに浮かれているうちに、はや開幕一週間前。ことしのゼロックスは鹿島vsG大阪。どーせ、普通に勝負強いところと普通に上手いところの公開スパーリングでしょ、と最初はスルーを決め込むつもりだったが、面白いゲームが前座に組まれていたので、わざわざやって来た次第。


高校選抜は、この間の高校選手権を湧かせたメンツがそろっている。Jリーグ選抜は、1・2年生による編成。さらにチーム事情のせいで呼べなかった選手(宇佐美とか)がおり、ちょっと苦しいメンバー(らしい)。


強引にまとめちゃえば、フィジカルと個人技の高校選抜 vs 基本戦術とファイティングスピリットのJ選抜、という印象。
寄せ集めメンバーなので明らかに噛み合ってない同士の対戦だった。Jユースカップ時のFC東京U-18が出ていれば、高校選抜を虐殺してしまっただろうし、高校選手権時の山梨学院高が出ていれば、J選抜に勝っただろう。


柴崎はよかったです。後半はFW陣とホットラインが開通した感じで。鹿サポの「柴崎コール」が効いたのかな(しかし、何かの呪文のようだったぞw)。ただし、守備がねえ。時々マークがポッカリずれるし、ボールと逆のサイドのスペースががら空きだったりで、特に前半は明らかに連携が取れてなかった。


同じ寄せ集めでも、J選抜のほうは、基本を仕込まれているように見えた。守備はそつがなかったし、攻守の切り替え時には、共通した戦術理解があるというか、同じビジョンを見ているというか、基本的な部分を共有しているように感じた。


もう少し、いい環境で(準備時間とか)やらせてあげたかったですね。