2010年JFL第5節 横河武蔵野FC 0 - 0 流通経済大学FC


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鹿島戦のあとは、西新宿のホテルに一泊。
11時チェックアウトなので、朝はのんびり。9時まで寝て、朝食食べて、BShiのジャイアントキリングを見る。オープニングがとにかく秀逸で、わかってるとしかいいようの無い出来だった。


日曜の試合はJFL@武蔵野陸上をチョイス。
新宿から中央線233系の揺られ、三鷹で下車。暑かったので歩かずにバスで競技場へ向かった。


横河武蔵野を見るのは今シーズン二度目。前回は第3節の西が丘だった。そのときとはかなりメンバーが入れ替わっている。


流経のトップは昨日、西が丘で見たが、JFLチームは今季初めて。監督はベルデーにいた柴田さん。大物を連れてきたもんだ。いい加減、中野さんのサッカーにも飽きてきたんで、ここは一つ独自色を見せてもらいたいな・・・・と思ったら、中野さん、しっかりベンチに入ってるじゃん。きっと、柴田さんの頭越しに指示出したりしてうるさいぞ、と思ったら案の定そうだった。


キックオフは13:00。陽差しが強い。ノンアルコールビールがうまい(本日はアルコールを自粛)。


立ち上がりから横河武蔵野ペースの試合。
横河は、左MFに入った高松を起点に攻撃を組み立てていた。まず、高松がキープすることによって、流経の守備陣を(横河から見て)左サイドに引きつける。流経は全体がボールサイドにシフトし、逆サイドがポッカリ空く。そこへ高松から直接、もしくはSBの勝野あたりから正確なサイドチェンジを飛ばして、林(もしくはSB小山)が右サイドをえぐってクロス、という形がひとつ。
もう一つは、高松を中心に左サイドでボールを回すと流経のボランチが一枚引きつけられるので、空いたスペースに2トップのどちらかが引いてきて、ボールを受けてターン(できる時間とスペースが空いていた)、そのままペナルティエリアに突進、というパターン。
前半は、この2つのやり方がはまっていた。


8分、横河は左サイドでキープした高松からサイドチェンジが飛ぶ。右サイドを駆け上がった小山がこれを受け、右サイドからマイナス気味のクロス、やや引いた位置からバイタルに飛び出してきた関野がシュートする。これは流経DFに当たってしまうが、こぼれ球を拾った林が右サイドをえぐってマイナスの折り返し、これに冨岡が合わせるが流経DF陣がなんとかクリア。
ここから流経のカウンターになり、FW久保がスピードを生かして突進するが横河CB金守がファウルで止めた(金守はこのプレーで警告)。このファウルで得たFKを、内山が直接狙うが、横河GK飯塚が好セーブを見せ、得点を許さない。飯塚は流経OB。後輩達には決められたくないよね。


14分には、横河右SB小山が裏へフィード、林が抜け出て折り返す。ゴール前に2枚走り込んでいたがクロスに合わせることができなかった。
19分、横河は再び右への大きなサイドチェンジ。今度は林が受けて、右サイドをえぐってマイナスの折り返し。中央に切り込んできたSB小山がフリーでシュートを放つが、流経GK高宮が横っ飛びでセーブ。
23分、横河の右CK。岩田のキックに対し、ニアに飛び込んだ小山が頭で合わせるが、これもGK高宮が好反応をみせ、得点を許さない。
25分、横河は左コーナー近くでFKゲット。岩田がゴール前を横切る速いボールを入れ、これに次々と選手が飛び込んでいくが誰にも合わず。


流経は中盤を組み立てることができず、攻撃は2トップへのロングボール中心。長身の佐藤亮にハイボールを競らせるか、スピードのある久保を裏へ走らせるかのどちらかで、2人ともがんばってはいたが、いかんせんサポートが無い。


38分、横河の右CK。流経DFがいったんクリアするが、常盤が拾ってゴール前の冨岡へパス。冨岡がDFを背負いながら反転してシュートを放つが、GK高宮ががっちりとキャッチした。


横河はこのあとも、左の高松、右の林・小山コンビを使って攻め立てるが得点を奪えず、前半終了。


ハーフタイム、ツイッターをチェック。武相の試合を見てから急行予定のamakuri姉さんはどうやら遭難中のようで、後半開始に間に合わないらしいと分かる。


流経はハーフタイムに選手交代。乾→増田。
後半も横河が押す。
46分、高松がペナルティエリア手前でタメを作ってスルーパス。これに反応して裏へ抜けたのはなんと左SBの勝野。角度の無いところから強引に撃ったシュートは流経GK高宮が弾き出す。
48分にもスルーパスに反応して冨岡が裏へ抜けるが、これはオフサイド
51分、関野が高松とのワンツーでペナルティエリアに侵入、シュートを放つがこれも高宮がストップ。
この後も横河の波状攻撃が続くが、流経がなんとか凌ぐ。


流経は55分に選手交代。鈴木玲→成田。
58分、流経の反撃。久保がスピードを生かして横河陣内に突進、クロスを上げる。これを佐藤亮が落として内山がシュートするが、ジャストミートできず。弱いボールがゴール横に転がっていった。


59分、横河の決定機。ペナルティエリア内で細かくパス交換、流経DFが振られて、最後は林がGKと一対一になるが、シュートはまたもや高宮に止められた。


61分、流経は最後のカードを切る。中美に替えてクレイブズ ジョシュアを投入。


65分、横河はサイド攻撃からチャンス。小山が右サイドを突破して上げたハイクロスに対し、冨山が流経DFに競り勝って頭で合わせるが、決定的なシュートはバーを叩く。


この後は、中盤が空いてきてカウンターの打ち合い。攻守がめまぐるしく入れ替わる展開になっていく。
amakuri姉さんが息を切らしながら到着したのはこのあたりだっけ。


71分、横河は村山のミドルシュートがブロックされたこぼれ玉をゴール前に放り込む。関野が突っ込んで強引に撃とうとするが、GKがなんとかクリア。


どうしても得点が奪えない横河は選手交代でてこ入れ。72分、2枚替え。勝野→遠藤、高松→永露。
高松に替わって左MFに入った永露が積極的にドリブル勝負を仕掛ける。


74分、流経は増田がオーバーラップから上げたクロスを、佐藤亮が頭で叩くが、ゴールをわずかに外れる。


82分、横河最後の選手交代。林→桜井。


終盤、横河は永露のドリブル突破を中心に力押し。
流経のほうも力が入ってくる。ベンチにふんぞり返った中野総監督が柴田さんの頭越しに、「CBの裏でいいんだよ!」と怒鳴る。柴田さん、苦笑してるように見えましたが・・・・
第四審判、あの人うるさいです!」「管理職なんだから静かにしてなさい!」とヤジが飛ぶ。


87分には永露がゴール前に突進し大混戦、流経DF陣がなんとかクリア。
88分、永露のドリブルシュートは惜しくもポスト左。
90+1分、横河、この試合最大の決定機。左サイドからゴール前を横切る低いクロスが入る。波状攻撃に疲れ果てた流経DF陣は対応できず、既に上がりっぱなしだった右SB小山がどフリーでゴール正面に入ってくる。至近距離から放たれたシュートは・・・・宇宙開発・・・・
まるで往年の柳沢のようなはずしっぷりに、横河の、前線の選手たちではなく、後方に残っていた選手数名がほぼ同時にずっこけていた。


そして2分のロスタイムが過ぎ去り、試合はドロー。


少なくとも、この日は、横河の日ではなかったようだ。