伯備線-芸備線-木次線

4月30日は乗り鉄する日。岡山から広島へ行くのにわざわざローカル線で山陰に出るという物好きを実行する。


まず、岡山駅前の桃太郎を拝んでから、山陽本線・倉敷経由で伯備線へ乗り入れる列車に乗車。

岡山駅前の桃太郎を後ろから見たところ。脇からにょっきり伸びているのはなんなのだ?
11:14岡山発849M、115系3両編成である。なお、寝坊したため水島臨海鉄道は次回に乗ることにした(いつだよ?)。


列車は高梁川沿いを走る。

水量が多いなあ。



駅名は「備中なんとか」ばっかり。



沢蟹でもいるんだろうか?


新見着12:45ごろ。約2分の遅れである。

新見から備後落合まで芸備線433D列車。新見発12:47。車両は、JR西日本のローカル線を支える安普請軽快気動車・キハ120系である。もちろん単行。乗客は10名ぐらいだった。



場所は中国山地の真ん中。新緑にはまだ早い。


雨がぱらつく中、備後落合到着14:10。芸備線木次線が交わるジャンクションなのに、駅前には商店一軒すらない。


ここで木次線に乗り換え。

この時間帯、新見(岡山方面)から来た芸備線の列車と、三次(広島方面)から来た同じく芸備線の車両が、乗客をそれぞれ乗り移らせて折り返す(通しで走らせりゃいいのに)。また、木次線の列車も入ってきたので、この時間帯は、寂れた山間の駅に列車が3本いるのであった。全部単行だけどね。



木次線はこの車両。備後落合発14:25の1458D列車。まず、出雲横田までGO。
乗客はこの時点で7名。同業者らしき人ばかりだった。


列車は木次線のハイライト・おろちループと出雲坂根の3段スイッチバックに差し掛かる。


これがおろちループこと国道314号の二重ループ橋。
モータリゼーションの波に押された地方ローカル線が観光路線化して生き残りを図るケースは多いが、木次線では、その道路を観光資源にして観光客を呼んでいるという妙なことになっている。



出雲坂根は駅舎まで新装しちゃった。
この日も、ひとつ手前の三井野原駅からバスでやってきた団体客が30人ほど乗り込んできて、おろちループを列車から見物し、一駅だけ乗って、出雲坂根から再びバスに乗ってどこかへ去っていった。一時的にラッシュ状態になったので、スイッチバックの写真はなし。


出雲坂根からは再び数名の物好きだけになる。

出雲横田着15:24。駅舎は神社風の風情のある建物。ここで30分ほど停車し、16:03発。


並走する国道に、「雲南まで35km」という表示があった。たしかに中国だけど・・・
市町村合併で「雲南市」という自治体ができたと後で知った。まぎらわしい)


そのうち、こんな駅にたどり着いた。

自分がどこにいるのかわからなくなってきたぞ・・・



沿線は田植えの準備中。GW中に作業するんでしょう。
出雲大東からは帰宅する高校生が大量に乗り込んできて車内はにぎやかに。うみゅー、山陰の女子高生は結構かわいいぞ。


そんなこんなで山陰本線との交点・宍道駅着17:36。これにて木次線コンプリート。
この後は、山陰本線で今宵の宿・出雲市へ向かう。


途中、サンフレッチェ練習着の少年達が大量に乗り込んでくる。広島の下部組織・「サンフレッチェくにびき」の選手達のようだ(党首様、ご教示感謝)。
出雲市着18:31。ここまでは来たことある。


明日は、山陰本線の未踏地域(の一部)と山口線にチャレンジ(つーほどのことではないが)。
出雲市→益田(山陰本線)、益田→新山口山口線)、新山口から新幹線で広島入り。ビッグアーチへ向かう予定。