2010年 関東大学リーグ1部 前期第5節 慶應義塾大学 1 - 1 法政大学


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GW5連休3日目、5月3日は平塚競技場で行われる関東大学リーグ1部の2試合をチョイス。
いちおう、関東1部のチームは全部見るつもりで日程を組んでいたので、この時点で残っていたのは明治大学筑波大学
両チームとも5月3日に試合なので、平塚の明大を選んだ(埼スタなんて地の果ては行きたくない)。


第1試合は慶大vs法大。
慶大は試合前時点で2勝2敗得失点差0の6位。いまひとつ調子に乗り切れてない様子。
法大は1勝3敗の11位。水沼新監督はあれこれ試行錯誤中。大きな背番号の選手を多数起用し、選手の適性を見ているご様子。


フォーメーションは慶大が中盤ダイヤモンドの4-4-2。
法大は4-1-4-1でスタート。


前半は法大ペース。
2分、ワントップの深町健が右サイドに流れ、ドリブル突破からクロス、逆サイドからゴール前に入ってきた深町伸がフリーでシュートチャンスを得るが、GK正面を突いてしまう。
5分、法大は左サイドでFKのチャンス。キッカーは高橋。カーブのかかったボールがファーサイドに飛び、岡が頭で折り返し。左右に振られて慶大のマークがずれた隙を突いて深町健が頭で押し込み、法大が先制した。


この後も法大の攻勢が続く。
法大のワントップ・深町健とインサイドMFの高橋・大塚がちょろちょろ動き回るため、慶大DF陣は対応が後手に回る。仕方なく、慶大の両サイドMF・山浦と藤田が中に絞る。すると法大のSBが上がってきて、慶大はサイドで数的不利に落ち込む。そして陣形全体が押し込まれ、セカンドボール奪取で後手に回り、という負のスパイラルで、完全に主導権を握られた。


慶大は前の3人によるカウンターを試みるが、要となる河合が法大のアンカー・山岸にがっちりマークされてシュートまで持ち込めない。前半の慶大はなんとシュート0だった。


26分、法大は右クロスを深町健が落として深山がシュート。これは慶大DFが体に当てて阻止。33分には、川崎が強烈なミドルを放ち、慶大GK中川が横っ飛びでなんとかセーブ。


法大の一方的な攻勢を慶大DFがなんとかしのいでハーフタイムに逃げ込んだ格好になった。


後半頭から、慶大は大塚に替えて松下を投入。左MFの藤田を中盤の底へ下げて松下とダブルボランチを組ませる。山浦を右サイドに移して、左にはFWの深澤を下げ、4-2-3-1へフォーメーションを変えた。前半、やられまくったサイドに蓋をして守備を立て直す。


試合は拮抗した展開になり、両チームとも決定機を作れないまま持久戦が続く。


64分、慶大はディフェンスラインからのクリアボールを拾った河合が法大DFと競り合いながらも粘って、川久保へパス。川久保がシュートを放つが、ゴール左に外れ。
68分、慶大。深澤が右サイドをえぐりマイナスのグラウンダーを折り返す。これに合わせた河合のシュートは法大GK中根が横っ飛びでブロックするが、こぼれ球を森田(66分に交代出場)が押し込んで慶大が同点に追いついた。


75分以降は中盤が空いてきて、カウンターの打ち合いになる。
77分、法大は左MFの深町伸が左サイドをドリブルで持ち込んでシュート、GK中川が横っ飛びでキャッチ。
80分、慶大の速攻。森田がペナ右まで切り込んで折り返し、河合が合わせるが法大DFが体を張ってブロック。
82分、法大は真野が右からカットインしてシュートを放つがGK正面。


終盤は、両チームとも最後の力を振り絞っての打ち合い。
85分に法大がバックパスをかっさらってシュートに持ち込もうとするが、慶大GK中川が飛び出してクリア。
87分には慶大・河合のシュートがポストを叩く。
88分、法大のショートカウンタ−。深町健のクロスを深町伸がスライディングシュート、しかしGKがキャッチ。


ロスタイムも双方にシュートチャンスがあったが決められず。
結局、ドローに終わった。