2010年J2第14節 横浜FC 4 - 0 サガン鳥栖


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この日2試合目は、三ツ沢に移動して岸野ダービーを観戦。
白熱した試合になるかと思いきや、大黒祭りになったのだった。


前半だけで4-0。なんでこんな大差がついたかというと、ほんのちょっとしたきっかけで勢いが付くとこうなっちゃうんだな、というサッカーの恐ろしさを感じた。あと、横浜FCには、大黒というフィニッシャーがいたせいも大きい。


横浜FCの1点目は7分。とても横浜FCとは思えない(失礼)、アクロバチックなワンタッチプレーの連続で高地が中央突破してゴール。その後もおよそ横浜FCらしからぬ(失礼)、ワンタッチパスが繋がり、いわゆる「人もボールも(以下略)」な状態が続く。パニックに陥った鳥栖DF陣がドリブルで突っ掛けた高地を倒してPK献上。これを大黒がきっちり決めて2点目。さらにDFのパスミスから高地がアーリークロス、これを大黒がどうみてもオフサイド(失礼)というタイミングで飛び出して、いかにも彼らしい点で合わせて流し込むゴール。
なんと横浜FCが15分間で3点を奪い、この時点でゲームを決めてしまった。
さらに、32分にはコーナーキックから大黒のヘッダーで4点目を奪う(大黒はハットトリック達成)。


鳥栖も決して悪くは無かった。攻守の切り替えが早く、速攻からサイドを使っていく形はよくトレーニングされているな、と感じた。ただ、やはりフィニッシャーの差が出てたかな。前半の間に、クロスに点で合わせるシュートを4本放っていずれも枠(枠自体を含む)に飛ばした大黒の存在は大きかった。


鳥栖も一点目は事故、横浜FCの年に一回が出ちゃっただけと切り替えられればよかったんだろうけど。やはり相手が岸野さんということで、頭に血が上ってた部分はあるのかな。


後半は横浜FCもグダグダで、明らかに動きが落ちた。交代で入ってきた久木野も自分で仕掛けては自爆するの繰り返しでリズムを壊していた。大黒は足を痛めていたみたいですね。


で、スタンドは大勝に湧くかと思いきや、後半の出来には皆おかんむり。すくなくとも俺のまわりでは非常に雰囲気が悪くなっていたw。「後半が実力だよ」と吐き捨てるようにいう横浜FCサポもいたりして。


でも、中盤にホベルトが入って一本筋が通った感じだし、高地がチャンスメーカーに比重を置いてプレーできそうなので、横浜FCはこれから巻き返してくるんじゃなかろうか。
ただし、戦力的にみて明らかに上位3強が抜けているので、昇格という意味ではかなり厳しいと思うが。