2010年J1第22節 アルビレックス新潟 1 - 2 ガンバ大阪


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土曜日は、朝からひたすら食っちゃ寝をくりかえし、体重回復に励んだ。
夕方になってごろ寝にも飽きたので、ビッグスワンに向かい、新潟vsG大阪戦を観戦した。


来てみて驚いたのはピッチの悪さ。広い範囲で芝が枯れ、とくにピッチ中央部は丸禿げの砂漠状態。
少なくとも7月の新潟ユースのとき、芝は青々として問題なさそうだった。その後、エクザイルのあれがあったが、先週の天皇杯では、そんなにひどいようには見えなかった。ところが、この日は江戸川区競技場を彷彿とさせる荒れっぷりである。


新潟はマルシオ不在。替わりに若手の加藤大を先発に抜擢した。
ガンバは遠藤・明神が故障、加地さんが出場停止、宇佐美がU-19にドナドナと、こっちも飛車角落ち。もっとも、控えのFWにイグノが入ってるあたりは、さすがガンバである。


前半は新潟ペース。小林慶・本間の球出しから、ミシェウが前線でタメを作って、他の選手が絡んでいく。パスを回してスペースをつくり、そこにヨンチョルがうまい動きで入っていく。加藤大も、やわらかいボールタッチと意外性のあるパスを見せていた。
ボールが持てるのでサイドバックも積極的にオーバーラップし、とくに右の西は何度もゴール正面まで進出しフィニッシュに絡んでいた。
ミシェウが意外にも?巧みな足元を見せて大活躍。マルシオ不在と感じさせないピッチの悪さを感じさせないパスサッカーを展開し、ガンバを押し込んだが、シュートが枠に行かない。


一方、主力を欠くガンバは調子が出ない。それでもルーカス・二川・橋本を中心にボールをまわし、最後は平井の飛び出しでフィニッシュに繋げようとするが、ラストパスのタイミングが合わなかった。



後半頭、引き続き快調に攻める新潟。49分、きれいなパス回しでガンバの守備陣を崩し、最後はゴール前のスペースに入り込んだヨンチョルが決めて先制。


これで新潟がさらに勢いづくかと思ったら、直後の54分、コーナーキックから高木が決めてガンバが同点に追いついた。


この後は、新潟の運動量が落ちる。ガンバも引き続き決め手を欠き、拮抗した、というかお互いにグダグダの展開になってしまった。


こうなると、交代選手の質が試合を決める。つまり、控えFWが無駄に豪華なガンバの本領発揮である。イグノ、ドド、スピードのある佐々木を投入して勝ち越しを狙う。


結局、ロスタイム入り直前、ドドがニアの上をぶち抜くすごいシュートを決めてガンバが勝ち越し。


新潟にとって、決めるときに決めておかないと、という典型的な試合になってしまった。
逆に、メンバー落ちでも逆転勝ちしてしまうガンバはさすが。というか、なんであんなシュートを打てる人が控えなんでしょうか、西野さん?


それにしても、あの芝はヤバいなあ。酷暑の影響が一気に来てしまったのだろうか。
冬芝をオーバーシーディングするのか、それとも張り替えが必要なのか。とにかく早く対策をとらないとまずいと思う。