第21回 高円宮杯 Fグループ第2節 FC東京U-18 1 - 0 広島観音高校


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日曜は、敷島で高円→味スタでトップ、のハシゴ。
まずは敷島。新幹線で高崎までワープ、両毛線で前橋、駅前から路線バス、というルート。
競技場前のロータリーが、「敷島公園バスターミナル」なんて偉そうな名前に変わってたw。ちゃん整備されているのはいいが、敷島公園の手前でバス料金がワンランクアップするという陰謀がwww。こんどから、一つ手前で降りて歩いていこう。


高円は有料試合だと知らなくて(おい)、ゲートで係りのにーちゃんに止められてちょっと焦った。


天気は曇り。ただし、湿度が高く、太陽が顔をだしたら難儀なことになりそうだったので、メインの屋根付き部分の最後列に座った。ここなら風の通りも比較的よい。腕時計の温度計で測ったら32℃、ピッチは35℃だったらしい。


近くの席に東京ユースサポーターの一団が座っていたが、試合開始直前までとりめしがどうのこうのと、うるさいのなんのw。「登利平」を買えた人と、高崎駅の駅弁のとりめしになっちゃった人に分かれて牽制し合っているように見えたwww。


登利平の「とりめし」、天皇杯3回戦vs北九州のときは、十分に供給されるだろうか?
頼むぜ、群馬県サッカー協会!


広島観音高は、部員が一杯来ていて、バックの芝生でそろって応援。Jチームのパクリのチャントが多く、東京と歌がかぶったりしていた。


試合序盤、東京が優位ながら、広島観音もロングボール攻撃で対抗、という図式。


2分、東京はゴール正面で得たFKを、江口がずらして佐々木が直接狙うが、GK正面。
4分、観音はハーフウェイ近くからFKをゴール前に送り、FW山本がヘディング。東京のCB2人の間に割って入ってシュートを放つが、惜しくもゴール左に外れ(危ない)。
5分、ショートコーナーに合わせた前岡のヘッダーは枠にいかない。


広島観音は、中盤ではかなり喰らい付いてくるが、最終ラインは東京アタッカー陣の個人能力に振り回されていた。武藤、江口がサイドをえぐってクロスを上げ、中盤では佐々木と橋本が厳しいプレスを受けながらもキープして周りの動きを引き出す。


ただし、東京の最終ラインは集中を欠いているように見えた。観音の攻撃はセットプレーとカウンター、それも縦の長いボールや、アーリークロスを山本に合わせるという単純なものだったが、ボールが正確でタイミングもよく、かつ山本が東京の両CBの中間に入り込むため、松藤と小林、どちらがマークにいくかを迷っているようだった。
また、ビルドアップのときにパスミスが多く、ショートカウンターを招く場面も多かった。


17分、東京、秋岡へのクサビ。秋岡は相手DFとうまく体を入れ替え、ペナルティエリアに侵入、ポスト際を狙ってグラウンダーのシュートを放つが、惜しくも外。
18分、ファウル判定に激昂した倉又さんが主審になだめられるw。


19分、江口が広島観音のパスを見事にインターセプト、しかし前線に送ろうとしたパスは相手へのプレゼントorz。広島観音のカウンターになり、虚を突かれた東京守備陣は一瞬フリーズ。裏へ出されたボールにFW山本が抜け出すが、GK三浦が素晴らしい飛び出しでギリギリで押さえた。


21分、橋本が中盤でボール奪取、左へ展開し武藤がサイドをえぐる。ゴールラインギリギリで折り返したボールに、逆サイドから飛び込んできた江口が合わせる。決定的だったが、渾身のヘディングシュートはポスト! 跳ね返りを拾った2次攻撃も実らず。


26分、給水タイム。前半は、陽が差してきた時間帯があって特に暑かった。


26分、広島観音は、村松の上がったサイド裏のスペースにロングボールを送る。山本がこれを収めてサイドを駆け上がり、クロス。これに相方FWの下岡が飛び込むが、東京GK三浦が先んじてキャッチ。このとき、下岡と三浦が交錯。三浦が痛み、下岡は警告。三浦の治療のため、3分ほど試合が止まった。


34分、橋本から江口へ展開。観音DFが対応するもカットしきれずかわされ、江口が右サイドからカットインして決定的なシュートを放つが、観音GK梶原がスーパーセーブ。

35分、江口が再び右サイドを突破、折り返しに前岡が頭で合わせるが、シュートはGK正面。

42分、佐々木が40m近くはあろうかという地点からロングシュート。弾道はゴール右上隅を捉えていたが、GK梶原がギリギリで反応、伸ばした手に当たったボールがバーに当たって跳ね返る。


前半のロスタイムは4分。
広島観音がFKをゴール前に放り込み、東京CBに競り勝った山本がヘディングシュートもバー直撃!


両GKとゴールの枠が大活躍し、前半は0-0で折り返し。


ハーフタイムの選手交代はなし。
後半開始直後の46分、秋岡がいきなり反転シュートを放つがキーパー正面。


52分、秋岡がドリブルで持ち込み、中央を駆け上がって来た橋本にパス。これに観音のキャプテン村田がファウルタックルで警告、東京はFKを得る。距離20mのFKを佐々木が狙うが、壁。跳ね返りを江口が打っていくが枠をそれる。


56分にアクシデント発生。主審が左胸を押さえるジェスチャーをして、ピッチサイドに下がる。バック側の線審が主審を代行することになり、第四審判はバックの線審に回った。もとの主審は一度スタンド下に下がった。心臓のあたりを押さえていたので心配したが、しばらくすると戻ってきて、そのまま第四審判を勤めていた。もっとも、後半のロスタイム表示を間違えて、あわてて直したりしていたが。


58分、武藤がDFを振り切って、再びゴールラインギリギリからクロスを上げる。これに秋岡が合わせるが、至近距離からシュートをGK梶原が体を張って、というか顔面でブロック。しばらく治療。

66分には、橋本がミドルを狙うがDFがブロック。


東京は崩せているのに最後が決まらない。
FWの前岡と秋岡が"Not them day"。マークが厳かったし、観音GKの大当たりにも阻まれたが、なんとなく自信なさげにプレーしていたのが気になった。後半はマークも甘くなってきて、前を向いて仕掛けられる場面が多くなってきたのだが、プレーの選択に迷いがあるようにも見えた。強引でもいいから打っちゃえばいいのに、って場面もあった。


曲者ぶりをいかんなく発揮していた広島観音も、次第に運動量が落ちて、カウンターの尖兵だった山本にもキレが無くなってきた。72分、村田のミドル。73分、山本がミドル。74分、クロスに山本が合わせるがシュートはゴール正面。


膠着した状況を打開したのは、やっぱりというべきか武藤。
77分、フリーでパスを受けた秋岡がターン、ドリブルで突っ掛ける。観音の最終ラインが中央に絞ったところで左サイドの武藤へパス。武藤がエリア左でフリーでシュートを放つ。GK梶原は反応していたが、こんどは間に合わず、手を弾いたボールがネットを揺らした。
スタンドに向かって両手を挙げてガッツポーズの武藤。東京が先制した。


記録では76分になってるが、このゴールの直後に東京が2枚替え。前岡→岩田、秋岡→岩木。岡から岩への交代だな。武藤と岩田が2トップ、岩木は左MFにまわった。


81分、村松アーリークロスに武藤が飛び込むが、疲れがでたのかジャストミートせず。
89分、武藤がキープして廣木のオーバーラップを引き出し、右クロス。ファーに抜けたボールに佐々木が詰めるが、シュートは梶原が阻止した。


主審交代とGKの治療で、後半のロスタイムは6分あった。


終盤、東京は攻めるが追加点を奪えず。最後は佐々木や江口が個人技を見せつけて時間稼ぎ。江口は脚をつりながらコーナー付近でボールキープしてた。
一時に比べれば多少ましになってきたとはいえ、この気温の中での試合はやはりきついだろう。


第1試合だけで敷島を後にし、味スタへ向かう。ロスタイムが長かったのでバスの時刻がぎりぎりになり、すこし焦った。


遅い昼食を摂ろうと、前橋駅のお土産屋で「登利平」のとりめしを捜したが、売り切れ。結局、高崎駅のコンビニのカツサンドで空腹を癒した。