2011年 J2 プレビュー ジェフユナイテッド市原・千葉編


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1年でのJ1復帰に失敗し、江尻さんが退任した。新監督にオランダでの指導歴があるローデヘーフェス氏を迎えた。この方、プレーヤーとしてはカナダでのキャリアが長いんですね。PSVアイントホーフェンの監督も経験してるのか。
チヴァプールからチバセロナを経て、チバントホーフェンを目指す、かどうかはしらないが、あれこれ変わって大変だなあ(棒読み)。


退団選手は11名。主力クラスでは、アレックスが鹿島へ移籍、ネットが退団。工藤が京都移籍、倉田秋がレンタル終了。谷澤が東京へ完全移籍。中後もクラブを離れた。


対する新加入は現時点で7名。
話題の北欧製デザイン電柱巨神兵オーロイ。経歴をみるとそこはかとなく怪しさが漂うが、高さ204cmの物体ともなると存在するだけですげえ邪魔なので、強力なCBが少ないJ2ではそこそこ活躍しそうである。DFでは、名古屋から右SB竹内をレンタル(リカルジーニョにチンチンにされた選手ですな)。熊本を退団した藤田俊哉も加わっている。ルーキーは、明治大学のストライカー・久保と専大のDF藤本。
このほか、中盤に外国人選手の獲得を考えているようだ。


1月24日時点の選手総数27名。うち、外国籍が3名(ファン・ゲッセルを含む)。日本人の出身を見ると、大卒が6名(うち4名が高体連出身、千葉ユースと養和出身が1名ずつ)、高体連出身11名、千葉ユース4名、他のJユース出身者が3名、という内訳になっている。


妄想スタメンは以下。

GK:正GKは今年も岡本と櫛野の争いかな。横浜FCから加入した大久保がどこまで割ってはいるか。

DFセンターバックはミリガンと青木良太(もしくは茶野)。CBの控えが藤本。右SBは新加入の竹内。左SBは和田が抜けたので、坂本と渡邉の争いになるだろう。

MF:去年は工藤・佐藤勇人山口慶の3人でセンターを固めることが多かった。工藤が移籍した今年は、ダブルボランチなら佐藤と山口だろう。ここは守備力と展開力を併せ持つ益山あたりの成長が欲しいところ。
攻撃的MFは藤田俊哉、米倉、太田圭介、伊藤大介など、割と駒はある。不惑を迎えた藤田俊哉がどこまで出場時間を増やせるか。
(下記注)1/22、ファン・ゲッセルの獲得が発表された。

FWオーロイと深井の2トップになればネタ的に面白い、ということで予想フォーメーションは4-4-2にした。オーロイの陰から飛び出してくるプレーは有効かも。ほんとは青木孝あたりに一本立ちしてほしいんだろうけどね。


トータルでみると明らかに戦力ダウン。使いきれていなかったネットはともかく、工藤、倉田、アレックスがいなくなったのは痛い。
ただし、分厚い選手層を持て余し、起用法にも疑問があった昨季に比べ、かえってすっきりしたかもしれない。使うべき選手がはっきりしてきたので、スタメンとポジションを固定してチームの熟成を図ってくるのではないだろうか。


戦力ダウンといっても地力はあるので、確実に昇格争いに割って入る力はある。
これから獲得する新外国人次第ではやっかいな存在になるでしょう。

(1/22追記)
1月22日、外国人ボランチファン・ゲッセルの獲得を公表。カナダ・エドモントンFCからの加入だが、キャリアを見るとオランダリーグでの経験が長い。年齢は34歳と少々高め。注目すべきは身長。なんと192cmである。そうか、そういう路線で来たか・・・