2011年 J2 プレビュー カターレ富山編


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2010シーズン、途中で監督を楚輪氏から安間氏に交代、3-3-3-1フォーメーションの導入などでマニアックな話題を振りまいたが、8勝4分24敗の勝ち点28で、ブービーの18位に終わったカターレ富山。総得点39は上から数えて12位と悪くないが、失点71は断トツの最下位、守備崩壊が順位に結びついてしまった。


'09シーズンにJ2に加わって以来2シーズン、母体となったYKK APおよびアローズ北陸から持ち上がってきた選手を主力として戦ってきたが、今オフに彼らJFL時代からの選手の多くが引退した。今オフの退団選手15名のうち引退は9名に及ぶ。その中にはGK中川やDF堤、DF濱野など'10シーズンも主力としてプレーしていた選手も含まれており、ちょっともったいない気もする(実際、移籍先を捜したが見つからず、結果的に引退を選択した選手もいるらしい)。


今オフ、クラブを離れた選手は計15名。JFL時代から在籍し続ける選手は、MF朝日らわずか4名になった。


新加入は11名。主なところは、愛媛から吉川健(レンタル)、甲府から池端、東京から平出(レンタル)を獲得してディフェンスラインの強化を図っている。攻撃陣は甲府から大西、大宮からソ・ヨンドクが加入。ルーキーは大卒ばかり4名となっている。


チームを一新して臨む2011シーズンの選手総数は26名(1月24日時点)。社会人あがり(JFLからの持ち上がり)が前述のとおり4名、大卒が15名と主力をなす(全員、2種年代は高体連所属)。高体連出身が3名、Jユース出身が3名。


ラインナップは以下のようになるのではと妄想。



GK:正GKの中川が引退、第2GK橋田も草津に移籍した。レギュラーの座は、昨季出場3試合の内藤、栃木から来た飯田、甲府から加入した鶴田の争いになる。

DF:昨年のレギュラーが抜けたCBは新加入の吉川健と池端で組むと予想。平出さんにもチャンスあるでよ。SBは、右が西野あるいは吉井、左は谷田もしくは足助。

MFボランチは船津と江添(レンタル→完全)が軸。攻撃的MFの一枚は朝日で決まり。彼がいないと富山の攻撃は始まらない。左はヨンドクが定着するといいかなあ・・・という希望的観測。

FW:黒部・苔口がファーストチョイス。この2人に続くのは甲府から加入した大西か。若手では平野甲斐横浜FMユース出身の関川がいる。


安間さんは3年契約だそうだし、時間をかけてチームを作っていくのでしょう。