2011年 J2 プレビュー 徳島ヴォルティス編。


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昨シーズン、15勝6分15敗、勝ち点51で8位。得点51、失点47、得失点差は+4である。このチームを生観戦したのは日立台での試合。柏に6-0と圧倒された試合で、徳島の見せ場は津田の突進ぐらいだったが・・・


今オフ、かなりいい補強をして、個人的には栃木とならんで要注意マークのチームである。


チームを去ったのは14名。挽地、羽地、大西が引退。平繁とキムドンソプがレンタル終了。青山が浦和に引き抜かれた。そのほか、三田光、米田といったところが契約終了となっている。


新加入は7名。CBに仙台からエリゼウ、右SBに札幌から西嶋、中盤に鳥栖から衛藤、FWに名古屋との契約が終了した杉本を加え、津田・柿谷のレンタル延長にも成功、神戸からGK榎本達も加わった。
エリゼウは長らく仙台の壁として活躍していたし、西嶋は札幌のレギュラーSBで得点力もある。衛藤はずっと鳥栖の主力で、昨季は出場機会が減ったがまだまだやれる選手。杉本はいわずとしれた名古屋のスーパーサブ。かれらが加わって、ダークホースっぽい雰囲気が漂ってきた。


1月25日時点での選手数は26名。外国籍選手はアジア枠を使って4名。日本人選手のうち、社会人出身が1名(徳重)。大卒が5名(全員がユース年代は高体連所属)。高体連出身が9名、Jユース出身者が7名。


スタメン予想は以下。

GK榎本達也が正GKになるかの。二番手はオ スンフンかベテラン上野か。

DF:CBはエリゼウとペ スンジンがファーストチョイス、登尾がバックアッパー。右SBは札幌から来た西嶋、左SBは攻撃力のある輪湖。控えは平島や湘南からレンタルした島村あたり。

MFボランチは濱田と新加入の衛藤、あるいは六車あたりでコンビを組む。バックアッパーは倉貫かな。攻撃的MFは柿谷と島田がスタメン、徳重が交代要員か。

FW:津田と杉本の2トップで来るかな。昨シーズン5得点している佐藤晃大と謎のドゥグラスが控える。


後と前は強化されたが、チーム浮沈の鍵を握っているのは中盤。濱野はJ2的にはいい選手だが、、J1昇格チームの中盤と比べると力強さや構成力にやや見劣りがした。新加入の衛藤も含めて、ボランチ陣の踏ん張りが浮沈のカギを握る。それから、控えの層が薄いので、故障者を出さないようコンディショニングに万全を期す必要があるな。
あとは、柿谷が覚醒すれば(するのか?)昇格戦線に食い込んでくるかも。


鳴門には電車で行きましょう。鳴門線という珍しい路線に乗れます。