2011年 J2 各クラブプレビュー 湘南ベルマーレ編(開幕直前直後改訂版)


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J2プレビュー、湘南ベルマーレ編の開幕直後改訂版です。
以前のプレビューはこちら (1月20日版)。


今オフ、大幅な選手の入替を行い、チーム再構築を図る反町ベルマーレ。これだけ入れ替わっては、選手の特徴を把握するだけで大変だろうと思う。名前は全部覚えられたのかしらんw。
メンツとしては、ベルマーレクイーンが存続することになってまずはめでたい・・・じゃなくて、レギュラーのアンカーに予定していたハングキョンが負傷。永木が代役を務めている。


フォーメーションは昨季の4-3-3から、中盤ダイヤモンドの4-4-2へ変更。
GKは清水から獲得した西部。CBは磐田からレンタルの大井とユース出身ルーキーの遠藤。右SBは歴戦の臼井。左SBにC大阪から獲得した石神。中盤は、アンカーに永木、右にレンタル復帰の遠藤、左が大黒柱の坂本、そしてトップ下には1年ぶりに復帰したアジエル。FWは巻弟と佐々木のレンタルコンビ。昨季、ベルマーレでプレーした選手は坂本、永木、臼井の3名だけである。


開幕戦は岡山相手に5-0と爆勝したベルマーレであるが、スカパー中継をみるかぎりチームとしての熟成はまだまだだと感じた。


巻の高さ、佐々木の速さは有効。アジエルの技はあいからわず素晴らしく、いい形でボールを持たせると(いや、いい形でなくとも)決定的な仕事をする。後方から押し上げて枚数が揃うと、ショートパスのコンビネーションからフィニッシュに持ち込める。
ただ、しっかりしたビルドアップから崩せていたというと、そうは見えなかった。攻撃は前の3人頼みだったんじゃないだろうか(坂本が負傷を抱えているせいなのかもしれないが)。後半、岡山が前がかりになるとチャンスを量産していたが。


まあ、4バック3ボランチで守りを固めて前線の3人でカウンター、というスタイルを採ればかなりいやらしいかもしれないが、守備組織もまだ整備途上のような気がする。前線と中盤の間にスペースが空くケースが目立つし、中盤以下も岡山のショートパス交換に振り回される時間帯が多かった。ボランチとDFラインの距離感やボールを取りに行くタイミングの意思統一が確立されていないのかも知れない。


とはいっても、J2では上位にくる力を持っていると思う。アジエルがコンスタントに出られれば、昇格争いに絡んでくるだろう。


プレビューというより、開幕戦の印象になっちまったな(苦笑)。