FC東京 2013シーズンリーグ戦 失点状況(第11節終了時)

土曜日にこいつらがやらかして、まだ怒り心頭です。


特に秀人のあれは・・・(努)。まあ、やらかしたのが秀人だがら執念深く怒ってるんですけどね。新人DFだったら、素直に「気にするな!」と言えたと思います。
とりあえず、亀甲縛りにして放置プレイ↓罰ゲームぐらいはやってもいいんじゃないかと思います(あ、これ、平山だ)。


それはともかく、最近、どうもアレでナニな失点が多いように見えるので、今シーズンのリーグ戦での失点状況を整理してみました。
第11節までのリーグ戦での失点は計16点です。


No.1 第1節 2013/3/2(Sat.) アウェイ大分戦(大銀ドーム
 得点者:17分、チェ ジョンハン
 状況:セットプレー
 経過:ショートコーナーからゴール前にボールを入れられ、そのままゴールイン。チェにフリーでボールを入れさせてしまった。マークのミスが原因。


No.2 第3節 2013/3/16(Sat.) アウェイC大阪戦(長居)
 得点者:47分、山口蛍
 状況:速攻(ロングカウンター)からクロス
 経過:アタッキングサードでのパスミスを(東京から見て)右タッチライン際のスペースに展開される。丸橋のクロス→南野が森重の股を抜いてファーに流し、走り込んできた山口がフリーで決める。東京DFの戻りが間に合わず、ゴール前に人が足りていなかった。


No.3 第4節 2013/3/30(Sat.) アウェイ膻浜FM戦(日産スタジアム
 得点者:61分、中村俊輔
 状況:セットプレー
 経過:壁に当たったボールがゴールイン。権田は逆をつかれた。これは不運・・・


No.4 第4節 2013/3/30(Sat.) アウェイ膻浜FM戦(日産スタジアム
 得点者:68分、藤田
 状況:リスタート(クロス)
 経過:スローインから天野が持ち出しクロス、加賀に競り勝った藤田が頭で合わせる。リスタートへの対応が遅れ、天野に抜け出されてしまった。


No.5 第4節 2013/3/30(Sat.) アウェイ膻浜FM戦(日産スタジアム
 得点者:90分、藤田
 状況:遅攻(スルーパス
 経過:シュートブロックのクリアボールを拾った兵藤から藤田へスルーパス。藤田のシュートはポストに当たってゴールイン。藤田は加賀と太田の間でフリー。最終ラインに人はそろっているがマークが付いていなかった。


No.6 第5節 2013/4/6(Sat.) ホーム大宮戦(味スタ)
 得点者:78分、ズラタン
 状況:セットプレー
 経過:カウンターをかけるチョ ヨンチョルに対し徳永がファウルを犯しFK献上。下平のFKに権田が飛び出し触れず、ズラタンにヘディングシュートを許す。GKの判断ミス(飛び出さなくてもヘディングはされていたように見えるが・・・)


No.7 第6節 2013/4/13(Sat.) アウェイ仙台戦(ユアスタ
 得点者:47分、角田
 状況:ミドルシュート
 経過:パスを回され、最終的に高橋が振り切られてシュートを打たれる。


No.8 第6節 2013/4/13(Sat.) アウェイ仙台戦(ユアスタ
 得点者:60分、ウィルソン
 状況:速攻(ロングカウンター)から最後は個人技
 経過:アタッキングサードでのトラップミスをリャンに拾われ、攻め上がっていた徳永の裏へロングパス。ウィルソンがそのまま持ち込んで、加賀との一対一を制して逆サイドネットに決める。


No.9 第7節 2013/4/20(Sat.) ホーム名古屋戦(味スタ)
 得点者:30分、ケネディ
 状況:遅攻(セットプレー崩れからクロス)
 経過:CKのクリアボールを拾われ、ダニルソンのクロスから、ケネディが高さを生かしてヘディングシュート。


No.10 第9節 2013/5/3(Thu.) アウェイ鳥栖戦(ベアスタ)
 得点者:77分、豊田
 状況:PK
 経過:加賀が池田を倒しPK献上。豊田に決められ失点。


No.11 第9節 2013/5/3(Thu.) アウェイ鳥栖戦(ベアスタ)
 得点者:90+1分、水沼。
 状況:遅攻(コンビネーションプレー)
 経過:鳥栖に押し込まれた状況の中、ボックス内へのフィードを豊田が収め、マイナスの折り返しを水沼に決められる。走り込む水沼にマークが振り切られ、フリーで打たれた。


No.12 第10節 2013/5/6(Mon.) ホーム磐田(味スタ)
 得点者:29分、伊野波。
 状況:セットプレー
 経過:駒野の右CKから、イノなんとかにフリーでヘディングを許す。マークのミス。


No.13 第10節 2013/5/6(Mon.) ホーム磐田(味スタ)
 得点者:40分、小林裕
 状況:リスタート(クロス)
 経過:スローインから駒野がフリーでクロス、これを受けた小林が持ち出してシュート。高橋が付いていたがトラップで抜かれる。よりによって駒野にルックアップしてフリーでクロスを上げさせてしまった。


No.14 第11節 2013/5/11(Sat.) アウェイ湘南戦(BMWスタ)
 得点者:11分、高山
 状況:遅攻(クロス)
 経過:左サイドに流れた武富のクロスが徳永に当たり、高山の前にこぼれてシュートを打たれる。高山はボックス内でフリー。状況から見て、ルーカスがマークすべきだったと思われる。


No.15 第11節 2013/5/11(Sat.) アウェイ湘南戦(BMWスタ)
 得点者:65分、馬場
 状況:速攻(ショートカウンター
 経過:高橋が足を滑らせてボールを失い、ショートカウンター


No.16 第11節 2013/5/11(Sat.) アウェイ湘南戦(BMWスタ)
 得点者:82分、永木
 状況:速攻(ショートカウンター
 経過:アーリアがプレスをかけられて奪われ、ショートカウンター


失点した状況を整理してみると、
 PK:1
 セットプレー:4
 リスタート:2(スローイン
 速攻:4(うちロングカウンター2、ショートカウンター2)
 遅攻:4(うちセットプレー崩れ1、スルーパス1、コンビネーション1、クロス1)
 ミドルシュート:1


ということになります。
ちなみに、「守備ブロックを形成される前に攻めきってしまう」のが速攻、「守備ブロックを崩してシュートまでもっていく」のが遅攻、という定義です。


ぱっと見ですが、昨シーズンと比べるとロングカウンターによる失点が減ってる印象を受けます。これはパスワークの精度が上がって不用意にボールを奪われる機会が減ったことが効いているのではないかと考えます。


ああいうサッカーやってるとカウンターのリスクは常につきまとうので、そこが改善されたことは大きな進歩だと思います。


問題は、セットプレーとリスタートでしょうか。
セットプレーでの4失点のうち、中村俊輔のFKによるものはホントに運が悪かったんですが、残る3失点は全部ミス絡みです。権田のアレはともかく、大分戦と磐田戦のイノ何とかのやつはマークが付いてないという状況でした。
また、リスタート(膻浜FM戦、磐田戦のスローインからの2失点)による失点も、フリーでクロスを上げさせてのもの。
遅攻の状況、つまり守備ブロックが形成されている状態での失点を見ても、ケネディにやられた以外はフリーでシュートを打たれてます。


つまり、人がそろっているのにマークが付いてない、守備者がボールウォッチャーになってる状況が多発しているってことです。

カウントしてみると、
・セットプレーのうち2失点(大分戦のチェジョンハンと磐田戦のイノなんとか)
・リスタート2点(膻浜FM戦と磐田戦、いずれもスローインからフリーでクロスを上げさせてしまった)
・遅攻のうち2点(膻浜FM戦の決勝点と、湘南戦の1失点目。いずれもボックス内でシューターがフリー)。


全部で6点か。


せっかくカウンターからの失点が減ってるのに、かつ点が取れるようになっているのに、実にもったいない。私が言ったところでどうなるわけじゃないですけどねえ。
とにかく、なんとかしてくれい。


磐田戦の前日に小平グランドでグルイッチコーチが仕切る守備練習を見学しましたが、ポジショニングやマークの付き方の確認が主で、いたって常識的な内容に見えました。


何が原因で、どういうトレーニングをすれば改善できるんでしょうねえ。やはり、TD閣下の大声(ry・・・って話じゃないよな、やっぱり。