日本女子代表 1 - 2 アメリカ女子代表

不運なゴールで2点取られての敗北。というか、この大会、レフェリーの判定に問題がありすぎる。
1点目だが、アメリカの選手がボールではなく山郷にチャージしているように見えた。その結果、こぼれたボールを決められた。あれはGKに対するファールじゃないのか?(今年の東京-横浜FM戦のアンジョンファンみたいだ)。
2点目はオフサイドでしょ!たしかに画面一番手前側の日本選手の上がりが遅れ気味だったし、直後のプレーでボールを受けた選手はうまくラインの裏にすり抜けていった。それでもFKを蹴った時点で3人のアメリカ選手がオフサイドになっていて、しかもプレーに関与しているように見えるのだが(去年のベガルタ-横浜FM戦の久保みたい、またマリノスかw)。


アメリカとはいわずもがなのフィジカルの差が明らかだったが、特に球際の強さに違いがあった。うまくタックルしてもボールを残される。それにベテランが多いせいか(三十路の選手があんなに多いとはw)、試合運びがうまかった。


日本はアメリカのプレスに苦しみ、自分たちのサッカーがなかなかできないままだった。後半立ち上がり、ラッキーなゴール(澤じゃなくて山本のゴールだったのね)で同点に追いついたあと、しばらくの間は自分たちのリズムで攻撃できていた。中二日のアメリカは後半に足が止まり始めていただけに、不運な二点目がなければ様相が違っただろう。


選手交代も個人的には疑問符。一人目の矢野→山岸は既定路線なのかな。ケガ上がりの矢野は立ち上がりの攻勢を防いでくれればよいという構想だったと思う。でも二人目は柳田じゃなくて小林を使ってほしかったし、三人目は交代するなら機能していなかった大谷ではなかったろうか。


それでも、女子代表はずいぶん強くなったものだ。あのアメリカがしっかり研究してきたし(オフサイドラインを上げるところとか←しつこい)、強豪が相手でも自分たちのサッカーができる時間帯をしっかりとつくっている。ただ、やはりフィジカルのある選手がもう二人ぐらいいればもっと楽な試合運びができただろう。バレーボールから選手をスカウトしたくなる気持ちはわかる(それ自体は反対だけど)。でも今回のオリンピック出場でボールを蹴り始める女の子が増えたのなら、それが最も大きな成果なのだろうと思う。
とにかく、「なでしこジャパン」のみなさま、お疲れさまでした。


これで、ユーロに始まった深夜サッカー観戦もおしまい。いやー、この2ヶ月ほどは実に忙しかった。