第83回高校選手権 1回戦 東海大仰星(大阪) 0 - 1 前橋商業(群馬)(観戦116試合目)

Lasakongawa2004-12-31

本当は第1試合から見る予定だったのだが、ハッと目を覚ましたらもう11時半・・・(最近こういうのが多い)。というわけで、第1試合の実践vs斉美の後半途中に西が丘入りとなった。ちょうど斉美の3点目が入るところだったのだが、天気は寝坊し1試合のみの観戦となったことを感謝したくなるような雪。おまけに低い気温。このときはかろうじてラインが見えていたのだが、第2試合が始まる頃にはホウキで掃いても10分も立てば真っ白になるような勢いで雪が降っていた。
(第1試合、実践は結局敗れたのだが、応援団がLa Edgawaや眠らない街を歌っていたのでちょっと感情移入)


雪の勢いがますます激しくなる中、第2試合、東海大仰星前橋商業の試合がキックオフとなる。くるぶしまで雪に埋まる状況での試合となったため、テクニックも戦術もなく、体力と気力の勝負になる。イーブンボールに対して肉弾戦を挑み、ボールを奪ったらオープンスペースにロングボールを入れ、それを全力で競り合う、というキック&ラッシュ戦法しか術がない。そしてボールを奪えばゴール前に放り込み、競り合いで勝ってヘディングを決めるか、こぼれ球を押し込むしかできることはない、という状況である。試合が進むにつれ、プレースキックを蹴るにはスポットの周りを除雪してからじゃないと蹴れない、というもう笑うしかないピッチコンディションになっていく。当然、メモもへったくれもなく、そもそも手袋を外そうものなら5分で指を失うであろう(オーバーなw)。


気温も低く、完全武装のモコモコ君状態だったのに次第に末梢部から体温が失われていく。こりゃ、しもやけ確実だな、という状態なのだが、両チームの応援団も、ピッチの選手も元気なのであった。ま、やけくそかもしれないけど。


試合は、後半、前橋商業がこの状況下で唯一発揮できる技術、つまり浮き球処理のテクニックを生かして先制点を上げる。右サイドからの浮き球クロスを、前橋の7番がダイレクトボレーでゴールにたたき込む。雪が雨に変わり、しかし依然として気温が低い中、続く肉弾戦を耐えきった前橋商業が勝利した。よっぽどうれしかったのか、試合後の挨拶の時、ピッチと客席との間で雪合戦をやっていた(笑)。


とにかく、2004年最後の観戦(観戦試合数は1月いっぱいまでカウントする)は、おそらく今まででもっとも寒い環境だった。試合後、一目散に本蓮沼駅に入り、三田線の中でひたすら手足を温める。感覚が回復したときのうれしかったこと。


帰り道、配達トラックがまだ走っているのを目撃する。本当に、ご苦労様である。そう言えば、本当か嘘かわからないが、佐川急便東京の罰ゲームに、「負けたら年末宅配フルコース」っていうのがあると聞いたことがあるのだけれど。きつそうだ。


帰ってすぐ風呂に入り、雑煮をつくる。酒飲みながらテレビを適当に見て、酔っぱらったら寝てしまうつもり。そして明日は10時までに国立に行き、女子選手権の決勝を見るのだ。後座試合はまあ、暖かかったら見てやろう(えらそー。でも緑と人間力なんて、はっきりいってどうでもいい。チケットを入手できなかった人から見ればとんでもないことだろうが)。
ともあれ、年が明けても続くよ、蹴球な日々。