ジョホールの旅

今回の出張はマレーシア。行き先はジョホールバル。そう、日本代表がワールドカップ初出場を決めた地である。覚えている人もいるだろうが、ここはシンガポールから橋を渡ったところにある、マレー半島南端の町。当然、シンガポール経由のほうが早く着く。成田を午前中に出て夕方にチャンギ空港着。タクシーで国境の橋(コーズウェイ)を渡る。入管ゲートで渋滞し、1時間ほど待たされる。土地の人は気軽に国境を越えて働きにいったり(マレーシアの人)買い物にいったり(シンガポールの人)するので往来が非常に多いんですな。結局、ジョホールバル市内のホテルに着いたときは9時を回っていた。そのおかげで、マレーシアサッカーリーグの試合を見にいけなかった(ここまで来て、見に行くかあ?)。


マレーシアリーグは、1部相当がスーパーリーグ、2部相当がプレミアリーグという名前になっている(なんか、変)。2部のプレミアはA・B2つのグループに分かれており、ここジョホールにはJohorとJohor FCの2チームが存在する。うち老舗(たぶん)のJohorはあのラーキンスタジアムをホームとしている。ラーキンはジョホールバル市内にあるので(あのときは、シンガポールから歩いて行った人がいるみたいですね)、タクシーならすぐ行けるのだが、あいにくアウェイに出ている。もう一つのJohor FC(やっぱり、”えふしー”って言われてるんでしょうか?)はこの日の夜、ホームゲームがある(なんと20:45キックオフだ)。ホームスタジアムはJCorp Stadium at Pasir Gudangとある。で、どこにあるの(笑)。どうやら、ジョホールバル市内からは30分以上かかる郊外にあるらしい、というところまで調べたのだが、ホテル着9時ではこれから捜しても試合が終わっちゃうだろうし、治安状況もわからんし(ジョホールバルは一般に良くない)ということで断念。


次の日、仕事先差し回しのタクシー(といっても20万キロ走ったバン、他社の人間と相乗り)で仕事場に向かう。仕事先はジョホール港の施設内。港の付近の地名はPasir Gudang。え?
そう、スタジアム、ありました。仕事場のすぐ近くに。
Pasir Gudang地区へ行くには、ジョホールバルから17号線(国道だか州道だかは不明)で一本道。市内から30分ほど走るとジョホール港とその周辺の工場群が見えてくる。JCorp Stadiumはこちら、という道路標示がちゃんとある。そして、そっちのほうに曲がって行くではないか。道なりにしばらく走ると、左手にナイター照明塔と、イングランド風に側面にも壁がある、箱形の屋根付きスタンドが見えてくる。どうも総合スポーツ施設らしく、他にもグラウンドがあるみたい。すぐ右折してジョホール港湾施設内に入ってしまったのでそれ以上はわからなかった。そして、翌日からは渋滞を避けるためか、別の道を通るようになったため、もう前を通る機会はなかったし、忙しくて仕事中に抜け出してちょっと見に行く、という訳にもいかなかった。


実力は、うーん、どうなんだろうなあ。仕事先のマレーシア人に聞いてみても、あんまり知らないし、新聞にも記事は載らないし(サッカーといえば本家プレミアの記事ばかり)。やっぱり人気ないのかな。


JCorp Stadium(現地語の別名があるみたい)への行き方は、書いたとおり17号線に乗れさえすれば迷うことはない。ただどうやってそこまでいくのか?
マレーシアリーグの試合はほとんど午後8時45分キックオフ(暑いからね)。そしてここは工業地帯のど真ん中。イメージとしては、臨海というより栃木グリーンスタジアムに近い立地条件である。公共交通機関があまりない。どうも、ほとんどの人が車やバイクで動くらしく、朝の通勤時間帯にもバスが見あたらないし、流しのタクシーもいない。ジョホールバル市内からだと、タクシーを雇って往復とも頼むか、現地の人とすぐ仲良くなれる人なら帰りは送っていってもらう手もあるか。あと、近くに「滞在型ゴルフリゾート」として売り出しているホテル付きのゴルフ場があるので、そこに泊まれば近い。


帰りはシンガポール経由。シンガポールリーグも開催中なので、アルビレックス新潟Sを見ようかと思ったのだが、試合開催日の木曜夜はまだ仕事が終わらずにジョホールバルにいたorz。
結局、解放されたのは金曜の昼。夕方にシンガポールに入り、シンガポール人の友人と食事。本当ならゆっくりしたかったが、深夜の飛行機で帰国しなければならない(日立台に行くのだ!)のでせわしない食事となってしまった。
土曜朝、成田着。会社に寄ったあと、日立台へ向かう。