フェラーリ乗った出稼ぎ労働者コンサートツアー FC東京 1 - 4 ユベントス(観戦31試合目)

日時:2005年6月7日19:00キックオフ
会場:味の素スタジアム
観衆:35102
主審:吉田
得点:戸田(9分)、トレゼゲ(51分)、スクーリ(73分)、デルピエロ(75分)、デルピエロ(81分)
警告:アロニカ(21分)、今野(25分)、ダビナ(62分)、デルピエロ(75分)、トレゼゲ(80分)

ホントはお祭りにいくつもりはなかったのだが、やっぱり来てしまった。
行きの電車の中から、葬式垂れ幕レプリカの群れ、群れ、群れ。「ぼく海外サッカー通です!」「Jリーグはレベル低いので見ません」なんて風情の人が訳知り顔でしゃべっているのがうざい。
スタジアムの雰囲気、選手の声、ボールを蹴り上げる音、芝の匂い、風のざわめき、雨の香り、陽差しの暖かさ。毎週末、それらを肌で感じることの喜びを知らぬ哀れなポテトカウチ族(←死語?w)の群れよ。自らの居場所を持たぬ、所詮ファッションだけの悲しきサッカー難民よ。フェラーリ乗ってるくせにまだ金が欲しいと地球の裏まで出稼ぎにやってくる強欲なイタ公に搾取されていることがわからんか(←偏見です)。
おめーら、一発で古河サッカー場にたどり着いてみろ!できねーだろ!(←まだ言ってるw)。
おいら、鳥栖はトスでも、サガンは好きだがユベンはきらいなんだ!


つーわけで、かなりむかつきながらG自由にたどりついて、ようやく心が落ち着きましただよ。


G裏のみんな、いつものとおり。ユベントスの応援歌にさっそく「トウキョウ!」ってかぶせるところなんてリアクション早すぎw。あの日の丸はびっくりしたね。


試合なんですが、前半の東京はすごくよかったですね。
なんか、オリンピックの日本女子代表vsアメリカ女子代表みたいなもんで、コンタクトプレーの強さにはやっぱり差があって、ちゃんとボールにタックルしてもなかなか奪えない局面が多かったんですが、そこはジャンモニコンビを中心に人数をかけた守りでしのぐ。そしてスピードある攻めで、エンジンのかからないユベントスを切り裂く。序盤、ユベンは明らかにエンジンがかかっていない様子だった。セットプレーのときのマーキングなんてめちゃくちゃだし。その隙をついて、石川ショートコーナー→宮沢クロス→戸田飛び込みバックヘッド、というわけであっさり先制。その後も戸田のシュートがGKの正面を突いたり、前半終了間際に近藤のシュートがポストを叩いたりとチャンスが多かったが決めきれず。
先制されてあわてたのか、ユベンがえげつないプレーをし始めたのには笑った。


後半も、開始しばらくは東京ペースで、石川が右サイドを切り裂いていた。
しかし、見るからにだるそうなユベンの中で、ただ一人勤勉なネドビエドさんが左サイドでボールを奪ってシュート、こぼれをトレゼゲ(この試合まで"とれせげ"だと思ってた)が押し込んで先制。次に疑惑のゴール?で勝ち越される。塩田かわいそ。
このあとは、東京の集中力が切れ、ヒロミも色気を捨ててサブメンバーの御体験コースに切り替えたのか、いろんな選手が出てきて連携が乱れ、ショートカウンター調の攻めからあっさり2失点。この帳尻あわせはさすがだよ、興行師出るピエロ。まあ、このレベルのチーム相手に、中盤で悪い形でボールを取られるとこうなっちゃうよね。


石川のスピードは十分通用したし、戸田の異常なダッシュ力は有効だった。CBコンビの堅さはもちろん、今野もしばしば球際の強さを見せつけていた。まあ、前半は東京らしいサッカーは見られたのでチケット代のもとは取ったかな。


尾亦はよかったですね。立ち上がりに股抜きされた相手に合法的報復を仕掛けるとは笑った。馬場の自分は走らず周りを死ぬまで走らせる鬼パスも健在。でも、この次は自分も走りましょう。
逆に心配なのは小林。往年のドリブル小僧はどこへやら、一対一でまったく勝負できない。かといってボールキープに長けているわけでもないので、チームのリズムを悪くする元凶になってしまう。今オフが心配です。


試合が終わると、向こう側はお祭り騒ぎ。とくに、あっちのメインコーナー付近で狂喜乱舞していたミーハーどもを見てほんとにむかついた。嗚呼、我が手にOTTメララ76mm速射砲(護衛艦についてるやつね。イタリア製)があったなら、スーパーラピッドモード(毎分百発だす)で叩き込んでやるのだが。イタリアの弾で死ねるなら、奴らも本望だろう。
つーわけで、結局、悔しいのでした。