J1第32節 アルビレックス新潟 0 - 1 FC東京(観戦92試合目)

日時:2005年11月23日(水)15:00キックオフ
会場:新潟スタジアム"ビッグスワン"
観衆:41922人
主審:家本
得点:ササ サルセード(東京、77分)
警告:アンデルソン リマ(新潟、30分)

もう冬の新潟。気温12℃はこの季節にしては生暖かいといってもいいのだが、風が・・・ね。ビジター席は真後ろが開口部というせいもあって通風がいいこといいこと。試合開始1時間前に到着したときはすでに席が埋まっていたのでやむなく風が吹きすさぶ最上段の手すりにもたれて観戦した。モコモコ君な服装で大正解である。


新潟のスタメン。

    エジミウソン
 ファビーニョ   リマ
   寺川    桑原
      本間
 菊池 萩村 海本慶 梅山
      木寺

サブ:野澤、藤井、宮沢、青野、上野
選手交代:梅山→上野(81分)、本間→青野(81分)、桑原→藤井(83分)
んーと、メモとってないんであやふやだけど、こんな感じだったかな。
新潟は残留だけに目標を定めて、ブラジル人3トップのスピードと決定力を最大限に引き出す戦術を採った。3人で攻め、7人で守る完全なカウンターサッカー。身も蓋もないって言えばそうだし、現実的といえば現実的だな。
ここのところ3-4-3フォーメーションだったらしいが、本日は3トップ気味に来る東京対策ということで4バックを敷いている。


東京のスタメン。

     ルーカス
  規郎  栗澤  阿部
   今野    梶山
 金沢 茂庭 ジャーン 藤山
      土肥

サブ:遠藤、浅利、三浦、戸田、ササ
選手交代:規郎→ササ(51分)、栗澤→戸田(76分)
右足首に不安が残る加地と、脇腹を痛めているらしい馬場を東京に残してきた。
加地の代わりに金沢が復活、藤山が右SBに入り、馬場の代わりは栗澤が務める。こちらは、相手が誰であろうと、やることは変わらない。


んで、試合なんですが・・・新潟のマスゲームはきれいだったですね(棒読み)。いや、立ったままだったし、寒いから声出して飛び跳ねてたから(足痛て)詳しいことはなにもないんですが・・・てこずったあげくの力ずくでしたな(笑)。ったく、手間取らせやがって(エラソー)。


前半から新潟はカウンターに徹したサッカーを見せる。中盤では東京にボールを持たせておいて、ペナルティエリアを7人で固め、東京の攻撃を跳ね返したらシンプルに3トップに繋ぐ。3トップはボールを持ったらとにかく縦に早い勝負を仕掛ける。あと、ブラジル人トリオの早い突破に梶山がだいぶ苦労していて、何度もFKを献上、リマの高速キックがゴールを襲う。いやー、危なかったねー。CBがジャーンと茂庭(調子悪そうだったけど)でなかったら、そして土肥じゃなかったら、負けてたよね。


東京はゴール前をがっちり固める新潟の前に攻めあぐむ。エリアに切り込んでもシュートをブロックされ、梶山のミドルは枠を捉えられない。クロスを入れてもはじき返されるだけなので(エリアの人口密度が高すぎですがな)、阿部と規郎がサイドを代わる(切り込んでシュートを打つなら、こっちのほうがいい)。


後半開始直後、エジミウソンに抜け出され、カバーリングに来た藤山がかわされて絶体絶命のピンチ。エジミウソンのシュート。土肥横っ飛びも届かず、しかしそこにはゴールポストが!ポストに当たったボールは横にはねて、反対サイドのポストをかすめてラインを割った。あー危なかった。
この後は、新潟3トップの動きも落ち始め(けっこう守備もしていたし)カウンターに鋭さがなくなり、シュート自体も焦りのためか精度を欠いてくる。


原さんは早めにササ投入で決めにくるが、新潟があいかわらずゴールだけは死守しているのと、ルーカスや阿部が抜け出してシュートを打ってもキーパーに止められたりと、相変わらず得点ならず。焦れた原さんはとうとう栗澤に替えて戸田投入。4トップ(!)で強引にゴールをこじ開けにきた。このリーグ終盤で、アウェイで、優勝争いに関係なく、すでに残留を決めているチームが、両チームスコアレスの状態で、引き分ければ残留が決まる相手に対し、パワープレーに出る。サービス精神旺盛というか、相手サポから見ればイケズということになるんだろうなw。


んでもって、次から次へとゴールに襲いかかり、新潟のクリアをことごとく拾っての波状攻撃。新潟守備陣は息つく暇もない。最後は左サイドから阿部がファーの梶山にパスを送って揺さぶり、梶山がエリアに入ってドリブルで突っかけるふりをして注意を引きつけ、エリア内でなぜかどフリーのササへパス。サルセド兄さんがこれを外す訳もなく、強シュートをネットに突き刺してようやく得点。


その後は無難にまとめてアウェイで勝ち点3を奪取、順位も9位に上げて賞金圏内をうかがう勢い。新潟のほうも、16位柏が引き分けたため残留決定。いちおう、丸く収まったと言っていい?
このあと、梅山のシャーとかイベントがあったらしいのだが、早く帰らなきゃならなかったので、終了の笛とともにスタジアムを脱出した。結局、新潟にいたのは正味3時間半程度というあわただしい遠征だったのでした。


周りをみると、J1は上位4チームがこぞって負けか引き分けで混戦変わらず。やっぱり、最終節で桜を散らすしかないのね。
下はというと、清水がまたも89分の得点で勝利、16位柏との得失点差を考えればほぼ残留確定といったところ。
そろって引き分けた柏と緑が勝ち点差5で次節直接対決。ラモスが古巣に引導を渡すか、最終節までもつれるか?
いやー、おもしろそうだなー(他人事、他人事)。


J2は福岡が2位を確定させ、めでたく昇格内定。残る興味は仙台と甲府による入れ替え戦参入権争いに絞られたが、この2チーム、残り2節でいずれも京都、福岡と当たるんですね。誰だよ、こんな日程組んだの。


さらに関東大学リーグ。駒大が法大との直接対決に勝って首位奪回。優勝決定は最終日に持ち越し(見に行けません出張です)。さらに降格は・・・・RKU 6 - 1 亜大ですか・・・亜大は勝ち点20のまま、その上の学芸と明大が勝ち点24なので・・・降格ですね。残れるとおもったんだけどなあ。前期の借金を返しきれなかったね。しっかし、6-1とはRKUさんも無慈悲ですな(インカレ出場がかかっているので必死なんだろうけど)。