2回戦 多々良学園 2 - 1 流通経済大柏(観戦112試合目)

新年早々の葉っぱ。駅前は相変わらず何もない。曇天。スタジアムに着くと雨が降り始めた。
真冬の観戦では、中途半端な服装が死を招く。つーことで、上半身は毛のアンダーシャツに、厚手のセーター、そして分厚いダウン入りのハーフコート。下半身も毛のアンダー(モモヒキともいう)に厚手のズボン、靴下2重、頭はニットキャップの上からフードを被り襟元のボタンをしっかり留め、座布団ホッカイロに膝掛け毛布、最後にスキー用手袋という完全装備でメインに着席。ホントは、スキーウェアで来ようかとおもったんだけどねー。


第1試合は地元・すぐそばにある流経柏と多々良学園との対戦(第2試合と間違えてました)。
流経は試合に入りきらないうちに叩かれ、とうとう追いつけなかった。


多々良学園の先制点は開始直後、ゴール前に入れたFKを競り合ったこぼれ球、流経守備陣が処理をもたついている間に(GKとDFのどっちが行くのか、一瞬躊躇していたような)、多々良の11番がかっさらって押し込んだ。開始50秒過ぎ、まさに秒殺。次は14分、多々良の右MF6番が、ボランチの8番とのワンツーで流経サイドバックをあっさりと置き去りにし、中に切り込んで、飛び出したGKの上を抜いてファーサイド側に決めた。この辺、流経はぼーっとしていたというか、選手権の雰囲気に飲まれてしまっていたように思う。


流経の監督もそのあたりを察してか、前半の内に3人代えてリズムを変え、反撃、セットプレーのこぼれ球を押し込んで1点差。後半も、力で攻め続けたが及ばなかった。2回ほどあった決定機も、GKの正面をついたり、DFに当たったり。


多々良の守りが良かったですね。コンパクトな陣形でプレス網を敷いて(中盤で常に3人ぐらいで囲い込む)で勢いを削ぎ、抜かれても、集中力を切らさず粘り強くカバーリングしていた。運動量がいつまで持つかな、と思ったが、そこは選手交代で上手くしのいで守りきった。


選手権常連と、初出場の差が出てしまった試合だった。