関東大学リーグ1部第9節 駒澤大学 1 - 0 順天堂大学(観戦30試合目)

日時:2006年5月12日(金)16:00キックオフ
会場:江東区夢の島競技場
観衆:300人ぐらいまで行きましたかね
主審:不明
得点:塚本(駒澤 16分)
警告:小宮山(順大、81分)、山崎(駒澤、84分)、関(順大、89分)
退場:なし

こっちが第1試合。


駒澤大学のスターティングラインナップおよびサブスティチューション

     9巻    10原
       14竹内
   18東平     15田谷
       4菊池
 13塚本 5廣井 2阿部琢 3筑城
       21山内

SUB:不明
選手交代:14竹内→39山崎(77分)、18東平→23榊原(82分)
結局、使い慣れた中盤ダイヤモンドの4-4-2に戻したらしい。


順天堂大学のスターティングラインナップおよびサブスティチューション

       8渡邊哲
 36駒ヶ嶺 10佐藤健  9福士
     31関   6飯島
 3小宮山 4村上 14嶋嵜  2森
       1佐々木

SUB:不明
選手交代:2森→32伊藤(61分、負傷交代)、9福士→7慶田(63分)、8渡邊哲→11多田(79分)
4-5-1つーか4-2-3-1って流行ってるんでしょうか?


開始早々いきなり原のシュートがゴールを襲ったり、筑城が積極的にオーバーラップを仕掛けたりと、少し良くなってきたかな、と思ったがやっぱり最近の駒澤だった。つまり中盤なしってことですorz。そもそも、トップ下の竹内がほぼ2トップに近い位置に居て、サイドMFもウイングみたいに張っているので「中盤」と呼べるのは菊池一人。これじゃ、前線への放り込みo単騎ドリブル勝負を挑むしか手はないよな。で、いつものように巻をめがけて放り込み、競ったボールに原や竹内が飛び込むか、田谷あたりがサイドを切り崩して、といういつものパターン。しかしゴール前をしっかり固められると単調な攻めでは効果が薄く、いつものように手詰まりになる。そのうち、なぜか巻がボールを受けに下がってくる始末。それでも16分、駒澤は絶好の位置で得たFKを塚本が直接決めてあっさり先制。セットプレーできっちり点をとっちゃうところはさすがですな。


順天のほうは早いタイミングでラインの裏を狙ってきたが、フィードが不正確で効果が薄い。中盤のプレッシャーがきついせいもあるのだが、ろくにルックアップもせずにポーンと蹴ってしまい、ただはじき返される場面が目立つ。左サイドで駒ヶ嶺が勝負を仕掛け、それに1トップの渡邊哲が絡んでなんとかゴールに迫ろうとするが、強力な駒澤DF陣を突破出来なかった。蹴ってばっかりのため、小宮山も全くオーバーラップができず、宝の持ち腐れ状態。


前半は塚本のFKを除いて見せ場なし。双方手詰まりという状況で、はっきりいって眠かった(時差ボケなのよん)。


後半は、ここまま負けるわけにはいかない順大が思い切って前に出てきたため、少しは面白くなってきた。全体に押し上げて選手間の距離を近づけ、少ないタッチ数で素早くパスを回し駒大守備陣を振り回す。次第にサイドを使って前進できるようになり、ゴール前にクロスが入り出す。61分に右SB森が左足首を痛めて伊藤と交代したが、直後にはその伊藤がゴール前に進出、折り返しに飛び込んであわやの場面があった。
続く63分にはいまいち流れに入りきれなかった福士を下げ(監督から何度も注意を受けていた)、慶田を投入。渡邊哲との2トップとして前線での起点を増やした。その慶田はスピードを生かしてラインの裏を狙い、DFを完全には抜ききれないものの積極的にシュートを放っていく。


駒大はカウンターを狙って・・・いたんだろうがなかなかシュートまで持って行けない。それでも、セットプレーは迫力十分。巻に加えて廣井や菊池まで上がっていくんだから、もう反則だよ(笑)。ただし追加点はならず。73分にCKを順大GK佐々木がファンブルした場面とか、78分に東平のクロスを巻が頭であわせ、惜しくもサイドネットだった場面とか、もう少しだったんだけど。セットプレーとは関係ないが、巻が順大ボールホルダーに迫っていく場面は迫力十分。見事なDFWぶりだった(はまると、けっこう怖いはず)。


反撃を狙う順大は、70分すぎからか、小宮山を左WBの位置に上げて3バックとし、中盤を厚くして反撃を強める。選手間の距離が近くなってワンタッチでパスが繋がり、駒大を完全に押し込んだ。79分には多田を投入、中盤も関の1ボランチ気味になって前がかりになり、ペナルティエリア内でのプレーが増えてくる。ゴール前の混戦の中、佐藤健が惜しいシュートを放っていくが駒大守備陣に阻まれゴールならず。ロスタイム、エリア右サイドに抜け出した村上が中央へ折り返すが、力が入りすぎたのかボールが浮いてしまって誰にも合わず、試合終了。
駒澤大学がなんとか逃げ切った。


駒澤は勝負強さを見せて勝ち点3をもぎとったものの、中盤が相変わらずの出来。流れの中では得点の匂いがしない(そもそも流れがないんだが)。パワープレーorセットプレーで何とか点をもぎ取り強力DF陣で守る、という試合運びで前半戦残り2試合をしのぐしかないのだろう。中盤の立て直しはリーグ中断期間中に行う、というところだろうか。ところで、八角とか柳碕とかどこいったんでしょうね(ケガ?)。


順大は前半のダメダメぶりが悔やまれる。後半との落差はなんなのだろう。パフォーマンスが安定していないんだよね。一番フィットしたやり方を捜して、いまだに模索している感じ。まだしばらくは、良かったり悪かったりが続きそうだ。