宇宙戦艦ヤマト〜復活編

監督:西崎義展(いいかげん引退してください)
原案:石原慎太郎(公務に専念してください)
主題歌:THE ALFEE(ノーコメント)
ユナイテッドシネマ新潟にて鑑賞。


懐かしの宇宙戦艦ヤマト。すでに完結したはずなのだが、なぜか、また出動することになったらしい。
「ヤマト」は権利関係が複雑らしいのだが、これは西崎P側の作品。それだけで、あやしげな臭いがプンプンしていたのだが、つい、見てしまいました。ごめんなさい。


いや、古代と森雪がアラフォーで、別居中で(正確には航海中)、はねっかえりの一人娘がいて、という設定だけは面白かったが、中身は・・・・


まあ、あれだ。地球が襲われる理由がよくわからんとか、ヤマトはいくら被弾してもいつのまにか直ってるとか、なぜか武士道が宇宙の共通語になってるとか、やっぱり第三艦橋と美少女は(ry、とかいうのはお約束としてもだ・・・・


お話がご都合主義にもなっとらんわ・・・・


要するに、売れそうなシーンを寄せ集めて、その間を強引につないだ、つー感じですな。


地球に迫り来る危機〜地球防衛軍壊滅〜差し伸べられる救いの手〜ヤマト発進〜敵艦隊との死闘〜やがて生まれる好敵手との友情〜救いの星への到着〜最後の決戦〜こんなこともあろうかと(ry〜波動砲発射!〜地球は救われた。


という、各ピースを寄せ集めただけの作品です。同じワンパターンでも、ヒーロー戦隊もののほうが、よっぽど頭使ってるぞ・・・


メカデザインはそれなりにかっこいいのですが、宇宙船好き向けには、モデルアートから画集が出ているのでそっちを買えば良いかと。CG処理もいまいちで、マクロスFとは比べるのもかわいそうな気がする。


やっぱり、ヤマトはとっくの昔に終わってたんだ。
偉大な初代、「愛」「愛」とうるさいけどちゃんと盛り上がって終わった「さらば」、艦隊決戦ものアニメ(なんじゃそりゃ)としては楽しめた「ヤマト2」。せいぜい許していいのは「新たなる旅立ち」ぐらいまでで、そのあとはねえ。


ラストで、宮川泰羽田健太郎富山敬といった方々への感謝の意が述べられてますが、土下座して謝れ! といいたいです。


これで、「完結編 第一部」なんだそうです。頼むからもうやめてくれ。


おすすめ度は、「よっぽど暇だったら」ですな。


で、「ヤマト」は、実写版プロジェクトというとんでもないものが進行中だそうです。
以下、キャスト。

  • 古代進木村拓哉):ノーコメント。信者から遊星爆弾をぶつけられかねない。
  • 森雪(黒木メイサ):なんとブラックタイガー戦闘隊長役だそうです。どうみても黒魔術系の人なので、森雪のイメージには合わんなあ。堀北真希あたりならなんとなくオーケーなんだが。なんなら海荷ちゃんでもいいぞ。どうせ、せりふ棒読みさせるだけなんだし。
  • 真田志郎柳葉敏郎):宇宙で一番用意周到な技術者には見えない。
  • 佐渡先生(高島礼子):戦艦お色気医務室。大酒呑みという設定は変えないでほしいな。
  • 沖田艦長(山崎努):艦長室の隠しロッカーに金塊が(ry
  • 徳川機関長(西田敏行):イメージは合う。でも、どうせなら、ダチョウ倶楽部の竜ちゃんでもヨクネ?


ま、見ないと思うけど。