2010年関東大学リーグ1部 前期第1節 中央大学 1 - 0 順天堂大学


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はい、今年も始まりました、関東大学リーグ。全然情報収集してないんで、どこが強いんだか弱いんだかさっぱり。昇格チームさえ把握してなかったもんねえ。


今年4月から東日本の遠征時に愛用していた「土日切符」(18000円で新幹線・特急乗り放題)がなくなり、「ウィークエンドパス」になった。価格は8500円だが、乗れるのは普通列車のみ。新幹線・特急は別に特急券を買わなければいけない。というわけで、今回は新潟→高崎を新幹線で、高崎→赤羽は湘南新宿ラインを使った。JRさん、結局、売り上げ減らしてますぜ。
赤羽からバスにのって、西が丘に着いたのは11:00ちょっと前。開会式が始まる直前だった。学生でいっぱいのバックスタンド中央上段にすわり、うみゅー、かわいいマネさんはおらんかの、と回りを見回しているうちに開会式が終わってた。大会役員や来賓の挨拶がずいぶん短かったような気がする。


強い陽差しに焼かれながら第1試合のキックオフを待っていると、amakuri姉さんがやってきた。中大オヤジの口害から避難してきたらしい。


キックオフは12:00。暑い。


立ち上がりから順大がリズム良くパスを繋ぐ。
2分には天野(Fマリユース出身)のCKにFW岡田が頭で合わせ惜しくもバーの上、続く5分にも天野のFKから惜しい場面があった。


中大は村田翔が卒業してしまった影響なのか、中盤を作れず。長いボールを入れてFWを走らせるか、個人が力任せに局面打開にトライする、という場面が多い。


8分、中大は右サイドから仕掛け、最後はFW安がドリブルで強引にエリアに侵入、対応したDFと絡まって倒れた。これがPKとなり、佐藤謙が落ち着いて決めた。あまり悪質なファウルにはみえない、というか俺の位置からはファウルに見えなかった。とにかく、中大が唐突な形で先制した。


その後も繋いで崩そうとする順大、ロングボールに頼る中大、という構図は変わらず。ボールを支配した順大は、スルーパスorワンツーでペナルティエリアへの突破を試みるが、最終局面で中大のディフェンスが堅く、シュートチャンスを得られないまま、前半終了。


ハーフタイム、順大は左MFを石井から佐藤涼に交代。


後半立ち上がり、その佐藤涼がドリブルで仕掛けてファウルを誘い、順大が好位置でFKを得る。天野のキックは壁に弾かれるが左CKになり、再び天野がボールを入れる。CKのクリアを拾ってまたも天野がクロス、と攻め立てるが中大DFは揺るがない。


50分、中大の速攻。佐藤謙のクロスに対し、FW奥山がニアに飛び込んでヘディングシュートを放つが、順大GK上福元が好反応で弾き出す。


52分、順大はエリア前で繋いで中大のファウルを誘い、好位置でのFK。天野が蹴ると見せかけて佐藤涼が直接狙っていくが、ホームラン。続く55分には、天野がFKを直接狙うが、サイドネットに阻まれる。


60分以降は中盤が空いてきて、カウンターの打ち合いになった。


72分、順大は右クロスにFW井村が飛び込むがGK正面。さらに75分、井村とのワンツーで抜け出したFW岡本がエリア手前で横にドリブル、コースが空いた瞬間にシュートを放つが、惜しくも右ポストのわずか外。吹っ飛ばされたボトルがむなしく宙を舞った。


81分、中大は六平?がミドルシュート。これを順大GK上福元がファンブル。こぼれ球に新田(63分に交代出場)が詰め、ボールを押さえに来た上福元と交錯。このとき、新田が上福元を蹴ってしまい、一発退場となってしまった。


10人になった中大はメインに陣取ったOB爺さんたちの声援?を受け、1点を守り抜く体勢に入る。順大は人数をかけて攻めに出る。89分に岡本のミドルなどがあったが、2分のロスタイムでもゴールを割れず。結局、中大が逃げ切った。


敗れたりとはいえ、順大の、天野を中心に細かくパスを繋いでいくサッカーは面白い。ただ、最後のところで屈強な中大DFを突破できず、あれだけボールを持てた前半でのシュート数はわずか2。どうやって崩してフィニッシュに持って行くか、ってところに課題があるのはどこかの青赤チームと一緒か。


中大は何がしたいのかいまいち見えてこない。この試合では守ってFWとサイドの選手の突破力を生かしたカウンターを主体としていたが、今のところそれしかできない、ってことなのだろうか。