2010年J1第27節 FC東京 1 - 1 アルビレックス新潟



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この豚さんがカツサンドのマスコットらしい。


前半、腹を立てるようなものではないのでは?
たしかに半ば以降はグダクダ。
流れがこないなら慎重にやるのはオーケー
問題なのはグダグダに徹しきれなかったと。
試合を壊しても無失点で前半を終わる必要があった。

秋晴れの土曜日は、前節、首位・名古屋(違和感あるなw)をコテンパンにした新潟との一戦。
新潟県在住青赤の俺にとってはホームのアウェイみたいな試合である(なんのこっちゃ)。大挙して襲来するであろう県民を挑発するため?、普段は着ないレプリカをまとって新潟発7:44の新幹線に乗り込こんだが、オレンジの人はいなかった。時間が早すぎたのか、それともみんな車で来るのかな?


東京はケガから復帰した梶山がスタメン。森重がCBに下がり、玉突きでヨングンがベンチスタート。ケガから復帰といえば、米本が見事にベンチ入りを果たした(オメ)。


新潟は、代表帰りで前節欠場したチョ・ヨンチョルがスタメン復帰。


前半立ち上がり、東京は速攻主体の攻め。
まず、石川の右サイド突破からいきなり決定機。酒井を抜き去って上げたクロスに大黒が飛び込むが、ヘッドは惜しくもバーの上。
その後、CKから森重ヘッドも東口がセーブ。
椋原のアーリークロスに大黒が飛び込むがわずかにタイミングがずれて強く叩けず、と惜しいチャンスが続くがゴールを割れず。次第にボール支配が新潟に移る。


新潟には、大島のポスト、流動的に動くミシェウ、キープ力のあるマルシオ、とボールのあずけどころが3つある。
ただし、ミシェウが流動的、というより中盤に下がってボール回しに加わるため、前線の人数は不足しがち。
それを補うために、ボランチが代わる代わる前進し、サイドバック(とくに西)も積極的に攻め上がって、分厚い攻めを見せる。


中と見せて外、外と見せて中、というボール回しは見事だった。ただし、人数をかけてもなかなかシュートまで持っていけない。


普段なら、かきまわしてゴール前のスペースが空いたところにサイドからヨンチョルが入ってくる、というのが得点パターンの一つ。しかし、ヨンチョルの動きに今ひとつ鋭さがない。どうやらむっくんが嫌いらしくw、わざわざ椋原のところを避けて前に出てくるように見えた(欲目かな?)。


それに、大島も中盤に引いてマーカーの今野から離れてボールを受けることが多い(これも欲目かなw)。


結局、守備ブロックの中での仕掛けに乏しいため、ボールが回って後ろからわらわら選手が出てきている割にはシュートが打てていなかった。


前半半ば以降の東京は自重していた。相手のパスワークに対し後手に回ったままになりやすい、という部分は解消されていなかったが、梶山、徳永が人に対する強さを見せ、今野・森重も安定していた。


一試合に2,3回、集中力が抜けるヨングンから森重に代わって、最終ラインが安定したように見えた(彼は彼で、ファイトしすぎる傾向があるけど)。


新潟のボール回しに振り回されたが、最後のところで防ぐ体勢はできていると思ったが・・・ちょっとしたエアポケットを突かれて失点してしまう悪癖が出てしまった。
あの位置でマルシオにFK蹴らせたらねえ。・・・失敗しないんだよな、この人は。
またもや・・・である。おまけに徳永は警告、次節出場停止。


前半は慎重に、むしろ意図的にゲームを壊そうとしていた感じで悪くないと思っていたが、最後の最後で失点してしまった。
アウトボクシングでポイントを稼ごうとして失敗したボクサーみたいだね。


後半は東京が巻き返した。交代で出てきたリカルジーニョがドリブルでかきまわし、平山が得たPKを梶山が決めて同点。
足が止まった新潟に対し、押せ押せで攻めまくったがが、大黒と石川がnot his day。


おまけに、最後にパントキックのカウンターからPK献上。これ、決められたら、もう立ち直れないかもと思った。
が、権田がセーブ。もっとも、読み勝ちというよりマルシオさんのPK失敗だったけど。
ようするに、棚ぼただwwww


新潟はあれだけボールを回していてシュート7本。
運動量が必要なサッカーをしているだけに、パフォーマンスが必ず落ちる時間帯があるんだよね。
シーズンを通しても、毎年、勝てない時期がある。層が薄い、一枚看板のチームなので、復元力に乏しい。レギュラーが疲弊してしまうと、勝ちきれない。
いいサッカーをしながら上位にもタイトルにも縁がないのはそのへんが原因だと思う。
言い方を変えれば、持てる力を最大限に発揮させているわけで、ネームバリューのある選手を抱えながら降格争いに参戦しているどっかの首都チームの選手・スタッフは柿の種でも食って勉強してほしいな(俺も食ってる)。


勝てる試合を負けそうになって、でも踏みとどまった。
これから、相手は上位ばかり、警告三枚でリーチがかかった選手ばかりだけど、希望がつながった試合だった。
これまで、勝利の女神にさんざんそっぽを向かれて来たけど(バーとポストとかPKとか、まったくもう)、ようやく、ちょっとは風向きが良くなったかな。
ま、これだけヘタれた試合をしても、まだ下に3チームいるってこと自体、運がいいんだけど。


残り7節。やるべきことは神戸との差をじりじりと広げていくこと。7番勝負の始まり、始まり。


次は次郎長さんか。

これからよ!(東北・上越新幹線起点表示)