2011年J2 各クラブプレビュー ジェフユナイテッド千葉編(開幕直前改訂版)


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ジェフ千葉のプレビュー改訂版。以前の記事はこちら(1月20日版)。


1月後半に、MFファン・ゲッセル、2月に入ってマシュー・ラムが加入した。いずれもドワイト監督の前任地・エドモントンFCに所属していた選手である。ファン・ゲッセルは身長192cm。話題の巨人オーロイが204cmなので、つまりはそういう路線で来るらしいw。
ラムちゃんのほうは、182cmとまあ普通?である。


キャンプ中からオーロイをトップに置いた4-2-3-1を採用してチームを作ってきた。前からボールを追うのではなく、いったんポジションをセットしてから囲い込む待ち受け型プレッシングを繰り返し練習してきたらしい。昨季、カウンターからの失点が多かった反省もあるのだろう。その甲斐あってか、ちばぎんカップでは柏を零封して勝利している。

一方、攻撃面ではまだ戦術が浸透していないらしく、練習試合などのレポートを読む限り、後方からのサポートが遅れ、オーロイが前線で孤立する場面が目立つらしい。


長期離脱者は発生していないが、ミリガンがケガで出遅れ。あと、ファン・ゲッセルがなかなかチームにフィットしてこないようだ。


開幕スタメンはちばぎんカップのメンバーがベースになると思われる。フォーメーションは前述の通り4-2-3-1。
正GKは岡本が有力。CBは青木良太と名古屋から加入した竹内のコンビ、右SBにボランチからコンバートされた山口、左SBに坂本が入る。ボランチ佐藤勇人と伊藤(もしくはファン・ゲッセル)とのコンビ。トップ下は米倉、右MFに青木孝太もしくはラム、左MFが深井、そして1トップにオーロイ


昨季よりやや層が薄くなってはいるが、昇格争いに絡んでくることは間違いないと思う。オーロイの高さはやはり脅威だろう。あのサイズの物体はピッチ上に存在するだけで邪魔w。名古屋のケネディがやってるように、ファーサイドに構えてクロスを落とす、というプレーをやられると、J2のDFでは止めきれないと思う(ま、J1のDFでも止められないけど)。


この巨人に対抗するには、とにもかくにも体を寄せて自由にヘディングさせないこと、それから落としに飛び込んでくる2列目にしっかり付いていくこと。東京は、去年のアウェイ名古屋戦でやったような守りを思い出してやればいい。


千葉の編成上の問題は、オーロイのバックアップとなるターゲットマンがいないって事ですね(巻は帰ってこないのか?)。攻撃面の戦術浸透が遅れている状況では、オーロイ依存のサッカーになりかねない。それだけに、オーロイが出場できないときの戦術を構築できるかどうかが、昇格の可否を左右すると思う。


それでですね、今年は2年ぶりのフクアリです。サマナラ、ソーセージ盛り、タコス・・・ああ、カロリー過剰になりそうw