2011年J2第18節 水戸ホーリーホック 2 - 3 FC東京(観戦20試合目)


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第17節は、ケーズデンキスタジアムで水戸との対戦。
新幹線で上野まで出て、そこからは常磐線鈍行。水戸の2つ手前の赤塚まで、上野から約2時間である。


赤塚の駅からはシャトルバス。バスに乗り込んだとき強めの雨が降ってきたが、約15分後にスタジアムに着くころには上がっていた。


ケーズスタのメインスタンドは震災で破損し、現在修理中。何かに似ている・・・


オーラバトルシップ、ゲア・ガリング。似てね?


さて、試合。
キックオフ時には雨が完全に上がり、時々陽がさすようになる。ピッチはまだら。ときどき妙なバウンドがみられ、敵味方ともに苦労していた。


東京は4-2-3-1。先発は前節と同様。ベンチからは阿部巧が外れ、代わりに鈴木達也が入った。


水戸は4-4-2。CBのルーキー塩谷は国士舘大時代に柱谷監督(当時国士舘コーチ)の指導を受けたことがある。ボランチ村田とFW常盤は東京U-18出身。


荒れたピッチと激しい当たりと主審の怪しげな判定に苦しめられる、いかにもJ2らしいゲームとなった。

立ち上がりから東京がボールを保持して攻め込む。これに対し、水戸は前から無理に獲りに来ず、リトリートしてスペースを埋める。
水戸はコンパクトな陣形を保ち、かつボールホルダーへのアプローチも速い。このため、東京は守備ブロックの中でボールを収めることが難しく、またアタッキングサードでの動き出しに乏しいので、水戸の守備陣を崩せない。守備ブロックの外側でパスを繋いで、結局は待ち構えた相手に対してクロスを入れ、はね返される場面が続く。まだ、何をトリガーにして連動するか、掴み切れていない状態が続いていた。


水戸は、押し込まれたというより、前から奪いにいくときと下がって人垣を築くケースとを使い分けているように見えた。
下がっていても、虎視眈々とカウンターのチャンスを狙う。
案の定、東京がパスミスを狙われてロングカウンターを受ける場面が続出しヒヤヒヤ。


勝負の綾はサイドの攻防。この試合、徳永・北斗ともに前目のポジション取りで、攻撃的に振る舞おうとしていた(特に前半)。水戸はサイドハーフが高い位置に張って裏のスペースを狙うので、闘将にとっては実にツボな展開だっただろう。チャンスとみるや複数が長い距離を走ってくるカウンターはなかなか鋭かった。


徳永はバランスを取る意識があったが、島田をウォッチするためポジションを下げたところの前のスペースを保崎に使われていた。
北斗は高い位置を保っていたため、その裏を小池に利用された。北斗はダイナミックに動く小池を捕まえきれず、タッチライン際のスペースもダイアゴナルに入ってきたときもマークに付ききれないことが多かった。
13分、島田のクロスに常盤が潰れてファーに小池が飛び込んだ場面が東京にとって最大のピンチだったかな。


20分すぎから、水戸は次第に前に出てきて、ショートカウンターを繰り出すようになる。繋ぎからコンビネーションで中央突破を狙う場面もあった。水戸はボールホルダーへのアプローチが速くて早いのだが、当たりがラフ・・・危険なプレーも散見された。


30分ごろからは水戸もややパワーダウン。しかし、前から奪いにくる姿勢は変わらないため、東京も羽生・セザー・谷澤を使ってカウンターを試みる。34分、セザーが遠目から狙ったシーンは惜しかった(シュートはサイドネット)。


前半終わり近くは、東京がゆったり繋いでゲームをコントロール。両者無得点で前半を終えた。


ハーフタイムの選手交代はなし。


後半も水戸は積極的に前から奪いに来る。
繋ぐことしかできない東京は正面から対抗、中盤での奪い合いが続く。しかし、徳永・北斗の守備は修正され裏のスペースをケア、水戸はカウンターを繰り出せない。また、ミスでチャンスに繋げられない場面も目に付いた。


ハーフタイムに修正が入ったのか、東京は裏への動き出しの頻度が高くなる。繋いで全体で押し上げるケースと、後ろで回して前線の動き出しに合わせて長いボールを送るケースを使い分けていた。


攻撃が手詰まりになってきたのを見て取ったか、闘将はロメロ・フランクを投入。常盤に代えてそのままFWである。


選手交代直後、ゲームが動く。
東京の先制点は、羽生の動き出しがきっかけ。ロングボールを収めようとした羽生がファウルを受け、ゴール正面やや右でFK獲得。羽生さんに収まることはほとんどないので、落ち着いて対応すれば良かったものを・・・
5人が集まっての鳩首会談の後、北斗と森重が蹴る体勢に。北斗のフェイクから(近すぎて邪魔だったらしいw)、森重がカーブをかけてゴール左に決め、東京が先制した(54分)。


前へ出てくる水戸をいなしながら東京は2点目を狙う。57分、サイドチェンジを受けた北斗がガラ空きの左サイドを前進、ペナルティエリアへカットインして勝負を掛ける。これに対応した岡田が足を引っかけてしまい、PK獲得。セザーがPKを蹴りたそうにしていたが、ベンチの指示でキッカーは梶山へ変更。無事、PKが成功してスコアを2-0とする。これで試合は決まったと思ったが・・・


ここから水戸の反撃が始まった。
FWに入ったフランクが、うまく守備ブロックのギャップに入ってクサビを収め、起点になる。青森山田のときも、流経のときも、彼のFWでのプレーは見たことがなかったが、こんなに効くは思わなかった。大学時代、なぜ、中野監督はFW起用しなかったんだろう。かなり役立ったと思うのだが・・・(後知恵)。


東京がフランクを起点とした水戸のボール回しに振り回され始め、ちょっといやな流れになってきた。水戸は左サイドでのパス交換。保崎→島田→村田と渡って、村田がヒールで流して、マークをはずした保崎がカットイン。村田に付いていった高橋が反転して保崎の後方から足を伸ばす。ボールに行ったとおもったが、保崎が倒れてホイッスル。試合のときは反対側のゴールだったので自信が持てなかったが(ブーブー言ってたけど)、録画をみると、こりゃPKじゃないよw。
激昂する高橋に警告が出され、水戸のPK。キッカーは保崎。ループショットを一度は塩田が叩き落とすが、保崎がしっかり詰めて水戸が1点を返した(66分)。


判定自体は怪しいが、守備ブロックを崩されたのは事実なので、ネジを巻き直したい東京は、田邊に代えて石川投入(71分)。石川が右MFに入り、それまで右を主戦場としてきた谷澤が左に回った。
水戸も疲れの見えた小池に代わって小幡を投入。ポジションはそのまま右SH。


主審が第二の事件を起こしたのは選手交代の直後。
左サイドでクサビを受けようとした谷澤が後方から岡田にチャージされ倒れる。主審は岡田にイエロー呈示。カードに記入しようとしたところで2枚目であることに気付いた模様で、岡田は累積で退場となった。2枚目であることを主審が認識していたら、おそらくカードは出なかっただろう。岡田自身はこの試合をとおしてずっと穴であり続けたため、どこかの時点ではもう1枚出たかもしれないが・・・


10人になった水戸は4-3-2フォーメーション。保坂が右SBに回り、左SHだった島田がポジションを下げる。中盤は右から小幡、村田、西岡の並び。トップには遠藤とフランクの2枚を残した。反撃のため前線に2枚残したことが、この後の石川のゴールの呼び水になるのだが。


78分、東京は後ろで繋いでから、高橋が縦パスでスイッチを入れる。これを受けた梶山が、ルックアップしてエリア右、水戸SBの外側へパスを出す。右にはセザーが開いていたが、その後方から石川が割り込みを掛け、ボールを奪って?一気に裏へ。東京の右サイドは島田1人で見ていて、水戸は1vs2の数的不利だった。
石川のファーストタッチ、その後のシュートともお見事。2009シーズンの神がかっていた時期を思い出させるプレーで東京が3点目。
さすがにこれで決まりだろう・・・と思ったけど。


10人になってサイド攻撃を繰り出せなくなった水戸はフランク、村田を起点とするパスワークで勝負にでるが、ミスもあってシュートに結びつけられない。


あとは、東京がボールを回して終わり、と思いきや、水戸が反撃。
88分、北斗が後方に下げたボールを迎えに行った今野が2人に囲まれ、奪われてカウンター。東京は一度はこれをはね返すが、セカンドボールを拾った村田がペナ手前からミドルシュート。塩田が一歩も動けない見事なシュートが決まって水戸が1点差に詰め寄った。


しかし、水戸の反撃もここまで。ロスタイム、保崎が粘ってゴール前に放り込む場面もあったが、シュートまで行かず。最後は東京が時間を使って試合終了。いろいろあって最後はヒヤヒヤだったが、無事勝ち点3を手にした。


この試合、お互いがサイドで攻撃的に出たこと、また、水戸が10人になってからのシステムが試合の綾となった。
上述のとおり、東京の両SBが攻撃的で、それが水戸のカウンターの呼び水となったが、サイドアタックからの得点機会も得たし、岡田の退場も引き出した。
岡田の退場後、闘将が前線に2枚残してサイドにスペースを空けたことが、石川の結果的に決勝点となったゴールを与えてしまった。


そういう、ゲームの綾を楽しめた試合だった。


水戸は、攻守の切り替えが速くファイトし続けられる、いいチームを作っていた。判断に迷いがないところが好印象。思い切りの良すぎるところが裏目に出た格好だったが、まだ伸びしろはありそうなチーム。柱谷さん、今回の監督業はいまのところうまくいっている模様。若い選手主体のチャレンジャー、という立ち位置が合っているのかもしれない。
ただし、シュートパターンを見ていると、カウンターがはまった前半はともかく、後半は終盤の村田が決めたミドルしかシュートを打てていない。東京に対して真っ向勝負に出て、それなりにボールを奪えたけど、フィニッシュに繋げられていない。プレーを急いで、ミスになってしまっている印象がある。まだ若いなあ。フランクが入ってからだいぶパスが回るようになったので、11人のまま後半が続いていたらどうなっただろう、という興味、というか心配が残る。


東京は、前半グダグダだったものの、後半は盛り返した。やはり、裏へ動き出す選手を使わないと。後半は、後ろで繋いでロングフィード、というオプションが効いていた。繋ぎからコンビネーションで崩すという部分は依然として課題。パスを受けるときの体の向きが悪いので、ターンできずに戻すか横に出すしかない。どこで前を向くか、というところがイメージできていない印象。細かいところは選手同士で話合って詰めていくとしても、監督ないしコーチがうまく方向付けをしてくれていればいいのだが。
守備面では、カウンター対策が引き続き課題。ハーフタイムに指示があってから良くなったようだが、ゲーム中に修正できるようになって欲しい。


帰りも常磐線。疲れたので、ガラガラのグリーン車で寝て帰った。ビール飲みすぎって話もあるが。


小ネタ
・水戸グルメは、カレー、牛タンソーセージ、ぐるぐるソーセージ、ベーコン焼き。
ホーリー君がお茶目。
・水戸サポはJリーグから借りた資金返済の足しにと、アウェイ側でも募金。
・東京はメインに声だし隊、サイドスタンドに太鼓と大旗、という分裂応援w(メインが太鼓禁止なので)。
・「走れホーリーホック」はお役ご免になったらしい。新しい応援ソングが披露されていたが、破壊力はいまいち。
・水戸のチャントがDay dream believerとかRaindrops Keep Fallin' On My Headとか、癒し系。


以下、写真。


入場ゲートはバック側にあった。水城高校の隣なんだ。


水戸ちゃんは黄門祭りの参加者を募集しているらしい。


「走れホーリーホック」はお役ご免になったらしい・・・


バック側で御挨拶。カメラはこっち側にあるのです。

前半は飛ばして・・・(おい)

ハーフタイム、ホーリー君がアウェイ側にもきてくれた。下田のゲーフラ持ったり・・・・


客のベーコンを奪ったりw・・・お茶目だ。


後半。森重のFK直前の井戸端会議。

徳永「決まったら、ゆりかごしてくんね?」


かったー(ドタバタしたけどな)。


最後に試合のメモ。細かいの嫌いな人は飛ばしてw


1分、東京:今野のロングフィードが右サイドの谷澤へ。保崎との競り合いになり右CK。谷澤はファー狙い、セカンドボールを拾った徳永に対し水戸がファウルタックル。ゴール正面約35mのFKを北斗が直接狙うが壁に当たって右CK。谷澤は再びファー狙いも、クリアされる。

3分、水戸:東京のパスミスからカウンター。右サイドのオープンスペースを小池が前進、カットインからシュートを狙うが北斗がブロック。右CK、キッカー島田。ニアへの早いボールを小池がフリックしようとするがラインを割る。

6分、東京:羽生のパスカットからカウンター。谷澤がドリブルで突っ掛けて右へ展開。徳永がクロスを入れるが水戸DFがクリア。

9分、東京:繋ぎから高橋が裏への飛び出しでフィードを引き出すが合わず。拾って2次攻撃、左サイドに抜け出した田邊がタッチライン際からクロスを入れるが本間がキャッチ。

11分、水戸:常盤がクサビを落とし、受けた遠藤が裏へスルーパス。島田が裏へ抜けようとするが、戻ってきた谷澤が対応。

13分、水戸:東京のスローインを常盤がカット、こぼれ球を拾った村田が左サイドのスペースへフィード、遠藤が収めてドリブル。対応した森重が足を滑らし、今野が引きずりだされる。今野がアプローチする前に遠藤がクロス、中央で常盤が潰れて、ファーに小池が飛び込むが塩田が飛び出してシュートブロック。


17分、東京:カウンター。梶山がタメを作ってスルーパス。セザーが反応するが、本間が出てきてキャッチ。

18分、水戸:パスカットからショートカウンター。小池が右サイドを疾走してクロスを上げるがワロス

19分、水戸:村田が左サイドへ展開。徳永の前のスペースを使って保崎?が中へ折りかえすが東京がカット。

22分、水戸:右スローインからの競り合い、遠藤が北斗が引き出された裏のタッチライン際にパスを流し、岡田が飛び出すが、高橋が戻って対応、CKに逃れる。右CK、島田がゴール正面に曲がり落ちるボールを蹴るが、飛び込む選手がおらず高橋がクリア。左CKになるが塩田がキャッチ。塩田のスローからカウンターになりかけるが水戸が奪い返し、塩谷がロングシュートを狙うが浮いてしまう。

24分、東京:繋いで攻め上がり、中央で谷澤がタメてから右へ展開、徳永のクロスを中央で受けたセザーがワントラップターンからシュートするが水戸DFがブロック。

27分、水戸:中盤の競り合いでボールを奪い、小池がミドルを狙うがハズレ。

27分、水戸:中盤の奪い合いで遠藤が収め、ターンしてコンビネーションからスルーパス。東京DFがカットするが、跳ね返りを拾って小池がミドル。今度は枠を捉えるが塩田の正面。

29分、東京:裏へ走る羽生に向けて今野のロングフィードが飛ぶが、本間がキャッチ。

30分、東京:繋ぎから、田邊が左クロス、中央の谷澤に届くがトラップミス。

32分、東京:カウンター。谷澤がドリブルで突っ掛けて左へ展開。北斗がゴールライン際からクロス。水戸DFが触って、あわやOGのところを本間が押さえる。

33分、東京:繋ぎから徳永。保崎と競り合いながら、クロスを入れる。ニアに羽生が飛び込んで触るが枠外。

34分、水戸:西岡が裏へフィード。小池が完全に裏を取るが、ボールが長く塩田がキャッチ。

34分、東京:→塩田のフィードをセザーが収めて、左サイドから仕掛けてシュート。惜しくもサイドネット。

36分、水戸:東京のパスミスからカウンター。島田から小池に渡るが、徳永が潰す。

37分、水戸:繋ぎから左へ展開、島田のクロスに複数が飛び込むが東京DFがカット、こぼれを塩田がパンチング。

41分、東京:繋ぎから北斗のクロス2発も水戸DFがクリア。

44分、東京:繋ぎからセザー→羽生と渡ってゴール前にクロス。田邊が飛び出すが本間がキャッチ。


45分、水戸:村田が裏へロングフィード、東京DFのはね返しを拾ってまた裏、しかしオフサイ。

45分、東京:セザーのロングシュートは水戸DFがブロック。

48分、東京:10本以上繋いで、右タッチライン際で羽生がキープ、ファウルを受ける。谷澤のFKはニアのセザーを狙うが、島田がクリア。

49分、東京:繋ぎから羽生がカットインしシュート、DFがブロック。

51分、東京:繋ぎから北斗→田邊がワンタッチで裏、誰も反応できず。

51分、東京:後ろで繋いでロングボール、羽生が反応するがファウルを受ける。ゴール正面やや右25mでFKゲット。セットプレー前に、水戸は常盤→フランクに交代。

54分、東京:5人が集まって協議後、北斗と森重がセット。北斗がフェイント、森重がカーブをかけて壁を越し、ゴール左へ直接FKが決まる。東京先制1-0。

55分、東京:カウンター。羽生から谷澤へ繋いでドリブルで前進。最後はセザーがクロスを入れるが水戸DFがカット。

56分、水戸:後ろで繋いでクサビ。フランクが受けてタメ。サポートから左へ流して島田がアーリークロスも塩田がパンチング。

57分:東京:サイドチェンジで左オープンへ。北斗が受けてカットイン。岡田が対応するが足を掛けてしまいPK献上。セザーが蹴ろうとするが、ベンチの指示でキッカー梶山。落ち着いてゴール右に決めて東京2点目。

60分、水戸:左サイドで遠藤→島田と繋いでクロスを入れるがブロック。左スローインから競り合いでCKゲット。村田がニアの小池を狙うがクリアされる。東京のカウンター、セザーがタメてスルーパスを出すが誰も反応できず。

62分、水戸:左サイドでパス交換から崩そうとする。いったんはね返されるが、拾って2次攻撃。左タッチライン際を保崎が前進。谷澤が対応するが、保崎は高い位置で張っていた島田へパス。島田を徳永と挟んで潰すために谷澤が前進、保崎のマークを放す。村田がサイドに流れてきてサポート、島田は挟まれる前に村田へ渡す。高橋が付くが、村田は寄せられる直前にヒール?で後ろに返し、中へ入ってきた保崎が受けてそのままカットイン。高橋が反転して後方からナイスタックル、ボールに行ってクリア。保崎が引っかかって倒れる。しかし、これがPK判定。東京は抗議するが高橋が異議で警告。PKキッカーは保崎。真ん中へループで蹴るが、右に飛ぼうとした塩田が踏ん張って左手で叩き落とす。しかし、保崎が詰めて押し込み、水戸が1点返す。

66分、東京:キックオフから繋ぎ、セザーがキープからクロス、羽生がヒールで流して梶山が裏へ走るが合わず。

67分、水戸:カウンター。小池からフランク、キープして攻め上がりを引き出すがパスミス

68分、水戸:カウンター。左サイドを島田がドリブル。高橋を振り切ってクロスを入れるが今野がクリア。

69分、東京:北斗が中へ入れて、羽生が流し谷澤が裏へ抜けようとするが、水戸DFがカット。この後、田邊→石川の交代。水戸も疲れが見える小池から小幡へスイッチ。

70分、東京:クサビを受けようとした谷澤が岡田に後ろからチャージされ倒れる。岡田が2枚目の警告で退場。主審は警告を出してから、2枚目であることに気付いた模様。水戸は4-3-2に変更を余儀なくされる。

73分、東京:後ろで繋いで梶山がロングフィード。石川が裏に走るが追いつけず。

74分、東京:後ろで繋いで北斗→谷澤とわたるが、塩谷が対応してゴールラインを割る。谷澤が看板ハードルw。

76分、水戸:中盤の奪い合いを制し、フランクが左へ展開。島田がオーバーラップしてクロスを入れるが東京DFがカット。

78分、東京:後ろで繋いで、高橋が縦パス。梶山が受けてエリア右へスルーパス。右サイドにはセザー、石川がいて数的優位。セザーの後ろから出てきた石川がワントラップでDFの裏のスペースに置き、コースを確保して本間の手の先をかすめる強シュートを逆サイドネットに決める。

79分、水戸:遠藤→神村へ交代。

82分、水戸:ミドルサードで繋いで村田が遠目からクロス。中央にフランクがいたが打てず。

83分、東京:繋ぎから縦パスで石川を走らせる。石川のクロスからセザーがターン、シュートを打つがブロックされる。セカンドボールをセザーが拾ってスルーパス。長駆してきた高橋が中央のスペースに入り込むが空振り。

83分、東京:セザー→鈴木に交代。

88分、水戸:東京が繋ぎ。北斗が戻る。今野が前に出てサポート。北斗は今野に渡して裏のスペースを埋める。今野に対して神村とフランクが詰めてきて奪う。フランクから中央の西岡を経由して左へサイドチェンジ。島田が中央に走り込む神村へクロスを入れる。神村が競ってこぼれたボールを村田が拾い、対応した羽生を切り返しで外してペナ手前からミドル。これが決まって水戸2点目。

89分、東京:羽生→大竹。そのままFW。

90分、東京:左コーナーでキープ。水戸が奪いにきてこぼれたボールを大竹が頑張って拾い、ゴールライン際から折り返し。ボールがやや後ろに入って石川が打ち切れず。セカンドボールを拾った水戸がカウンターを試みるが止められる。

90+1分、東京:中盤での奪い合い。奪って梶山がスルーパス。谷澤が走るが水戸がカット。

90+2分、水戸:奪い合いを制して保崎が勝負。切り返しでコースを作ってゴール前に浮き球を送るが、誰にも合わずにボールが抜ける。

残り時間は東京がキープ→スローインを繰り返し、試合終了。


(この項終わり)