東京のない週末(2)-乗り鉄紀行:磐越西線

仙台から新潟への帰りには、磐越西線を使うことにした。
まず、東北新幹線磐越西線の始発駅・郡山を目指す。朝8時、七夕飾りがたなびく仙台駅で朝食を物色。この時間からやっている牛タン屋があったが、さすがに朝から食べる気にならず、軽めの弁当を買って、仙台発8:42の新幹線に乗り込む。
郡山から、9:43発の磐越西線会津若松行きに乗る。



車両はこんな感じ。赤べこがかわいい。
曇り空の下、まず会津若松を目指す。猪苗代のあたりで会津磐梯山が見える。晴れたら絶景だったのに。



会津若松駅に着くと、赤べこだらけだった(笑)。



会津若松10:01発の快速に乗車。この列車に乗ると、乗り換えなしで新潟駅に着く。雨が降り始め、外の風景が楽しめない。車内はけだるい雰囲気。
ところが、列車すれ違いのため停車した駅で、車内がざわつく。外を見ると撮り鉄さんが一人、雨にもかかわらず、カメラを構えている。ひょっとして、と思ったらやっぱり来ました。



SLばんえつ物語号。この駅、すれ違いのために止まっているだけで、快速列車の乗降駅ではないため、外に出して貰えない。車内から雨滴の付いた窓越しに撮影したため、こんな感じになってしまった。



新潟までの間、もう一カ所、津川駅ですれ違いのために停車。10分以上止まっていたと思う。依然として雨。この駅、構内がやたらただっぴろい。かつては磐越西線の拠点の一つにでもなっていたのであろうか、いくつも引き込み線がある。だが、止まっているのは小さな整備用機関車が一両だけで寂しさがただよう。


列車は阿賀野川沿いの渓谷地帯を抜け、新潟の平野部に入る。最初の大きな街は五泉。その後、新津、亀田と新潟市ベッドタウンが続き、次第に乗客が増える。浴衣を着た女の子が多いので、なぜかなあと思ったら、今日は新潟祭りの花火の日だ!(忘れとったよ)。
新潟祭りは観光客を呼ぶより、むしろ地元の人が楽しむという祭りだけれど、信濃川沿いで行われる花火はそれなりの規模です。
祭りにざわめく新潟駅に13:36到着。東京のない週末の乗り鉄紀行はこれにて終了。

この2日間の乗車距離、750km。うち新規乗車距離は416km(全てJR)。陸羽西線陸羽東線石巻線仙石線東北本線利府支線・磐越西線を完乗。
これで、JR東日本は、総営業キロ7405.8km中、乗車5042km、未乗2363.8km、乗車率68%。
JR全体では、総営業キロ1984.7km中、乗車10243.1km、未乗9601.6km、乗車率51.6%。
宮脇俊三への道は遠い。


今週末は、小出に前泊して早朝の只見線会津若松再び、その後、会津鉄道野岩鉄道東武経由で日光、そこから古河サッカー場の最寄り駅(爆)の一つである栗橋まで東武日光線で移動したあと、東北本線に乗って宇都宮、そこで餃子大会栃木SC愛媛FCナイトゲームを、地の果てグリーンスタジアムで観戦予定。