丸亀への道(別府と湯布院を通ったけど温泉には浸かってないよ編)

朝六時起床。手早く荷造りをすませ、まだ暗い中を新飯塚駅へ急ぐ。
本日の乗り潰し対象は、平成筑豊鉄道田川線、別府・ラクテンチケーブル、久大本線の残り区間(大分-夜明)である。


まず、JR後藤寺線日田彦山線を乗り継いで、平成筑豊鉄道田川線の始発駅である田川伊田駅を目指す。田川線日豊本線行橋駅へ出て、そのから鈍行を乗り継いで別府へ。ケーブルに乗ってから大分に向かい、12:56分発の久大本線鈍行で同線の残り区間を乗り潰す予定だった。
ところが・・・

早朝のボタ山なんかを撮ってみた。そんなことしているうちに・・・・突如腹痛が襲ってきた。
田川伊田駅まですぐなんで、この列車のトイレに入るとそのままどこかへ連れて行かれる可能性があり、かといって乗り継ぎ時間が短いんで駅でトイレに行ってる時間は無いし、でも田川線にはトイレが付いてないんで乗ってしまうと行橋駅まで我慢しなきゃならないならないし、と悩んでいるうちに症状が悪化orz。結局、田川後藤寺駅でトイレに駆け込んだ。
数分後、さわやかな気分でホームに出たが、もちろん乗る予定だった列車はすでに出発してしまっている。


このあとは、別府までの接続が悪くなるので、ラクテンチケーブルに乗ることが厳しくなってしまった。やむなく予定変更。ケーブルに乗らずに直接大分を目指すことにした。ラクテンチケーブルは、別府の山の上にある古めかしい遊園地内にあるケーブルカーだが、鉄道事業法に基づいて認可・運営されており、乗り潰しの対象となる。ところがこの遊園地、経営難でしばらく閉鎖されており、この7月に再開されたものの、今後どうなるか怪しいものがある。今回乗れないのは痛いのだが、かといって鈍行で日豊本線久大本線に乗る時間もそうそう作れないだろうし、来年J2大分を見に来ることにして、その時に乗ろう、と苦悶の中で苦渋の決断を下した。いや、下った。国立で○○○ターレなんて言ったから、バチが当たったのかも・・・



平成筑豊鉄道のキャラクターは「ちく丸くん」です。
田川伊田駅から田川線に乗車。朝の通学時間帯なんで2両編成である。車内には女子高生がいっぱいw。うみゅー、かわいい娘はいないかな、と品定めしていたら二駅先の勾金駅で全部降りてしまったorz。


行橋駅から日豊本線で大分を目指す。大分まで通しで行く鈍行は無く、途中、中津駅でしばらく接続待ち。

中津駅構内では、税務署主催の書道展覧会が行われていた。なんか、怖いんですけど。



大分では名物のとり天と炙り鯖寿司を購入。久大本線の車内で焼酎を飲みつつ食す。
大分で見た試合の内容は忘れても、うまいものは忘れない。


ほろ酔い気分で由布岳を眺めようとしたが・・・

雨に加えて濃霧。だんだん何も見えなくなってくる。高速道路は閉鎖されてたみたい。


途中駅で小さな男の子を連れた老夫婦が乗り込んでくる。この子、たぶん3歳ぐらいだと思うが、車内をタタタと走ってきてオイラの持ってる「日本鉄道地図帳・九州編」をがばっと掴んだ。裏表紙がJR九州の広告で、特急列車の写真がずらりと載っているのに惹かれたらしい。本を渡してやると、その子はにこにこしながら開いたが、中身は子どもには意味不明な記号と文字の羅列。きょとんとして、すぐ返してくれた。

久大本線も通しで走る鈍行はなく、途中、豊後森駅で接続待ち。着いたとき、雨は止んでいた。田舎町の洒落た駅舎。昔は機関庫が置かれ、SLで賑わっていたと言うが、その名残りか?

機関庫と転車台は残っていた。今はぼろぼろだが、鉄道公園として整備する計画があるらしい。再び雨が降り出し、早足で駅へ戻る。


日田駅日田彦山線の列車に乗り換え。日田彦山線久大本線夜明駅から分岐して北上、筑豊を縦断して日豊本線城野駅に至る路線だが、列車は日田駅-小倉駅の間で運行される。

三隈川沿いに列車は走る。

昨日立ち寄った夜明駅。これで久大本線を完乗。
暗くなってきたので、以後はカメラをしまう。あとは暇つぶしに駅毎の乗降客の数を数えたり(これでよく廃線にならんな)、読書をしたり、ウトウトしたりしながら、本日の宿・小倉をめざす。
田川後藤寺でまた乗り換え。小倉に近づくとさすがに人が増えてくる。
雨が降りしきる小倉に18:41着。これで本日の日程終了。


さあ、明日は四国上陸なるかな?