J1第29節 FC東京 2 - 1 ガンバ大阪(観戦83試合目)
日時:2005年10月30日(日)15:00キックオフ 会場:味の素スタジアム 観衆:34848人 主審:上川 得点:シジクレイ(G大阪、1分)、馬場(東京、44分)、今野(東京、71分) 警告:吉原(G大阪、33分)、アラウージョ(48分)
東京のスターティングラインナップ。
ルーカス 戸田 馬場 阿部 今野 梶山 金沢 茂庭 ジャーン 藤山 土肥
サブスティチューション:遠藤、三浦、栗澤、規郎、ササ
選手交代:戸田→規郎(23分)、阿部→栗澤(87分)
G大阪のスターティングラインナップ。
アラウージョ 吉原 フェルナンジーニョ 家長 松下 遠藤 橋本 實好 シジクレイ 山口 藤ヶ谷
サブスティチューション:松代、入江、二川、松波、大黒
選手交代:松下→二川(HT)、吉原→大黒(HT)、フェルナンジーニョ→入江(75分)
みんな、予感がしたでしょう?ここでやっちゃいそうなことを。
こんなときほど、なぜか本来の力を発揮してしまうのが僕らのクラブなのだ(今頃遅いといえば遅いけどw)。
開始直後にマークミスからシジクレイに先制を許したが、その後は東京が主導権を握った。
鬼プレスで怖い前線3人へのパスを出させなかったことが第一の勝因。そしてその怖い3人に一対一で仕事をさせなかったDFラインのがんばりが第二の勝因。
G大阪は、確かに失点は多い。前線に人数をかけているのがその一因だが、その前線が強力で多少の失点はものともしないこと、また前線がプレーをやりきることが多いので、人数をかけて攻めても致命傷になることは少なく、差し引きでは大きなプラスになっていた。しかし、今日は攻撃がことごとく寸断され、東京の反撃を浴びてしまったのだ。
まだスタッツを整理していないが、公式記録で顕著なのがシュートとFKの差。東京はシュート22本!、FK9本。G大阪はシュート11本、FK20本!
東京は中盤で厳しく当たり、結果的に多くのFKを献上したもののシュートまで持って行かせなかった(危ないFKはあったけど)。G大阪は相手を中盤で止めきれず、フィニッシュまで持ち込まれてしまった。最終ラインが体を張って多くのシュートをブロックし、藤ヶ谷も好守を見せたが、22本打たれたら2本ぐらい入っちゃうよね(笑)。
今日の勝利は、必然といってもいいだろう(←エラソー)。
サッカーとは、確率のゲームという側面を持つのだから。
しかし、その確率の中で得たチャンスを決められるかどうかは、選手個々の力だ。
前節、さんざんはずしていた馬場の、美しいコントロールド・ミドル。
いつもとかわらぬ闘志と集中力でこぼれ球を押し込んだ今野。
最後まで動きがよかったルーカス。
課題を克服した者、高いパフォーマンスを維持するもの、しっかりとコンディションを整えてくる者。
その彼らを照らす、雲間からのぞいた、10月の暖かい陽差し。
シーズン終盤に来て、ようやくチームが噛み合い始めた、という気がする。
後はどうやってササを生かすをつくるかが課題だな(今日の展開では、ササを使うチャンスがなかった)。あ、それからDFのバックアップもね(増嶋どうした)。
これで勝ち点38。17位緑とは12差、16位柏とは8差。自動降格はもちろん、入れ替え戦もほぼ回避できたといっていいだろう(柏が残り5試合で2勝2分以上できるかというと、ちょっとな・・・)。
つーわけで、下は気にしないでいいから、鹿さんも犬さんも、アヒルも海豚も桜も食っちゃってください。
個人的には、ササを使ってスーパーゴールショー演出を希望。
詳しいことは宴会のあとで(今から出撃する気かい?)